スカパー! ドラマティック・サヨナラ賞

日本プロ野球とスカパーJSATが共催の賞で、印象度が高いとされるサヨナラ打を記録した選手に贈られる賞

スカパー! ドラマティック・サヨナラ賞は、日本プロ野球(日本野球機構とその傘下のセントラル・リーグパシフィック・リーグ)、ならびにスカパーJSATが共同で主催し、2009年から表彰する賞。通称「サヨナラ賞」。

スカパー! ドラマティック・サヨナラ賞
年間大賞最多獲得者の長野久義
リーグ NPB
種目 プロ野球
受賞対象 レギュラーシーズンで最も劇的なサヨナラ打を放った選手
愛称 サヨナラ賞
協賛 スカパーJSAT
日本の旗 日本
歴史
最多受賞 年間大賞2回
長野久義
松田宣浩
最新受賞 坂本勇人
角中勝也
公式サイト サヨナラ賞(スカパー)
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表彰の概要 編集

そのシーズンの公式戦(セ・パ交流戦も含み、クライマックスシリーズ日本シリーズを除く)全試合において、最もファンの感動・印象度が高いとされるサヨナラ打を記録した選手[注 1]に対し、セ・パそれぞれのリーグから1名ずつをコミッショナーが選び、受賞した選手にはスカパー!より賞金200万円と副賞記念品を贈呈するというものである[2]

2012年より、これまでの「スカパー! ドラマティック・サヨナラ賞」を「スカパー! ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞」と名称変更し、新たに月間賞にあたる月間「スカパー! サヨナラ賞」を新設した[3]。「スカパー! サヨナラ賞」は賞金30万円およびトロフィーが贈呈される。なお、年間大賞の選考対象は月間賞の受賞者に限らない。

月間賞の対象試合について、3月の試合は4月の試合と統合して3・4月度として表彰の対象となる一方で、10月の試合は月間賞の対象にならなかった(年間大賞の対象ではある)が、2017年より10月に試合がある場合は9月の試合と統合して9・10月度として表彰の対象となった。これは月間MVPと同様である。

新型コロナウイルス感染症流行の影響で開幕が大幅に遅れ、試合数の縮小もされた2020年の月間賞は、6月分と7月分、10月分と11月分がまとめられ、年間で4回のみの表彰となる。

歴代受賞者 編集

年間大賞 編集

  セントラル・リーグ パシフィック・リーグ
名前 所属 選考理由 名前 所属 選考理由
2009 亀井義行 巨人 4月25日対中日5回戦、9回裏無死1,2塁から代打逆転サヨナラ3ラン本塁打[注 2] 井口資仁 ロッテ 4月16日対楽天3回戦、10回裏1死満塁からサヨナラ満塁本塁打[注 3]
2010 天谷宗一郎 広島 8月27日対巨人18回戦、11回裏2死1,2塁から逆転サヨナラ3ラン本塁打 小久保裕紀 ソフトバンク 9月18日対西武22回戦、11回裏2死1塁からサヨナラ2ラン本塁打
2011 長野久義 巨人 10月22日対横浜24回戦、9回裏無死満塁から代打逆転サヨナラ満塁本塁打[注 4][注 5] 松田宣浩 ソフトバンク 4月17日対西武1回戦、9回裏2死2塁からサヨナラ2ラン本塁打
2012 和田一浩 中日 6月8日対楽天3回戦、9回裏1死2塁から逆転サヨナラ2ラン本塁打[注 6] 中田翔 日本ハム 4月15日対楽天3回戦、9回裏無死からサヨナラソロ本塁打[注 7]
2013 長野久義 巨人 8月29日対阪神20回戦、10回裏無死からサヨナラソロ本塁打[注 8] 浅村栄斗 西武 8月7日対日本ハム16回戦、9回裏2死1,2塁から逆転サヨナラ3ラン本塁打
2014 福留孝介 阪神 7月22日対巨人14回戦、12回裏2死からサヨナラソロ本塁打 松田宣浩 ソフトバンク 10月2日対オリックス24回戦、10回裏1死満塁からサヨナラ安打[注 9]
2015 雄平 ヤクルト 10月2日対阪神25回戦、11回裏2死1,3塁からサヨナラ安打[注 10] 柳田悠岐 ソフトバンク 8月11日対オリックス17回戦、9回裏2死1,2塁から逆転サヨナラ3ラン本塁打[注 11]
2016 鈴木誠也 広島 6月18日対オリックス2回戦、9回裏1死1,3塁から逆転サヨナラ3ラン本塁打[注 12][注 13] 吉村裕基 ソフトバンク 4月17日対楽天5回戦、12回裏無死1塁からサヨナラ2ラン本塁打[注 14]
2017 宮﨑敏郎 DeNA 8月22日対広島18回戦、9回裏無死からサヨナラソロ本塁打[注 15][注 16][注 17] 栗山巧 西武 8月17日対楽天18回戦、9回裏2死1,2塁から代打サヨナラ3ラン本塁打[注 18][注 19]
2018 下水流昂 広島 7月20日対巨人14回戦、10回裏2死1塁から逆転サヨナラ2ラン本塁打[注 16][注 20] 森友哉 西武 4月18日対日本ハム5回戦、9回裏無死満塁から逆転サヨナラ二塁打[注 21]
2019 髙山俊 阪神 5月29日対巨人9回戦、12回1死満塁から代打サヨナラ満塁本塁打 鈴木大地 ロッテ 6月16日対中日2回戦、9回裏2死満塁から逆転サヨナラ安打[注 22]
2020 西浦直亨 ヤクルト 6月25日対阪神3回戦、9回裏2死1,2塁から代打逆転サヨナラ3ラン本塁打 井上晴哉 ロッテ 10月13日対楽天19回戦、9回裏1死1塁からサヨナラ二塁打[注 23]
2021 坂倉将吾 広島 9月7日対中日18回戦、9回裏2死1,2塁から逆転サヨナラ3ラン本塁打[注 15][注 16][注 22] 岡大海 ロッテ 10月5日対ソフトバンク22回戦、9回裏2死1塁からサヨナラ2ラン本塁打[注 24]
2022 丸山和郁 ヤクルト 9月25日対DeNA24回戦、9回裏1死2塁から優勝を決めるサヨナラ二塁打[注 15][注 25] 宗佑磨 オリックス 9月19日対ソフトバンク25回戦、10回裏2死満塁からサヨナラ安打
2023 坂本勇人 巨人 6月16日対楽天1回戦、9回裏無死2,3塁から逆転サヨナラ3ラン本塁打 角中勝也 ロッテ 7月24日対ソフトバンク13回戦、9回裏2死1塁から代打逆転サヨナラ2ラン本塁打[注 16][注 26]

