ビシャノプリオサウルス

ビシャノプリオサウルス (Bishanopliosaurus) は中生代ジュラ紀中期に中国の淡水地域で生息していた爬虫類で、首長竜絶滅した四川省化石が発掘されている[1]。また、化石が発掘された中で、淡水地域で生息していたと推測されている首長竜はこの種のみである。

ビシャノプリオサウルス
生息年代: Middle Jurassic
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
上目 : 鰭竜類 Sauropterygia
: 首長竜目 Plesiosauria
亜目 : プリオサウルス亜目 Pliosauroidea
: ロマレオサウルス科 Pliosauridae
: ビシャノプリオサウルス属 Bishanopliosaurus
学名
Bishanopliosaurus
Dong1980[1]
想像図

発見 編集

1978年1月、中国重慶市璧山区で行われていた道路工事の際に発見された。報告を受けた四川省航空区域地質調査隊らが化石の些細を確認したのち、その一部が中国科学院古脊椎動物・古人類研究所に送還された。その後の研究・調査を経て、その化石は、中国での恐竜研究の第一人者としてのちに名を挙げることとなる研究者、董枝明によってビシャノプリオサウルスと命名された [2]

特徴 編集

首長竜は『首が長く頭が小さいグループ』(プレシオサウルス亜目)と『首が短く頭が大きいグループ』(プリオサウルス亜目)に大別される。ビシャノプリオサウルスはその名も示すようにプリオサウルス類である。 全長は4mと推定されている。

脚注 編集

  1. ^ a b Bishanopliosaurus in the Paleobiology Database
  2. ^ [1] ネッシーよりも不思議?淡水域に暮らした謎多き“首の短い”首長竜 (2021年2月9日公開記事:現代ビジネス)

関連項目 編集