パトリック・プレイフェア・レイドロー

スコットランドのウイルス学者

パトリック・プレイフェア・レイドロー英語: Patrick Playfair Laidlaw1881年9月28日-1940年3月19日)は、スコットランドのウイルス学者。

パトリック・プレイフェア・レイドロー

生涯 編集

レイドローは、当時、グラスゴー医療ミッションの管理者であったロバート・レイドロー医学博士の息子としてグラスゴーで誕生 [1]。彼はケンブリッジのレイズスクール英語版ケンブリッジ大学セント・ジョンズ・カレッジ英語版で教育を受けた。

1920年から23年まで、彼はウェルカム生理学研究所でヒスタミンの特性を研究し、その後、実験病理学の講師としてガイズ病院に赴任した。

1922年に医学研究評議会のウイルス学者として、犬のジステンパーに関する彼の研究は、それに対する2つの免疫療法につながり、その業績により、1933年に王立学会からロイヤル・メダルを受賞することになる。

1927年、王立協会フェローに選出された[2]

彼は、ミルヒルの医学研究評議会( NIMR Farm Laboratories)で最初にヒトからインフルエンザウイルスが分離された際の研究者のひとりとなった [3]。この出来事は、ジステンパーワクチンの開発が行われているときにフェレットが実験室の科学者の1人からインフルエンザに感染したときに起こった。

1935年の誕生日の栄誉英語版として、医学への卓越した業績によりナイトの称号を授けられた。

1940年、58歳で未婚のまま生涯を終えた。

脚注 編集

  1. ^ Patrick Playfair Laidlaw, 1881 - 1940”. Royal Society. 2018年7月18日閲覧。
  2. ^ Patrick Playfair (Sir) Laidlaw”. Royal College of Physicians. 2018年7月18日閲覧。
  3. ^ Medical science Archived 2007-02-13 at the Wayback Machine. at www.hero.ac.uk

参考文献 編集

外部リンク 編集