モゼーノルウェー語: Måsøy)は、ノルウェートロムス・オ・フィンマルク県にある基礎自治体。行政の中心地はハヴォイスン

モゼー
Måsøy
冬のハヴォイスン(2007年2月27日)
冬のハヴォイスン(2007年2月27日)
モゼーの市章
基礎自治体章
位置
トロムス・オ・フィンマルク県の位置の位置図
トロムス・オ・フィンマルク県の位置
モゼーの位置の位置図
モゼーの位置
座標 : 北緯70度55分32秒 東経24度41分09秒 / 北緯70.92556度 東経24.68583度 / 70.92556; 24.68583
行政
 ノルウェー
  トロムス・オ・フィンマルク県
 基礎自治体 モゼー
首長 アンネ・カーリン・オッリ(2011年 - )
保守党
地理
面積  
  基礎自治体域 1,134 km2 (437.8 mi2)
    陸上   1,066 km2 (411.6 mi2)
人口
人口 (2021年現在)
  基礎自治体域 1,197人
    人口密度   1.1人/km2(2.9人/mi2
その他
等時帯 CET (UTC+1)
夏時間 CEST (UTC+2)
公式ウェブサイト : www.masoy.kommune.no/

県の西海岸に位置し、本土と大小さまざまな島嶼から成る。1838年1月1日に設立され、かつてはマーゲロイ島の西部もカバーしていたが1984年1月1日にノールカップに割譲した。住民のほとんどがハヴォイスン村に集中する一方、島嶼部やフィヨルド地域にスネフィヨルド、クケルヴ、インゲー、ロルヴゼー、モゼーなどの村落がある。人口は近年急減している。

ハヴォイスンには毎日、沿岸急行船「フッティルーテン」が寄港する。村を通る幹線道路は、冬には雪で閉ざされる。

モゼー村にはスカンジナビア半島で最も高い建造物である、高さ362mのインゲーラジオ送信所がある。

基礎情報 編集

地名 編集

 
モゼー村
 
インゲーラジオ送信所

かつて行政の中心地だったモゼー村から取られたもので、初めのMåseはカモメ、最後のøyは島を意味する。1918年以前はMaasøと表記された。

紋章 編集

現在の紋章は1984年9月7日に国王の認可を得た。赤地に黄色で魚かぎが描かれている。魚かぎは水揚げの道具として何世紀にもわたり使われてきたことから、地域における漁業の重要性を表すものとして選ばれた[1]

鳥類相 編集

県の北西部に位置するモゼーには、数多くの鳥の生息地に様々な野鳥が棲んでいる。ヒェルムゼー島には県最大規模の海鳥のコロニーがあり、オジロワシクロトウゾクカモメオオトウゾクカモメなどが見られる。

脚注 編集

  1. ^ Norske Kommunevåpen (1990年). “Nye kommunevåbener i Norden”. 2008年12月11日閲覧。