タゾバクタム(略号:TAZ, 英語:tazobactam)とは、細菌β-ラクタマーゼ阻害薬のひとつである。大鵬薬品工業が開発した。これはβ-ラクタム系抗生物質であるピペラシリンと配合剤として、製品名タゾシンゾシンセフトロザンとの合剤がザバクサとして販売されている。(タゾシン・ゾシンは大鵬薬品が製造販売元、大正富山医薬品が発売。ザバクサはMSDが製造販売。)[1]ゾシンは海外ではワイス(現ファイザー)が先行して発売した。日本においても単独の薬剤としては販売されていない。これはβ-ラクタマーゼを産生する抗生物質耐性菌に対して効果をもつ。

タゾバクタム
IUPAC命名法による物質名
臨床データ
投与経路 点滴静注
識別
CAS番号
89786-04-9
ATCコード J01CG02 (WHO)
PubChem CID: 123630
DrugBank EXPT03012
ChemSpider 110216 チェック
UNII SE10G96M8W チェック
KEGG D00660
ChEMBL CHEMBL404 チェック
化学的データ
化学式C10H12N4O5S
分子量300.289 g/mol
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脚注 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集