三重県道201号宇治山田港伊勢市停車場線

日本の三重県の道路

三重県道201号宇治山田港伊勢市停車場線(みえけんどう201ごう うじやまだこういせしていしゃじょうせん)は、三重県伊勢市にある一般県道。通称は八間道路(はちけんどうろ)。

一般県道
三重県道201号標識
三重県道201号宇治山田港伊勢市停車場線
八間道路
(通称)
地図
路線延長 4.905km
陸上区間 4.905km
海上区間 指定なし
制定年 1959年
起点 宇治山田港
終点 伊勢市停車場
接続する
主な道路
記法
国道23号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
終点(伊勢市駅西交差点)
八間道路(河崎町付近、終点側より見る)

概要 編集

伊勢市街地国道23号を結ぶ主要な路線である。

国道23号交点から吹上踏切までは、ほぼ一直線になっている。

吹上踏切の北から三重交通バス「船江新道(ふなえしんどう)」停留所付近までの区間を通称「八間道路」と呼ぶ。

路線データ 編集

歴史 編集

市道「山田駅船江線」の建設

  • 大正末期、東洋紡績山田工場(1922年大正11年)7月操業開始)の立地に伴い、山田駅(現・伊勢市駅)との間を結ぶ道路の整備が必要とされた[2]。山田駅から宇治山田市吹上町の善光寺(現住所:伊勢市吹上一丁目)の東を通り、宇治山田市船江町字新道(現・伊勢市船江三丁目)に至る道路(延長955、約1.7km)が建設され、市道山田駅船江線と称した。
  • 1923年(大正12年)3月に着工し、善光寺の東から船江町字新道まで(延長820余間、約1.5km)については1924年(大正13年)3月に完成、残りの山田駅から善光寺の東までについては1926年(大正15年)3月に完成した[3]
  • 善光寺の東から船江町字新道までの道幅については8間(約15m)であったとの記録が残っている[4]

県道認定後の沿革

路線状況 編集

利用状況 編集

交通量[11]
地点 平日12時間 平日24時間
2005年度2010年度 2005年度2010年度
伊勢市船江二丁目 10,143台⇒14,221台 13,287台⇒18,914台

道路施設 編集

 
一色大橋(神社港付近、上流側より見る)
 
吹上踏切(北から交差点を望む)
この交差点を左折すれば宇治山田駅方面へ、右折すれば伊勢市駅方面へ向かう。県道201号は右折方面に続く。

一色大橋

  • かつて「一色の渡し場」があったところに架かっている橋で、伊勢市一色町と同市神社港(かみやしろこう)を結んでいる。
  • 室町時代末期から1974年(昭和49年)に一色大橋が完成するまで渡船が運行され、最後の12年間は県道船として運行された[12]

吹上踏切

  • 本路線の終点付近にあるJR参宮線踏切である。
  • 踏切の南側には信号機横断歩道の整備されていない交差点があり、たびたび危険性が指摘されている。しかし、2008年現在も有効な対策はなされていない[13]

地理 編集

通過する自治体 編集

主な接続路線 編集

周辺 編集

参考文献 編集

  • 『宇治山田市史 上巻』(昭和4年1月20日発行、編集 兼 発行所:宇治山田市役所)
  • 『宇治山田市史 資料 121 交通編1』(昭和3年、宇治山田市役所)
  • 『伊勢市史』(昭和43年3月31日発行、編纂:伊勢市)
  • 『伊勢商工会議所史』(昭和59年7月27日発行、伊勢商工会議所
  • 三重県法規集データベース
  • 三重県公報

脚注 編集

  1. ^ a b 三重県県土整備部"三重県の道路/県管理道路一覧"(2012年9月1日閲覧。)
  2. ^ 『伊勢商工会議所史』(昭和59年)24ページ
  3. ^ 『宇治山田市史 上巻』(昭和4年)800ページ
  4. ^ 『宇治山田市史 資料 121 交通編1』(昭和3年)31ページ
  5. ^ 昭和34年1月25日 三重県告示第17号の2
  6. ^ 昭和34年5月8日 三重県告示第226号
  7. ^ 昭和34年5月19日 三重県告示第247号
  8. ^ 昭和49年4月16日 三重県告示第262号
  9. ^ 昭和49年4月16日 三重県告示第263号
  10. ^ 平成2年8月31日 三重県告示第482号
  11. ^ 国土交通省"平成22年度道路交通センサス 一般交通量調査 箇所別基本表"(2012年6月21日閲覧。)
  12. ^ 一色の渡し場跡 - 伊勢志摩きらり千選(財団法人伊勢志摩国立公園協会)
  13. ^ 第1回伊勢市都市計画道路見直し検討委員会要旨 (PDF)

別名 編集

  • 八間道路(伊勢市)

関連項目 編集

外部リンク 編集