ジブチ空軍 (DAF) (フランス語: Force Aérienne du Djibouti:FAdD、ソマリ語: Ciidanka Cirka Jabuuti)は、ジブチの空軍。

ジブチ空軍
誘導路上のジブチ空軍Mi-35
活動期間1977年
国籍ジブチの旗 ジブチ
兵科空軍
任務航空戦
兵力370 名
上級部隊ジブチ国防軍
司令部ジブチ ジブチ基地
渾名DAF
彩色ライトブラウン
ブラウン
ブルー
装備16 機
識別
ラウンデル
軍旗
使用作戦機
攻撃機Mi-24
哨戒機セスナ 206
輸送機L-410Y-12 Mi-8MA-60C-23

1977年6月27日にフランスからジブチ共和国が独立した後、ジブチ国防軍の一部として設立された。

ジブチ空軍は、ジブチの領空を防衛し、地上のジブチ陸軍を支援することが任務とされ、陸軍の指揮下におかれていた。

ジブチ基地に司令部を置く。

2018年時点で、360人の人員により、少数の輸送機とヘリコプターを運用している。

歴史 編集

発足当初の航空機は、フランス製の3機のノール N.2501 トラトラ輸送機とアルエット IIヘリコプターだった。

1982年、ジブチ空軍は、2機のユーロコプターAS355 エキュレイユヘリコプター、また1985年セスナ402C英語版、続いてセスナ 206によって増強された。

1985年、アエロスパシアル アルエット IIIが退役し、アンブール空軍基地で展示された。2年後、3機のノール ノラトラ輸送機も退役、しばらく基地で展示された後フランスに返還された。

1991年に導入したセスナ 208 キャラバンに続き、90年代前半にはロシア製の機種が続けて導入された。 これらは、4機のMi-2、6機のMi-8、2機のMi-17ヘリコプター、および1機のアントノフAn-28小型輸送機であった。

パイロットの育成、教育は、必要に応じてフランスで実施されたあと、ジブチ国内でも継続して訓練されるが、新しいパイロットの需要も低く、ジブチ空軍に在籍するパイロットは約310人程である。

装備 編集

機体名 開発国 機種 派生型 用途 備考
輸送機
MA-60   中国 輸送機 MA60H-500 2[1]
Y-12   中国 輸送機 Y-12E 2[1]
セスナ 208 キャラバン   アメリカ合衆国 汎用輸送機 1[2]
L-410   チェコスロバキア 輸送機 1[2]
ショート C-23 シェルパ   イギリス 輸送機 2 アメリカ軍[3]
ヘリコプター
Mi-17   ロシア 汎用輸送ヘリ 2[2] 一機は元オウム真理教
Mi-24   ロシア 攻撃ヘリコプター Mi-35 2[2]
ユーロコプターAS355 エキュレイユ   フランス 汎用ヘリコプター 1[2]
ユーロコプター AS365 ドーファン   フランス 汎用ヘリコプター 4[1]

脚注 編集

引用資料
  1. ^ a b c Djibouti Air Force gets two Y-12s; Dauphin helicopters”. defenceWeb (2016年). 2016年7月19日閲覧。
  2. ^ a b c d e World Air Forces 2015 pg. 14”. Flightglobal Insight (2015年). 2015年1月2日閲覧。
  3. ^ [1]
その他参考資料
  • International Institute for Strategic Studies (IISS) (2012). The Military Balance 2012. London: IISS. ISSN 0459-7222 

関連項目 編集