フレスカ (Fresca) は、ザ コカ・コーラ カンパニーが製造する、ライムグレープフルーツなど柑橘系の風味のダイエット飲料スペイン語で「新鮮な」を意味し、英語の「fresh」に相当する「Fresca」を商品名としている。最初にアメリカ合衆国で発売されたのは、1966年であった。

Fresca
種類 ソフトドリンク
製造元 ザ コカ・コーラ カンパニー
発祥国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
販売開始 1966年
香味 ブラック・チェリー
チェリー・シトラス
シトラス・ライム
グレープフルーツ
グレープフルーツ・ミント
レモン
ライム
ピーチ[1]
派生品 Fresca 1
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歴史 編集

1966年の発売以来、フレスカは、アメリカ合衆国において、低カロリーのライムとグレープフルーツ風味のソフトドリンクとして市場に供給されており[2]、大人向けの味という触れ込みで販売されている。フレスカは、発売開始以来、これまでに数回、内容の大幅な変更を経てきた。発売当初は、甘味料としてチクロを用いていたが、1969年アメリカ食品医薬品局 (FDA) がこの使用を禁止したため、代わってサッカリンが用いられるようになった。その後さらに、NutraSweet ブランドのアスパルテームに置き換えられた。2005年ころ、内容の見直しによって、副次的な甘味料としてアセスルファムカリウムが新たに追加された。

アメリカ合衆国大統領だったリンドン・B・ジョンソンは、オーバル・オフィス英語版に、フレスカの入ったソーダ・ファウンテンを設けていた[3]

日本では、1980年代にダイエット飲料のはしりとして、ステビアを甘味料に用いたものが発売されたが、短期間のうちに販売は打ち切られた。[4] その後、セブン&アイ・ホールディングス限定で2014年に「フレスカ レモン」[5]を、また2015年に「フレスカ レモンジンジャーエール」を発売している。(いずれも販売終了)

成分 編集

北アメリカ向け 編集

 
2006年、メキシコ版フレスカの355mlガラス瓶。

メキシコ向け 編集

脚注 編集

  1. ^ Fresca Product Description”. coca-cola.com. 2009年8月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年9月18日閲覧。
  2. ^ Cocal-Cola - Grands - Brand Fact Sheets”. 2009年8月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年9月17日閲覧。
  3. ^ Youtube: Million Dollar Question WRONG! - Who Wants to be a Millionaire”. 2013年3月19日閲覧。
  4. ^ 久須美雅士 (2007年9月3日). “コンビニグルメ/ソフトドリンク あのソフトドリンクをもう一度9 1/3”. All About, Inc.. 2015年8月26日閲覧。
  5. ^ コカ・コーラ、“大人向け”のレモン炭酸「フレスカ」発売 セブンイレブンなど限定”. 産経新聞社/産経デジタル (2014年8月18日). 2015年8月26日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集