フィリップ・ラーツ(Philip Laats、1963年2月2日 - )はベルギーアントウェルペン出身の柔道選手。階級は65kg級。身長165cm。弟は1991年の世界選手権78kg級2位のヨハン・ラーツ[1][2]

獲得メダル
ベルギーの旗 ベルギー
柔道
フランス国際
1991 パリ 65kg級
1989 パリ 65kg級

人物 編集

1984年のロサンゼルスオリンピックでは65kg級で9位になった[1]。1987年から2年連続で世界軍人選手権大会で優勝した。1988年のソウルオリンピックでは78kg級の弟とともに兄弟で出場するが、初戦でポーランドのヤヌシュ・パヴウォフスキに敗れると、敗者復活戦でもニュージーランドのブレント・クーパーに敗れて7位だった[1]。1990年のヨーロッパ選手権で3位になると、世界軍人選手権大会では3度目の優勝を飾った。1991年にはフランス国際で優勝した。1992年のバルセロナオリンピックでも兄弟出場となると、準々決勝でハンガリーのチャーク・ヨージェフに合技で敗れるも、敗者復活戦で丸山顕志肩車の合技で破るが、3位決定戦でドイツのウド・クエルマルツに判定負けして5位だった[1]。1993年の世界選手権で5位になった。1995年のヨーロッパ選手権とミリタリーワールドゲームズでは3位だった。1996年のアトランタオリンピックでは三度兄弟出場を果たすも、準決勝でクエルマルツに内股で敗れると、3位決定戦でもブラジルのエンリケ・ギマラエスに総合負けを喫してまたもや5位となり、オリンピックに4度も出場しながら1度もメダルを獲得できずに終わった[1]。なお、弟とともに脚を掴まない肩車(ないしは横落)である「ラーツ・ドロップ」の先駆的な使い手として知られている[3]

主な戦績 編集

(出典 JudoInside.com)。

脚注 編集

外部リンク 編集