コールドゲーム』は、和泉かねよしによる日本漫画作品。『ベツコミ』(小学館)2017年8月号から連載開始[2][1]

コールドゲーム
ジャンル 少女漫画
漫画
作者 和泉かねよし
出版社 小学館
掲載誌 ベツコミ
レーベル 別コミフラワーコミックス
発表号 2017年8月号 -
発表期間 2017年7月13日[1] -
巻数 既刊8巻(2023年9月8日現在)
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

2018年に講談社集英社、小学館、白泉社の4社により行われた今読むべき少女漫画を推薦する「4社合同少女マンガフェア 2018」にて、本作は『Cocohana』(集英社)の編集者から推薦された[3]

2018年12月、「このマンガがすごい! 2019」オンナ編にランクイン[4]

『ベツコミ』2019年1月号に付属した「江口拓也がベツコミ作品のヒーロー7人を演じるドラマCD」では、本作のアーサーが江口によって演じられ[5]、同誌2019年8月号に付属の「Bitter&Sweet男子 ドラマCD」では寺島拓篤が演じている[6]。『ベツコミ』2021年1月号の付録のボイスコミックDVDから日野聡がアーサー役を担当しており[7]、後に発売された単行本第5巻の特装版同梱のボイスコミックDVDでも担当している[8]

あらすじ 編集

政略結婚で西の果てにある大国・E国に嫁ぐことになったアルナ。しかしE国は1年前に王が代替わりして以降、密偵も生きて戻らず情報がつかめない。アルナは王の命によって侍女カミラと入れ替わり、騎士として宮廷に乗り込みE国の情勢を探ることになる。一方、E国では5人の正妃候補がその座を争い、策略で命を落とすものも居る状況だった…

登場人物 編集

声は、特筆がなければボイスコミックDVD版の担当声優[9]

アルナ
声 - 七瀬彩夏
B国の王女で銀髪と青い目の美少女。15歳。10人居る王子・王女の末妹で剣技に優れる。E国の王から王妃に望まれて嫁ぐことになるが、途中で侍女のカミラと入れ替わって女騎士カミラを名乗るが、のちにスミレと呼ばれるようになる。
ヨハン・クレー
B国の有力者クレー家の当主ベンノの息子。アルナの許嫁だった。
カミラ
声 - 夏目あり沙
王家の傍流で、アルナと同じく銀髪と青い目をしている。アルナの侍女としてE国に同行するが、その途上でアルナの影として入れ替わる。
アーサー
声 - 江口拓也(「ヒーロー7人を演じるドラマCD」版) / 寺島拓篤(「Bitter&Sweet男子ドラマCD」版) / 日野聡
E国の王で、前王ヘンリーの異母弟。従兄弟のケイ(声 - 福原かつみ)と入れ替わっている。
カザリン
S国から前王ヘンリーに嫁いだ。E国の正妃候補序列1位だが、アーサーとは義理の姉弟であるとして正妃となれない状態にある。
アン・グレゴリー
E国の貴族の娘で正妃候補の序列3位。残虐な性格で、他の正妃候補を策略で陥れて殺害していく。
クリスティナ・ディアラム
正妃候補の序列4位。アンの実姉。
リズィー・オブ・グレイ
正妃候補の序列5位だったが、アンの策略によって姦通罪の罪を着せられて処刑される。
エドワード・ヒューズ
E国の貴族・ヒューズ家の長男。
アデール・ヒューズ
声 - 嶋野花
エドワードの妹でアルナ(のふりをしたカミラ)の世話係。

制作 編集

編集者によると「王妃の座を懸けた女同士のマウンティング」が本作の見どころである[10]。単行本では加筆が行われている[10][11]

