ワープーアオバト(学名:Ptilinopus magnificus)は、ハト目ハト科に分類される鳥類

ワープーアオバト
ワープーアオバト
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: ハト目 Columbiformes
: ハト科 Columbidae
: ヒメアオバト属 Ptilinopus
: ワープーアオバト
P. magnificus
学名
Ptilinopus magnificus
(Temminck, 1821)
和名
ワープーアオバト
英名
Wompoo Fruit Dove

分布 編集

オーストラリア熱帯雨林、亜熱帯雨林に生息する。分布域は、ニューサウスウェールズ州の中央部から、ヨーク岬半島にかけて広がっている。

特徴 編集

全長約45cm。背面から上尾筒にかけては緑色。首から胸部にかけ紫色、下尾筒は黄色。頭部は白色で、くちばしは黄色く、赤い斑が入る。虹彩は赤色。

鳴き声は人間の声のように聞こえることもある。またその鳴き声が「ワープー」と聞きなせることから、ワープーアオバトと呼ばれている。

食性は果実食であり、イチジクの仲間やバンレイシの仲間の実などを主に食べている。

亜種 編集

亜種は3種類に分けられる。

  • P. m. magnificusはクイーンズランド州中部からニューサウスウェールズ州に書けてに分布する。
  • P. m. keriはケアンズ周辺に分布する。胸部の色が、亜種P. m. magnificusよりも栗色をしている。
  • P. m. assimilisはヨーク岬半島に分布する。胸部の色が他の亜種よりも淡い。

参考文献 編集

  • Field Guide to Australian Birds, Michael Morcombe, Steve Panish Publishing, 2004, ISBN 9781740215596