月間賞 編集

太字は年間大賞受賞者。

  セントラル・リーグ パシフィック・リーグ
名前 所属 選考理由 名前 所属 選考理由
2012 3・4月 中村紀洋 DeNA 4月15日対巨人2回戦、11回裏1死3塁からサヨナラ2ラン本塁打[注 27] 田中賢介 日本ハム 3月31日対西武2回戦、9回裏1死1,3塁からサヨナラ安打
5月 森野将彦 中日 5月30日対オリックス1回戦、10回裏1死からサヨナラソロ本塁打 A.バルディリス オリックス 5月1日対ロッテ3回戦、9回裏1死1塁から逆転サヨナラ2ラン本塁打[注 28]
6月 和田一浩 中日 6月8日対楽天3回戦、9回裏1死2塁から逆転サヨナラ2ラン本塁打 M.ホフパワー 日本ハム 6月16日対ヤクルト3回戦、9回裏1死満塁から代打サヨナラ犠飛
7月 石原慶幸 広島 7月13日対中日13回戦、9回裏1死満塁からサヨナラスクイズ[注 29] 枡田慎太郎 楽天 7月10日対オリックス10回戦、10回裏2死1,2塁からサヨナラ3ラン本塁打[注 30]
8月 阿部慎之助 巨人 8月19日対広島18回戦、9回裏無死からサヨナラソロ本塁打 柳田悠岐 ソフトバンク 8月16日対ロッテ16回戦、10回裏無死からサヨナラソロ本塁打
9月 新井良太 阪神 9月2日対広島22回戦、11回裏2死1塁からサヨナラ2ラン本塁打[注 16] 松井稼頭央 楽天 9月24日対ソフトバンク21回戦、10回裏1死1塁からサヨナラ2ラン本塁打[注 31]
2013 3・4月 福留孝介 阪神 4月19日対ヤクルト4回戦、12回裏2死満塁からサヨナラ満塁本塁打[注 32] 松田宣浩 ソフトバンク 4月11日対オリックス3回戦、11回裏1死からサヨナラソロ本塁打[注 33]
5月 畠山和洋 ヤクルト 5月17日対ロッテ1回戦、9回裏無死満塁から逆転サヨナラ満塁本塁打[注 16] 浅村栄斗 西武 5月31日対ヤクルト3回戦、9回裏2死1,3塁からサヨナラ3ラン本塁打[注 34]
6月 M.マートン 阪神 6月9日対ロッテ4回戦、9回裏無死1塁から逆転サヨナラ2ラン本塁打[注 35] 髙橋信二 オリックス 6月28日対楽天8回戦、9回裏2死満塁から逆転サヨナラ二塁打
7月 丸佳浩 広島 7月26日対ヤクルト11回戦、10回裏2死1,2塁からサヨナラ安打 嶋基宏 楽天 7月26日対ロッテ11回戦、9回裏1死満塁からサヨナラ安打
8月 長野久義 巨人 8月29日対阪神20回戦、10回裏無死からサヨナラソロ本塁打[注 33] 浅村栄斗 西武 8月7日対日本ハム16回戦、9回裏2死1,2塁から逆転サヨナラ3ラン本塁打[注 36]
9月 石原慶幸 広島 9月17日対阪神21回戦、9回裏無死からサヨナラソロ本塁打[注 37] 片岡治大 西武 9月25日対楽天21回戦、9回裏2死2塁からサヨナラ2ラン本塁打
2014 3・4月 B.エルドレッド 広島 4月27日対巨人6回戦、11回裏無死1,3塁からサヨナラ3ラン本塁打[注 38] A.ジョーンズ 楽天 4月22日対西武4回戦、12回裏無死からサヨナラソロ本塁打[注 39][注 38]
5月 梵英心 広島 5月13日対阪神7回戦、12回裏無死からサヨナラソロ本塁打[注 18] 加藤翔平 ロッテ 5月20日対ヤクルト1回戦、10回裏2死1,2塁からサヨナラ3ラン本塁打[注 15][注 16][注 40]
6月 嶺井博希 DeNA 6月21日対西武3回戦、10回裏2死1,2塁から逆転サヨナラ三塁打[注 41][注 42] 今宮健太 ソフトバンク 6月12日対中日4回戦、9回裏2死2,3塁から逆転サヨナラ二塁打
7月 福留孝介 阪神 7月22日対巨人14回戦、12回裏2死からサヨナラソロ本塁打[注 43] 斉藤彰吾 西武 7月2日対日本ハム10回戦、9回裏2死2,3塁から逆転サヨナラ3ラン本塁打[注 44]
8月 J.ロペス 巨人 8月26日対阪神19回戦、9回裏2死2塁からサヨナラ安打 田村龍弘 ロッテ 8月19日対オリックス15回戦、9回裏2死2塁からサヨナラ安打[注 15]
9月 T.ブランコ DeNA 9月23日対阪神20回戦、9回裏1死1塁から逆転サヨナラ2ラン本塁打 松井稼頭央 楽天 9月8日対オリックス18回戦、9回裏無死1塁から逆転サヨナラ本塁打[注 45][注 46]
