ヴァージン・MVR-02 (Virgin MVR-02) は、ヴァージン・レーシング2011年のF1世界選手権参戦用に開発したフォーミュラ1カー。2011年の開幕戦から最終戦まで使用された。

ヴァージン MVR-02
ダンブロシオが駆るMVR-02 2月12日ヘレスで行われた合同テストにて
ダンブロシオが駆るMVR-02
2月12日ヘレスで行われた合同テストにて
カテゴリー F1
コンストラクター ヴァージン
デザイナー ニック・ワース
先代 ヴァージン・VR-01
主要諸元
エンジン コスワースCA2011
タイヤ ピレリ
主要成績
チーム マルシャ・ヴァージン・レーシング
ドライバー ドイツの旗 ティモ・グロック
ベルギーの旗 ジェローム・ダンブロシオ
出走時期 2011年
コンストラクターズタイトル 0
ドライバーズタイトル 0
通算獲得ポイント 0
初戦 2011年オーストラリアGP
最終戦 2011年ブラジルGP
出走優勝表彰台ポールFラップ
190000
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概要 編集

2010年シーズン用のマシンはVR-01であるが、2011年シーズンからロシアの自動車企業である「マルシャ」がチームに資本参加するため、マシン名に「M」が加えられてMVR-02となる[1]

新車発表会は2011年2月7日にロンドンBBCテレビセンターで行われた[2]。MVR-02はVR-01と同様に風洞を使用せず、コンピュータ上の数値流体力学 (CFD) のみで設計された[3]。テクニカルディレクターのニック・ワースは「昨年の問題を全て解決した」と述べている[3]

コスワースV8エンジンにX-TRAC製ギアボックスというカスタマーパッケージはVR-01と変わらない。KERSは搭載しない。

ノーズの形状は偏平になったが、先端の高さは低めに設定している[4]。リアエンドはVR-01よりもタイトに設計されている[4]。ホイールベースは100mm延長されたが、全長は350mm短くなっている[4]

記録 編集

 
イギリスGPでは映画『カーズ2』のプロモーション仕様で走行した。
No. ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 ポイント ランキング
AUS
 
MAL
 
CHN
 
TUR
 
ESP
 
MON
 
CAN
 
EUR
 
GBR
 
GER
 
HUN
 
BEL
 
ITA
 
SIN
 
JPN
 
KOR
 
IND
 
ABU
 
BRA
 
2011 24   グロック NC 16 21 DNS 19 Ret 15 21 16 17 17 18 15 Ret 20 18 Ret 19 Ret 0 12位
25   ダンブロシオ 14 Ret 20 20 20 15 14 22 17 18 19 17 Ret 18 21 20 16 Ret 19

脚注 編集