ニジハギ

ニザダイ科の魚

ニジハギ (虹剥、学名:Acanthurus lineatus、英名:Lined surgeonfish)は、スズキ目ニザダイ亜目ニザダイ科に属する沖縄県ではジングスクーと呼ぶ [1]

ニジハギ
ニジハギ Acanthurus lineatus
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: スズキ目 Perciformes
亜目 : ニザダイ亜目 Acanthuroidei
: ニザダイ科 Zanclidae
: クロハギ属 Acanthurus
: ニジハギ A. lineatus
学名
Acanthurus lineatus
Linnaeus, 1758
英名
Lined surgeonfish

分布 編集

ピトケアン諸島以東の太平洋からインド洋に広く分布する。日本では南日本の太平洋沿岸、伊豆諸島小笠原諸島琉球列島に生息する。

形態 編集

体長は30cm程度。大きい個体で38cm程になる。体側に数本の青・黄のラインが入るのが特徴である。その色合いから「ニジハギ」と呼ばれる。他のニザダイの仲間と同じく尾柄に鋭いとげがあるので、素手で触れると怪我をすることがある。

生態 編集

水深15m以上のサンゴ礁外縁、波の強い浅場に群れを作って棲む。幼魚は浅いサンゴ礁や潮溜まりに単独で生息する。草食性で、岩についた藻類をつついて食べる。

利用 編集

食材として利用されることは少なく、観賞魚として人気がある。

脚注 編集

  1. ^ 沖縄体験ダイビングショップ「ラピスマリンスポーツ」. “沖縄の海にいる魚「ツバメウオ・ツノダシ・ニジハギ」をご紹介”. 2020年12月8日閲覧。

参考文献 編集