チオスマルガリータ属グラム陰性の非芽胞形成好気性のフィラメント状の桿菌。硫化水素を酸化して元素硫黄にする硫黄酸化菌の一種で、運動性はない。チオスリックス科に属し、基準種のチオマルガリータ・ナミビエンシスのみが知られている。2015年現在、原核生物のうちで最も細胞が大きく、肉眼で確認ができる場合もある。属名は硫黄の真珠を意味する。GC含量は42前後。

チオマルガリータ属
分類
ドメイン : 真正細菌 Bacteria
: プロテオバクテリア門
Proteobacteria
: γプロテオバクテリア綱
Gamma Proteobacteria
: チオスリックス目
Thiotrichales
: チオスリックス科
Thiotrichaceae
: チオマルガリータ属
Thiomargarita
学名
Thiomargarita
schulzら 1999
下位分類(種)
  • T.ナミビエンシス

チオプロカ属に近縁で、ナミビアの海岸での酸素濃度の低い海域で発見されている。

参考文献 編集

  • Brock 『微生物学』 (2003年)
  • 発酵研究所 『IFO 微生物学概論』 (2010年)