2015 3・4月 平田良介 中日 4月15日対阪神5回戦、9回裏2死2塁からサヨナラ二塁打[注 47] 松田宣浩 ソフトバンク 4月2日対オリックス3回戦、10回裏1死からサヨナラソロ本塁打[注 48]
5月 福留孝介 阪神 5月27日対楽天2回戦、11回裏2死1塁からサヨナラ2ラン本塁打[注 49][注 50] 中川大志 楽天 5月31日対巨人3回戦、10回裏無死からサヨナラソロ本塁打[注 16]
6月 井端弘和 巨人 6月3日対オリックス2回戦、9回裏1死2,3塁から代打サヨナラ安打[注 51] 吉田裕太 ロッテ 6月14日対巨人3回戦、9回裏2死満塁からサヨナラ安打[注 15]
7月 藤井淳志 中日 7月12日対広島13回戦、12回裏2死1塁からサヨナラ2ラン本塁打 中村剛也 西武 7月14日対楽天12回戦、10回裏2死1,2塁からサヨナラ3ラン本塁打
8月 坂本勇人 巨人 8月1日対中日16回戦、9回裏1死満塁から逆転サヨナラ二塁打 柳田悠岐 ソフトバンク 8月11日対オリックス17回戦、9回裏2死1,2塁から逆転サヨナラ3ラン本塁打[注 52]
9月 中村悠平 ヤクルト 9月15日対DeNA23回戦、9回裏2死3塁からサヨナラ安打 B.レアード 日本ハム 9月22日対ソフトバンク23回戦、9回裏無死1塁から逆転サヨナラ2ラン本塁打[注 38][注 53]
2016 3・4月 杉山翔大 中日 4月16日対阪神5回戦、9回裏1死満塁から逆転サヨナラ二塁打[注 15] 吉村裕基 ソフトバンク 4月17日対楽天5回戦、12回裏無死1塁からサヨナラ2ラン本塁打[注 14]
5月 坂本勇人 巨人 5月13日対ヤクルト10回戦、12回裏2死1,2塁から逆転サヨナラ二塁打[注 54] 井口資仁 ロッテ 5月14日対楽天9回戦、10回裏2死2,3塁からサヨナラ安打[注 55][注 56]
6月 鈴木誠也 広島 6月18日対オリックス2回戦、9回裏1死1,3塁から逆転サヨナラ3ラン本塁打[注 12] B.レアード 日本ハム 6月10日対阪神1回戦、無死1塁から逆転サヨナラ2ラン本塁打[注 57]
7月 筒香嘉智 DeNA 7月22日対巨人15回戦、12回裏1死からサヨナラ本塁打[注 58] B.レアード 日本ハム 7月10日対ロッテ14回戦、12回裏無死からサヨナラ本塁打[注 59][注 60]
8月 脇谷亮太 巨人 8月23日対広島19回戦、10回裏無死からサヨナラ本塁打[注 16] 森友哉 西武 8月31日対ソフトバンク19回戦、9回裏2死1,2塁から逆転サヨナラ2点二塁打[注 15]
9月 ギャレット.J 巨人 9月22日対中日22回戦、9回裏2死1塁から逆転サヨナラ2ラン本塁打 細谷圭 ロッテ 9月24日対オリックス24回戦、10回裏無死満塁からサヨナラ安打[注 15][注 61]
2017 3・4月 鵜久森淳志 ヤクルト 4月2日対DeNA3回戦、10回裏1死満塁から代打サヨナラ満塁本塁打[注 15][注 16][注 62] 聖澤諒 楽天 4月16日対日本ハム3回戦、10回裏1死1,2塁から代打サヨナラ二塁打
5月 荒木貴裕 ヤクルト 5月14日対中日7回戦、9回裏2死満塁からサヨナラ満塁本塁打[注 63] 駿太 オリックス 5月7日対日本ハム8回戦、12回裏1死満塁からサヨナラ安打
6月 亀井善行 巨人 6月18日対ロッテ3回戦、12回裏2死1,2塁から逆転サヨナラ3ラン本塁打[注 56][注 64] 福田秀平 ソフトバンク 6月25日対西武12回戦、9回裏2死1塁から逆転サヨナラ2ラン本塁打[注 15][注 16]
7月 大松尚逸 ヤクルト 7月26日対中日15回戦、10回裏1死から代打サヨナラソロ本塁打[注 65][注 66] J.アマダー 楽天 7月23日対オリックス13回戦、9回裏無死からサヨナラソロ本塁打[注 39][注 38]
8月 宮﨑敏郎 DeNA 8月22日対広島18回戦、9回裏無死からサヨナラソロ本塁打[注 15][注 16][注 17] 栗山巧 西武 8月17日対楽天18回戦、9回裏2死1,2塁から代打サヨナラ3ラン本塁打[注 18][注 19]
