ヴァーヴ・フォアキャスト・レコード

ヴァーヴ・フォアキャスト・レコード(Verve Forecast Records)は1967年に創設されたアメリカのレコード・レーベル。

ヴァーヴ・レコードのサブ・レーベルとして発足、フォーク・ミュージックを取り扱っていたが、1972年に休止。1990年代にコンテンポラリー・ジャズを取り扱うレーベルとして復活するが、その後また休止する。2004年にヴァーヴ・ミュージック・グループの非ジャズ系(ポップ、R&B)を取り扱うレーベルとして再度復活し、現在に至る。

沿革 編集

1967年にプロデューサーのクリード・テイラーフォーク・ミュージックの充足をはかる為に、ヴァーヴ・レコード役員のジェリー・シューンボームよりヴァーヴ・フォークウェイズとして発足。フォークウェイズ・レコードと混同されることがあったため、間も無くヴァーヴ・フォアキャストに名称を変更。ザ・ブルース・プロジェクトリッチー・ヘヴンスティム・ハーディンジャニス・イアンローラ・ニーロジム・アンド・ジーンズザ・ホンブレスボブ・リンド等が所属していた。

1972年にヴァーヴの親元であるMGMがヴァーヴをポリドールに売却、組織編制が行われ、フォアキャストは活動を休止することとなる。

1980年代後半にフュージョン/コンテンポラリー・ジャズ・レーベルとして復活。ジェフ・ローバーアート・ポーターフィリップ・セスクリス・ボッティウィル・ダウニングスムーズ・ジャズ系の他、トニーニョ・オルタヒカルド・シルヴェイラ等のブラジル系のミュージシャンがこのレーベルよりリリースされた。また、インコグニートらが所属していたイギリスのレーベル、トーキン・ラウドの配給もしていた。しかし、1998年にポリドールの親会社のポリグラムシーグラムに買収され、ポリグラムはシーグラムが保有するユニバーサル・ミュージック(旧MCA)と合併。ヴァーヴは再度組織編制が行われ、ユニバーサルが保有するGRPレコードと合併。フォアキャストは再度休止する事となり、この時代のカタログはGRPが引き継ぐ事となる。

2004年にヴァーヴ・ミュージック・グループの非ジャズ系(ポップ、R&B)を中心としたレーベルとして再再度復活。ブルー・サム・レコードのカタログのリイシューも行っている。2011年にはフュージョン系のサックス奏者のボニー・ジェイムスが移籍してきた。

所属ミュージシャン 編集

初期~休止前 編集

復活~1990年代 編集

再復活~2004年以降 編集

外部リンク 編集