ヒョウガエル (学名:Lithobates pipiens , 英名:leopard frog) は、アカガエル科の仲間である。北アメリカでは代表的な種である。

ヒョウガエル
ヒョウガエル Lana pipiens
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 両生綱 Amphibia
: 無尾目 Anura
亜目 : Neobatrachia
上科 : アカガエル上科 Ranoidea
: アカガエル科 Ranidae
: アカガエル属 Lithobates
: ヒョウガエル L. pipiens
学名
Lithobates pipiens
(Schreber1782)
分布図

分布 編集

北アメリカ東部、ロッキー山脈の西側に生息。

形態 編集

体長は5.1~12.7cm。体型はトノサマガエルに似ている。名前の通り、足と背中にヒョウの模様がある。背中は緑色から褐色で、黒い楕円形の斑点模様がある。体色は緑色、赤胴色、ブロンズ色の様々な個体がある。メスはオスよりも僅かに体のサイズが大きい。オスは鳴のうと婚姻瘤がある。

生態 編集

沼や池の近くに生息。ごくたまに草原やゴルフ場でも見られる。水草が繁茂したゆっくり流れる小川でよく見られる。寒い環境に適応し、標高3000mに生息。

食性は動物食で、昆虫カエルなどを食べる。

繁殖形態は卵生で、北部では3〜6月、南部では1年中、浅い池に産卵する。

人間との関わり 編集

北米では解剖、足は食用など食べられていた。1970年代初め頃、環境汚染、森林破壊、酸性雨などの理由で自然の脅威にさらされている。

1952年にロバート・ブリッグストーマス・キングが行った実験において、ヒョウガエルの胞胚期細胞を同種の未授精卵に核移植することで、核移植卵からオタマジャクシが発生することが確認されている。

脚注 編集

  1. ^ IUCN SSC Amphibian Specialist Group. 2022. Lithobates pipiens. The IUCN Red List of Threatened Species 2022: e.T79079800A3072377. doi:10.2305/IUCN.UK.2022-2.RLTS.T79079800A3072377.en. Accessed on 10 February 2024.