9・10月 安部友裕 広島 9月5日対阪神21回戦、9回裏1死2塁から逆転サヨナラ2ラン本塁打[注 16] A.デスパイネ ソフトバンク 9月3日対楽天21回戦、9回裏2死1,2塁からサヨナラ安打
2018 3・4月 下水流昂 広島 4月19日対ヤクルト6回戦、12回裏2死2塁からサヨナラ安打[注 15] 森友哉 西武 4月18日対日本ハム5回戦、9回裏無死満塁から逆転サヨナラ二塁打[注 21][注 67]
5月 山下幸輝 DeNA 5月31日対楽天2回戦、10回裏2死2塁からサヨナラ安打[注 15] 清田育宏 ロッテ 5月24日対日本ハム12回戦、12回裏2死1,3塁からサヨナラ安打
6月 山田哲人 ヤクルト 6月28日対中日11回戦、9回裏1死1,2塁からサヨナラ3ラン本塁打[注 15][注 16] 上林誠知 ソフトバンク 6月29日対ロッテ8回戦、9回裏2死1,3塁から逆転サヨナラ三塁打[注 15]
7月 下水流昂 広島 7月20日対巨人14回戦、10回裏2死1塁から逆転サヨナラ2ラン本塁打[注 16][注 20][注 68] 山下斐紹 楽天 7月24日対日本ハム12回戦、11回裏1死1塁からサヨナラ2ラン本塁打[注 15][注 44]
8月 鈴木誠也 広島 8月23日対ヤクルト18回戦、9回裏1死からサヨナラソロ本塁打[注 69] Y.グラシアル ソフトバンク 8月26日対西武18回戦、12回裏1死満塁からサヨナラ満塁本塁打[注 39][注 38]
9・10月 上田剛史 ヤクルト 9月4日対中日20回戦、11回裏2死1,2塁からサヨナラ3ラン本塁打[注 16][注 70] 中島宏之 オリックス 9月1日対西武22回戦、9回裏無死2,3塁から逆転サヨナラ3ラン本塁打[注 16]
2019 3・4月 青木宣親 ヤクルト 4月6日対中日2回戦、12回2死から代打サヨナラソロ本塁打 中田翔 日本ハム 開幕戦である3月29日対オリックス1回戦、10回裏1死満塁からサヨナラ満塁本塁打[注 71][注 72]
5月 髙山俊 阪神 5月29日対巨人9回戦、12回1死満塁から代打サヨナラ満塁本塁打 辰己涼介 楽天 5月8日対ソフトバンク7回戦、9回裏1死満塁から逆転サヨナラ二塁打[注 15][注 73]
6月 原口文仁 阪神 6月9日対日本ハム3回戦、9回2死1,3塁から代打逆転サヨナラ安打 鈴木大地 ロッテ 6月16日対中日2回戦、9回2死満塁から逆転サヨナラ安打[注 22]
7月 Y.ソラーテ 阪神 7月30日対中日15回戦、9回無死1塁から逆転サヨナラ2ラン本塁打[注 39][注 38] 中村剛也 西武 7月19日対オリックス13回戦、延長11回裏1死からサヨナラソロ本塁打[注 74][注 75]
8月 石川慎吾 巨人 8月24日対DeNA18回戦、11回裏無死2塁から代打としてサヨナラ2ラン本塁打[注 16] 清田育宏 ロッテ 8月6日対ソフトバンク16回戦、11回裏1死1塁からサヨナラ2ラン本塁打[注 16][注 76]
9月 N.ソト DeNA 9月19日対広島25回戦、延長11回裏無死1,2塁からサヨナラ3ラン本塁打[注 77] E.メヒア 西武 9月20日対楽天21回戦、9回裏1死1塁から代打サヨナラ2ラン本塁打[注 38]
2020 6・7月 西浦直亨 ヤクルト 6月25日対阪神3回戦、9回2死1,2塁から代打逆転サヨナラ3ラン本塁打 A.ロドリゲス オリックス 7月10日対日本ハム4回戦、9回裏2死1,2塁から逆転サヨナラ3ラン本塁打[注 39][注 38]
8月 上本崇司 広島 8月28日対阪神12回戦、9回裏1死1,2塁からサヨナラ安打[注 15] 山川穂高 西武 8月27日対日本ハム12回戦、9回裏1死満塁から逆転サヨナラ安打
9月 吉川尚輝 巨人 9月22日対広島14回戦、9回裏2死3塁からサヨナラ安打 茂木栄五郎 楽天 9月11日対日本ハム16回戦、10回裏1死2塁から逆転サヨナラ2ラン本塁打[注 78]
10・11月 高橋周平 中日 10月15日対阪神21回戦、9回裏2死2,3塁から逆転サヨナラ3ラン本塁打[注 15][注 16] 井上晴哉 ロッテ 10月13日対楽天19回戦、9回裏1死1塁からサヨナラ二塁打[注 23]