書誌情報 編集

  • 和泉かねよし 『コールドゲーム』 小学館フラワーコミックス〉、既刊8巻(2023年9月8日現在)
    1. 2018年2月9日発売[10][12]ISBN 978-4-09-139843-7
    2. 2018年9月26日発売[11]ISBN 978-4-09-870143-8
    3. 2019年5月10日発売[4][13]ISBN 978-4-09-870442-2
    4. 2020年2月10日発売[14]ISBN 978-4-09-870753-9
    5. 2021年3月10日発売[15]ISBN 978-4-09-871148-2
    6. 2021年11月10日発売[17]ISBN 978-4-09-871473-5
    7. 2022年10月7日発売[18]ISBN 978-4-09-871781-1
    8. 2023年9月8日発売[19]ISBN 978-4-09-872235-8

脚注 編集

  1. ^ a b “「女王の花」の和泉かねよし、中世を舞台に秘密と野望を抱える少女描く新連載”. コミックナタリー (ナターシャ). (2017年7月13日). https://natalie.mu/comic/news/240672 2021年6月19日閲覧。 
  2. ^ ベツコミ 2017年8月号(2017年7月13日発売)”. 小学館. 2021年6月19日閲覧。
  3. ^ “4社合同少女マンガフェア開催、出版社の垣根を越えてオススメ作品を紹介”. コミックナタリー (ナターシャ). (2018年2月12日). https://natalie.mu/comic/news/269178 2021年6月19日閲覧。 
  4. ^ a b コールドゲーム 3”. 小学館. 2021年6月19日閲覧。
  5. ^ “全部江口拓也!ベツコミ男子7人を1人で演じ分けるドラマCD、撮り下ろし写真も”. コミックナタリー (ナターシャ). (2018年12月13日). https://natalie.mu/comic/news/311996 2021年6月19日閲覧。 
  6. ^ “King & Prince高橋海人がベツコミでマンガ連載、メンバー6人やジャニーズ描く”. コミックナタリー (ナターシャ). (2019年7月13日). https://natalie.mu/comic/news/339608 2021年6月19日閲覧。 
  7. ^ “「コールドゲーム」ボイスコミックがベツコミに、日野聡が若き国王アーサー演じる”. コミックナタリー. (2020年12月11日). https://natalie.mu/comic/news/408393 2024年5月3日閲覧。 
  8. ^ a b “「コールドゲーム」5巻に日野聡がアーサー演じるボイスコミックDVD、書店フェアも”. コミックナタリー. (2021年3月10日). https://natalie.mu/comic/news/419510 2021年6月19日閲覧。 
  9. ^ 【ボイスコミック】「コールドゲーム」(CV:日野聡)PV公開!”. YouTube 小学館コミック チャンネル【公式】. 2021年4月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月23日閲覧。
  10. ^ a b c コールドゲーム 1”. 小学館. 2021年6月19日閲覧。
  11. ^ a b コールドゲーム 2”. 小学館. 2021年6月19日閲覧。
  12. ^ “和泉かねよしが正妃の座を争う女同士の戦い描く「コールドゲーム」1巻”. コミックナタリー (ナターシャ). (2018年2月9日). https://natalie.mu/comic/news/269004 2021年6月19日閲覧。 
  13. ^ “和泉かねよしが“普通の大人”になりきれない男女描く新作、コールドゲーム新刊も”. コミックナタリー (ナターシャ). (2019年5月10日). https://natalie.mu/comic/news/330974 2021年6月19日閲覧。 
  14. ^ コールドゲーム 4”. 小学館. 2021年6月19日閲覧。
  15. ^ コールドゲーム 5”. 小学館. 2021年6月19日閲覧。
  16. ^ コールドゲーム 5 ボイスコミックDVD付き特装版”. 小学館. 2021年6月18日閲覧。
  17. ^ コールドゲーム 6”. 小学館. 2021年11月10日閲覧。
  18. ^ コールドゲーム 7”. 小学館. 2022年10月7日閲覧。
  19. ^ コールドゲーム 8”. 小学館. 2023年9月8日閲覧。

外部リンク 編集