シヴ・セーナー

インドの政党

シヴ・セーナー (Shiv Sena , शिव सेना) は、インドマハーラーシュトラ州を中心として、主にインド西部に支持基盤を持つ強硬右派[1][2]政党。芸能界にも影響力が強く、現在のムンバイの市政を握っており、南インドから移住してくる住民を攻撃したりしている[3]

名称 編集

シヴァージーマラーターを率い、マラーター王国を建国した中世インドの王)の軍隊(セーナー)の意。日本のメディアでは シブ・セナ または シブセナ と表記される場合が多い。

歴史 編集

 
バール・タークレー

1966年6月19日バール・タークレー英語版によって設立[4]。当初からタークレーは漫画Marmikで移民排斥を訴えており、ムンバイ(旧ボンベイ)の労働運動に強い影響力を持っていたインド共産党排除を掲げることで財界や移民に不満を持つ失業者から支援された。

2008年11月26日デカン・ムジャーヒディーンによるムンバイ同時多発テロで死者172人、負傷者239人が出た結果、2009年ローク・サバー(インド下院)総選挙では、政党連合国民民主同盟の一員として、11議席を獲得した。

今日はインド人民党などのヒンドゥー至上主義に近いものの、北部や西海岸に多いイスラム教徒の排斥ばかりでなく、南部から移住してきた住民も排斥する傾向にあり、現在もマラーティー語を話す地元民を優遇し、「マラーティー至上主義英語版」と言われるなど人種主義的傾向が濃く、極右視されることもある。

2006年にはバール・タークレーのラージ・タークレー英語版がより強硬なマハラシュトラ・ナヴニルマン・セーナーを旗揚げした。

 
ウダフ・タークレー

2012年11月16日、創設者のバール・タークレー英語版は86歳で亡くなった[4]。後継者は息子のウダフ・タークレー

参考 編集

外部リンク 編集