2021 3・4月 亀井善行 巨人 開幕戦である3月26日対DeNA1回戦、9回裏無死から代打サヨナラソロ本塁打[注 79][注 80] 岡大海 ロッテ 4月21日対日本ハム5回戦、9回裏2死1塁から逆転サヨナラ2ラン本塁打[注 81]
5月 岡本和真 巨人 5月9日対ヤクルト7回戦、9回裏1死1,2塁から逆転サヨナラ本塁打[注 16][注 82] 該当者なし サヨナラ打が記録された試合がこの月のパ・リーグになかったため、史上初の該当者なしとなった[注 83]
6月 大和 DeNA 6月6日対ロッテ3回戦、9回裏2死2塁からサヨナラ二塁打 T-岡田 オリックス 6月13日対広島3回戦、9回裏2死2塁からサヨナラ安打[注 84]
7・8月 大山悠輔 阪神 7月12日対DeNA13回戦、9回裏2死1,3塁からサヨナラ安打 髙濱祐仁 日本ハム 7月6日対西武10回戦、9回裏2死1塁からサヨナラ二塁打[注 85]
9月 坂倉将吾 広島 9月7日対中日18回戦、9回裏2死1,2塁から逆転サヨナラ3ラン本塁打[注 15][注 16][注 22] B.レアード ロッテ 9月10日対楽天19回戦、9回裏2死からサヨナラソロ本塁打[注 86]
10・11月 山田哲人 ヤクルト 10月7日対巨人22回戦、9回裏2死2塁からサヨナラ内野安打[注 87] 岡大海 ロッテ 10月15日対ソフトバンク22回戦、9回裏2死1塁からサヨナラ2ラン本塁打[注 88]
2022 3・4月 西川龍馬 広島 本拠地開幕戦である3月29日対阪神1回戦、9回裏1死満塁から逆転サヨナラ安打 浅村栄斗 楽天 4月30日対ソフトバンク4回戦、11回裏2死2,3塁からサヨナラ安打
5月 山崎晃大朗 ヤクルト 5月25日対日本ハム2回戦、9回裏無死2,3塁から逆転サヨナラ3ラン本塁打 栗山巧 西武 5月29日対DeNA3回戦、9回裏無死から代打サヨナラソロ本塁打
6月 宇草孔基 広島 6月22日対阪神10回戦、11回裏2死からサヨナラソロ本塁打[注 16] 島内宏明 楽天 6月22日対日本ハム11回戦、9回裏2死1,2塁からサヨナラ3ラン本塁打[注 16][注 89]
7月 R.マクブルーム 広島 7月20日対巨人14回戦、9回裏無死1塁からサヨナラ2ラン本塁打 髙部瑛斗 ロッテ 7月21日対西武16回戦、9回裏2死満塁からサヨナラ安打
8月 秋山翔吾 広島 ピースナイターが行われた8月6日対阪神17回戦、9回裏1死2塁からサヨナラ安打 近藤健介 日本ハム 8月9日対西武17回戦、9回裏無死1,2塁から逆転サヨナラ3ラン本塁打[注 16]
9・10月 丸山和郁 ヤクルト 9月25日対DeNA24回戦、9回裏1死2塁から優勝を決めるサヨナラ二塁打[注 15][注 25] 宗佑磨 オリックス 9月19日対ソフトバンク25回戦、10回裏2死満塁からサヨナラ安打
2023 3・4月 秋山翔吾 広島 4月15日対ヤクルト5回戦、9回裏2死1塁から逆転サヨナラ2ラン本塁打 清宮幸太郎 日本ハム 4月1日対楽天2回戦、10回裏無死2塁からサヨナラ安打[注 90]
5月 長岡秀樹 ヤクルト 5月5日対DeNA5回戦、9回裏2死1塁から逆転サヨナラ2ラン本塁打[注 16] 紅林弘太郎 オリックス 5月24日対楽天10回戦、9回裏1死1塁から逆転サヨナラ2ラン本塁打[注 16][注 91]
6月 坂本勇人 巨人 6月16日対楽天1回戦、9回裏無死2,3塁から逆転サヨナラ3ラン本塁打 小深田大翔 楽天 6月8日対阪神3回戦、9回裏2死1,2塁から逆転サヨナラ3ラン本塁打[注 16]
7月 武岡龍世 ヤクルト 7月17日対巨人13回戦、10回裏二死1,3塁からサヨナラ安打[注 15] 角中勝也 ロッテ 7月24日対ソフトバンク13回戦、9回裏2死1塁から代打逆転サヨナラ2ラン本塁打[注 16][注 26]
8月 宇佐見真吾 中日 8月13日対広島18回戦、10回裏無死からサヨナラソロ本塁打[注 92] 浅村栄斗 楽天 8月30日対西武13回戦、9回裏無死1,2塁から逆転サヨナラ3ラン本塁打[注 93]
9・10月 門脇誠 巨人 9月17日対ヤクルト23回戦、9回裏二死1,2塁からサヨナラ安打[注 15] 万波中正 日本ハム 9月16日対ソフトバンク21回戦、9回裏一死1塁からサヨナラ2ラン本塁打[注 16][注 94]

