ジェレミー・トーマス・リード(Jeremy Thomas Reed, 1981年6月15日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス郡サンディマス英語版出身の元プロ野球選手外野手)、野球指導者。左投左打。2019年シーズンよりMLBロサンゼルス・エンゼルスで打撃コーチを務める。

ジェレミー・リード
Jeremy Reed
ロサンゼルス・エンゼルス コーチ #77
メッツでの現役時代
(2009年6月16日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 カリフォルニア州ロサンゼルス郡サンディマス英語版
生年月日 (1981-06-15) 1981年6月15日(42歳)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
200 lb =約90.7 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 外野手
プロ入り 2002年 MLBドラフト2巡目
初出場 2004年9月8日
最終出場 2011年4月10日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴 編集

2002年MLBドラフト2巡目(全体59位)でシカゴ・ホワイトソックスから指名を受け、プロ入り。2003年マイナーリーグ(AA級バーミングハム・バロンズ)で.407という高打率を記録。プロ3年目となる2004年6月にトレードで移籍してシアトル・マリナーズでメジャーデビューを果たし、打率.397を残した。

 
シアトル・マリナーズ時代
(2008年6月27日)

ルーキー・オブ・ザ・イヤーの候補としても名前が挙がった2005年は、期待されていたような打率ではなかったが、それなりの成績を残した。しかし、2006年は開幕から調子が上がらず、7月2日のコロラド・ロッキーズ戦で右手親指を骨折。そのままシーズンを終えることとなり、思い通りの活躍が出来なかった。

2007年は、ラウル・イバニェスイチローホセ・ギーエンの3人からレギュラー控えの外野手という位置づけで自己最低の成績でシーズンを終えた。

2008年はギーエンの移籍により中堅手のポジションをウィリー・ブルームクイストと争うことになり、左投手には右のブルームクイスト、右投手には左のリードという形で併用された。シーズン終了後の12月10日にマリナーズ、ニューヨーク・メッツクリーブランド・インディアンスの間で計12選手が移籍する三角トレードが成立し、ショーン・グリーンJ.J.プッツと共にメッツへ移籍した[1]

2009年はメジャーで126試合に出場したが、オフには翌年の契約を提示されずノンテンダーFAとなった。

 
トロント・ブルージェイズ時代
(2010年6月13日)

2010年は1月19日にトロント・ブルージェイズとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに参加した。開幕はAAA級ラスベガス・フィフティワンズで迎えるも、4月12日にメジャー昇格。しかし7月2日に自由契約となった。その後、7月14日にホワイトソックスとマイナー契約を結び、AAA級シャーロット・ナイツで過ごした。

2011年1月21日にミルウォーキー・ブルワーズとマイナー契約を結び、開幕メジャー入りを果たしたが、4月11日にDFAとなりAAA級ナッシュビル・サウンズへ降格した。6月2日にはミネソタ・ツインズへ移籍し、傘下のAAA級ロチェスター・レッドウイングスに所属した。

2014年にはブルワーズのマイナーリーグ担当打撃コーチに就任し[2]2016年まで務めた。

2017年から2年間はロサンゼルス・エンゼルス傘下のマイナーで打撃コーディネイターを務め、2019年シーズンからはエンゼルスの打撃コーチに就任する[3]

詳細情報 編集

年度別打撃成績 編集

















































O
P
S
2004 SEA 18 66 58 11 23 4 0 0 27 5 3 1 0 0 7 1 1 4 2 .397 .470 .466 .936
2005 141 544 488 61 124 33 3 3 172 45 12 11 4 2 48 1 2 74 10 .254 .322 .352 .674
2006 67 229 212 27 46 6 5 6 80 17 2 3 2 2 11 1 2 31 5 .217 .260 .377 .637
2007 13 17 17 2 3 0 1 0 5 0 0 0 0 0 0 0 0 3 0 .176 .176 .294 .470
2008 97 312 286 30 77 18 1 2 103 31 2 3 3 3 18 0 2 38 5 .269 .314 .360 .674
2009 NYM 126 177 161 9 39 6 2 0 49 9 0 3 1 1 14 1 0 36 4 .242 .301 .304 .605
2010 TOR 14 23 21 1 3 0 0 1 6 3 1 0 0 0 2 0 0 8 0 .143 .217 .286 .503
2011 MIL 7 7 7 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0 .000 .000 .000 .000
MLB:8年 483 1376 1250 141 315 67 12 12 442 110 20 21 10 8 100 4 7 196 26 .252 .309 .354 .663

年度別守備成績 編集



一塁(1B) 左翼(LF) 中堅(CF) 右翼(RF)
















































2004 SEA - 1 1 0 0 0 1.000 16 50 0 1 0 .980 -
2005 - - 137 383 7 3 1 .992 -
2006 - - 64 129 3 1 0 .992 -
2007 - 3 3 0 0 0 1.000 - 1 0 0 0 0 ----
2008 1 2 0 1 0 .667 6 5 1 0 0 1.000 58 132 1 1 0 .993 14 19 0 2 0 .905
2009 NYM 4 26 1 1 4 .964 50 39 1 0 0 1.000 12 29 0 0 0 1.000 8 11 0 0 0 1.000
2010 TOR 2 2 0 0 0 1.000 6 3 0 0 0 1.000 - 3 8 0 0 0 1.000
MLB 7 30 1 2 4 .939 66 51 2 0 0 1.000 287 723 11 6 1 .992 26 38 0 2 0 .950

背番号 編集

  • 58(2004年)
  • 7(2005年 - 2007年、2010年 - 2011年)
  • 8(2008年)
  • 18(2009年)
  • 77(2019年 - )

脚注 編集

  1. ^ Three-team blockbuster nets Mets Putz Mariners and Indians involved in 12-player Meetings deal”. mlb.com. 2008年12月11日閲覧。
  2. ^ Tim Van Vooren (2014年4月23日). “Brewers player a "forgotten man," but he's still helping the team”. fox6now.com. 2014年12月25日閲覧。
  3. ^ Maria Guardado (2018年11月2日). “Angels promote Reed to hitting coach” (英語). MLB.com. 2019年3月21日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集