上盛岡駅

岩手県盛岡市本町通にある東日本旅客鉄道の駅

上盛岡駅(かみもりおかえき)は、岩手県盛岡市本町通(ほんちょうどおり)三丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)山田線である。

上盛岡駅
駅舎(2007年9月)
かみもりおか
Kami-Morioka
盛岡 (2.8 km)
(2.1 km) 山岸
地図
所在地 岩手県盛岡市本町通三丁目11
北緯39度42分41.37秒 東経141度8分55.11秒 / 北緯39.7114917度 東経141.1486417度 / 39.7114917; 141.1486417座標: 北緯39度42分41.37秒 東経141度8分55.11秒 / 北緯39.7114917度 東経141.1486417度 / 39.7114917; 141.1486417
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 山田線
キロ程 2.8 km(盛岡起点)
電報略号 モオ←モヲ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1923年大正12年)10月10日[1][2]
備考 無人駅
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歴史 編集

駅構造 編集

単式ホーム1面1線を有する地上駅。かつては相対式2面3線のホームと盛岡駅方に延びる貨物側線があり、また北側には機回し線と共に現在の岩手県立中央病院の場所に建っていた旧日本専売公社工場までの引き込み線があり、山岸駅方面から北西方向に分岐する形で延びていた。この引き込み線は、工場の移転後も列車交換設備と共に1982年(昭和57年)ごろまで残っていた。現在も駅の前後にあるYポイントの名残のカーブに、わずかに当時の様子を偲ぶことができる。なおこの引き込み線跡にIGRいわて銀河鉄道の旧本社の入っていた建物が建っている。

元々は社員配置駅だったが、盛岡駅派遣となった後に無人駅(現在は盛岡統括センター管理)となった。かつては立派な木造の駅舎とキヨスクがあったが[5]、1983年(昭和58年)に窓口と待合室のみの小さな駅舎に建て替えられ、1998年(平成10年)の無人化の際に再び建て替えられて、現在は改札もない待合室のみの簡便な駅舎となっている。無人化に伴い、県立中央病院に通院するために設けられた駅北側に通じる通路が閉鎖されたが、現在も名残として点字ブロックが残っている。

自動券売機や水道・トイレはなく、駅入口付近に自動販売機がある。駅前にはタクシー乗り場(列車運行時間帯は常駐)と、月極駐車場(ジャスター管理)がある。

駅周辺 編集

駅周辺は住宅地である。徒歩圏内に大学が2つあるためにアパートなども目立つ。盛岡市の中心部にも駅から徒歩10-15分程度と比較的近く、各種施設がそろっている。

官公庁、警察・消防
学校
銀行・郵便局
小売店・コンビニ等
寺社

駅の北東から東側にかけての北山、名須川地区に多数

病院

駅の北側に県立中央病院、個人医院も多数

公園・緑地等
  • 岩手大学農学部付属植物園
  • 同 教育学部付属自然観察園
その他
バス停

駅前には小さなロータリーがあるが、ここを発着するバスはない。周辺にいくつかバス停留所はあるものの、駅にはそれらの案内は一切なく、接続もしていない。

  • 本町通三丁目、医大本町キャンパス前、県立中央病院前、仁王小学校前、名須川町の各停留所が至近(半径300メートル以内)

に設置されている。

隣の駅 編集

東日本旅客鉄道(JR東日本)
山田線
快速「リアス」・普通
盛岡駅 - 上盛岡駅 - 山岸駅

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 2015年11月16日にIGRいわて銀河鉄道本社移転[6]

出典 編集

  1. ^ a b c 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 21号 釜石線・山田線・岩泉線・北上線・八戸線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年12月6日、18-19頁。 
  2. ^ a b c d 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、497頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ “日本国有鉄道公示第168号”. 官報. (1982年11月13日) 
  4. ^ “「通報」●北上線岩沢駅ほか23駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 8. (1982年11月13日) 
  5. ^ MORIO-Jポータル内「盛岡古今写真クイズ」
  6. ^ 本社を移転しました”. IGRいわて銀河鉄道 (2015年11月16日). 2015年12月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月3日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集