その他 編集

2009年の制定式の際に、清原和博が歴代最多サヨナラ安打、サヨナラ本塁打の記録保持者としての功績を讃え、制定記念の表彰を受けている[7]

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 例えば押し出し四球でのサヨナラゲームを記録した選手にも打点はつくものの、「サヨナラ打」ではないとして当該選手を選出対象外にすることが明言されている[1]
  2. ^ 両リーグ通じて2009年シーズン唯一の代打逆転サヨナラ本塁打。
  3. ^ 両リーグ通じて2009年シーズン唯一のサヨナラ満塁本塁打。
  4. ^ 代打逆転サヨナラ満塁本塁打は史上8人目、球団史上3人目。
  5. ^ シーズン最終戦で、自身のの首位打者を決定づける一打。更にチームメイトの内海哲也の最多勝も確定させた(吉見一起と同数)。
  6. ^ セ・リーグでは2012年シーズン唯一の逆転サヨナラ本塁打。
  7. ^ パ・リーグでは2012年シーズン唯一のサヨナラ本塁打。
  8. ^ 2度目の年間大賞受賞。
  9. ^ シーズン最終戦でチームの優勝を決めた一打。2度目の年間大賞受賞。
  10. ^ ホーム最終戦でチームの優勝を決めた一打。
  11. ^ 9回表終了時点で4点ビハインドから逆転。
  12. ^ a b 史上10人目、かつ史上最年少となる21歳での2試合連続サヨナラ本塁打。また、2試合連続サヨナラ本塁打をプロ1号と2号のサヨナラ安打で記録したのは長嶋清幸ダグ・デシンセイに次いで3人目。
  13. ^ 試合後、緒方孝市監督が「神ってる」と発言し、新語・流行語大賞年間大賞を受賞。
  14. ^ a b この試合で代打同点3ラン(2016年シーズン初安打)を含む2打席連続本塁打。1試合で代打本塁打とサヨナラ本塁打は史上5人目(パ・リーグ史上2人目)。
  15. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x プロ入り初のサヨナラ安打。
  16. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad プロ入り初のサヨナラ本塁打。
  17. ^ a b 史上初の3者連続ホームランでの逆転サヨナラ。
  18. ^ a b c 自身シーズン2本目のサヨナラ本塁打。
  19. ^ a b プロ入り初代打サヨナラ本塁打。
  20. ^ a b 西日本豪雨後、マツダスタジアムでの初戦となった。
  21. ^ a b 8回表終了時点で8点ビハインドから逆転。
  22. ^ a b c d 9回表終了時点で5点ビハインドから逆転。
  23. ^ a b 首位争いの中、チームの主力選手が新型コロナウイルスの影響で10名以上離脱するという状況でのサヨナラ打。
  24. ^ 自身シーズン2本目のサヨナラ本塁打。このサヨナラ勝利で、チームは2年連続となるCS進出を決めた。
  25. ^ a b 史上初となる、新人選手による優勝決定サヨナラ打。
  26. ^ a b 球団史上初となる最終回二死からの代打逆転サヨナラ本塁打(二死からに限らなければ、1973年榊親一以来、球団史上50年ぶり2人目)[4]
  27. ^ DeNAに球団名変更後初。
  28. ^ 史上9人目、パ・リーグ史上3人目となる2試合連続サヨナラ本塁打。
  29. ^ 記録上は内野安打。セ・リーグでは1994年8月13日、広島-ヤクルト戦での仁平馨(当時・広島)以来18年ぶりのサヨナラスクイズ。
  30. ^ 3打点は2012年シーズンのサヨナラ打の中で最多打点。
  31. ^ 自身通算4本目(西武時代を含む)のサヨナラ本塁打。
  32. ^ 自身初のサヨナラ満塁本塁打。
  33. ^ a b 2011年の年間大賞以来の受賞だが、月間では初受賞。
  34. ^ この試合で先制を含む2打席連続本塁打。自身2本目のサヨナラ本塁打。
  35. ^ 自身月間2本目のサヨナラ本塁打。
  36. ^ 同年5月以来、2度目の受賞。
  37. ^ 2012年7月以来、2度目の受賞。
  38. ^ a b c d e f g h 来日初のサヨナラ本塁打。
  39. ^ a b c d e 来日初のサヨナラ安打。
  40. ^ 右打席での初本塁打。翌日の第1打席は左打席で3ラン本塁打を放っており、2試合にまたがり2打席連続本塁打。
  41. ^ プロ入り初安打・初打点。
  42. ^ 両リーグ通じて初の新人選手による受賞。
  43. ^ 2013年3・4月度以来、2度目の受賞。
  44. ^ a b プロ入り初本塁打。
  45. ^ 2012年9月以来、2度目の受賞。
  46. ^ 自身通算5本目(西武時代を含む)のサヨナラ本塁打。
  47. ^ この一打で中日は史上14度目となる3試合連続サヨナラ勝ち、史上3度目となる月間5度目サヨナラ勝ちを記録した。
  48. ^ 2013年3・4月以来、2度目の受賞(2011年と2014年には年間大賞を受賞)。
  49. ^ 2014年7月度以来、3度目のの受賞。
  50. ^ 通算4本目(中日時代を含む)のサヨナラ本塁打。
  51. ^ 代打では自身初のサヨナラ打。
  52. ^ 2012年8月以来、2度目の受賞。
  53. ^ 翌日にも淺間大基がサヨナラヒットを打ち、2試合連続サヨナラゲームとなった。
  54. ^ 2015年8月以来、2度目の受賞。
  55. ^ 球団史上最年長となる41歳でのサヨナラ打。
  56. ^ a b 2009年の年間大賞以来の受賞だが、月間では初受賞。
  57. ^ 2015年9月以来、2度目の受賞。
  58. ^ 史上初となる3試合連続マルチ本塁打となるサヨナラ本塁打。
  59. ^ この試合で球団タイ記録の14連勝と北海道移転後ホーム通算500勝(東京ドーム主催試合、静岡県草薙総合運動場硬式野球場主催試合、道内地方球場主催試合(函館オーシャンスタジアム札幌市円山球場旭川スタルヒン球場帯広の森野球場釧路市民球場)を含む)を達成。
  60. ^ 2か月連続、3度目の受賞。2か月連続受賞は史上初。
  61. ^ 球団史上初の2年連続クライマックスシリーズ進出を決める一打。
  62. ^ 史上16人目となる代打満塁サヨナラ本塁打。球団では岩下正明以来2人目。
  63. ^ 同一チームによるシーズン2度のサヨナラ満塁本塁打はセ・リーグ初。
  64. ^ この勝利が高橋由伸監督の監督通算100勝目となった。
  65. ^ 史上4人目となるシーズン2本目の代打サヨナラ本塁打。
  66. ^ プロ野球タイ記録となる10点差を逆転。
  67. ^ 2016年8月以来、2度目の受賞。
  68. ^ 同年3・4月以来、2度目の受賞。
  69. ^ 2016年6月以来、2度目の受賞。
  70. ^ 9回表終了時点で6点ビハインドから逆転。
  71. ^ 開幕戦。開幕戦でのサヨナラ満塁本塁打は史上3度目、延長戦では史上初。
  72. ^ 2012年の年間大賞以来の受賞だが、月間では初受賞。
  73. ^ 4回表終了時点で7点ビハインドから逆転。
  74. ^ 個人通算400号本塁打
  75. ^ 2015年7月以来、2度目の受賞。
  76. ^ 2018年5月以来、2度目の受賞。
  77. ^ 6回表終了時点で7点ビハインドから逆転。
  78. ^ 球団史上初の延長戦での逆転サヨナラ本塁打。
  79. ^ 開幕戦での代打サヨナラ本塁打は史上初。また、巨人が開幕戦でサヨナラ本塁打を記録したのは球団史上初。
  80. ^ 2017年6月以来、2度目の受賞。
  81. ^ 球団では2001年のフランク・ボーリック以来20年ぶり、日本人に限ると1997年の初芝清以来24年ぶりの逆転サヨナラ本塁打。
  82. ^ 2打席連続本塁打の2本目がサヨナラ本塁打となったのは、球団では上田武司以来、50年ぶり2度目。
  83. ^ この月唯一のサヨナラ試合であった杉谷拳士(日本ハム)の押し出し四球(5月1日対西武6回戦)はサヨナラ打として扱われないため除外された[1]
  84. ^ 栗林良吏の新人開幕無失点記録を22で止める得点。
  85. ^ 平良海馬の連続試合無失点の日本記録を39で止める得点。
  86. ^ 2016年7月以来、史上最多タイとなる4度目の受賞。
  87. ^ 2018年6月以来、2度目の受賞。
  88. ^ 2021年4月以来、2度目の受賞。
  89. ^ 岩手県営野球場で史上最後のプロ野球公式戦となる試合。
  90. ^ 日本ハムはこの勝利で、この年からの本拠地・エスコンフィールドHOKKAIDOにおける初勝利を挙げた。
  91. ^ 21歳3か月でのサヨナラ本塁打は球団史上最年少。
  92. ^ 宇佐見は8月にこのサヨナラ本塁打を含む、史上最多タイとなる月間3本のサヨナラ打を放った[5]
  93. ^ 2022年3・4月以来、史上最多となる4度目の受賞。
  94. ^ 万波はこの試合で初回先頭打者本塁打を放っており、同一試合で初回先頭打者本塁打とサヨナラ本塁打を放つのは史上2人目、パ・リーグ史上初[6]

出典 編集

  1. ^ a b スカパー!プロ野球 [@sptv_baseball] (2021年6月18日). "5月度 月間 #サヨナラ賞 パ・リーグは史上初の該当試合なしとなりました。". X(旧Twitter)より2021年8月13日閲覧
  2. ^ “プロ野球開幕“ 「スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞」制定式が行われました” (PDF). スカパーJSAT (2009年4月3日). 2017年7月25日閲覧。
  3. ^ 月間「スカパー! サヨナラ賞」新設のお知らせ”. スカパーJSAT (2012年3月22日). 2017年7月25日閲覧。
  4. ^ “【データ】ロッテ角中勝也が初サヨナラ本塁打 最終回の2死から代打逆転サヨナラ弾は球団史上初”. 日刊スポーツ. (2023年7月24日). https://www.nikkansports.com/m/baseball/news/202307240001679_m.html 2023年12月2日閲覧。 
  5. ^ “【中日】宇佐見真吾、月間3度目サヨナラ打のリーグタイ記録「サイコーです!」連敗8で止めた”. 日刊スポーツ. (2023年8月27日). https://www.nikkansports.com/m/baseball/news/202308270001137_m.html 2023年8月31日閲覧。 
  6. ^ “【データ】日本ハム万波中正が歴史的2発!史上初の初回先頭弾→サヨナラ弾のみで全得点記録”. 日刊スポーツ. (2023年9月16日). https://www.nikkansports.com/m/baseball/news/202309160001551_m.html 2023年10月25日閲覧。 
  7. ^ NPBが今季から『サヨナラ賞』を制定 “サヨナラ男”清原和博氏も感慨深げ”. ORICON NEWS (2009年4月2日). 2017年7月25日閲覧。

外部リンク 編集