有限会社下段モータース(しもだんモータース)は、北海道石狩郡当別町本社を置く日本企業[1]自動車ディーラー自動車整備業を中心に、自動車に関わる業務を広く行っている[2][3]バス事業においては、当別町のコミュニティバス当別ふれあいバス」の運行も受託している。

有限会社下段モータース
Shimodan Motors
月形当別線「とべ~る号」専用車 (日野・ポンチョ、石狩当別駅〈現・当別駅〉南口にて)
下段モータースのバス車両
月形当別線「とべ〜る号」専用車両
日野・ポンチョ、石狩当別駅〈現・当別駅〉南口にて)
種類 特例有限会社
略称 シモダンモータース
シモダンバス
シモダンタクシー
本社所在地 日本の旗 日本
061-0218
北海道石狩郡当別町樺戸町1055-22[1]
北緯43度12分46.88秒 東経141度31分30.9秒 / 北緯43.2130222度 東経141.525250度 / 43.2130222; 141.525250座標: 北緯43度12分46.88秒 東経141度31分30.9秒 / 北緯43.2130222度 東経141.525250度 / 43.2130222; 141.525250
設立 1955年昭和30年)9月[2]
業種 小売業
法人番号 1430002046369
事業内容 自動車販売業
自動車整備業
レンタカー事業
一般貸切旅客自動車運送事業
一般乗用旅客自動車運送事業[3]
代表者 代表取締役 下段聡[2]
資本金 3,000万円[2]
従業員数 43名[2]
外部リンク https://shimodan-motors.co.jp/
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当別ふれあいバスの車両
石狩太美駅(現・太美駅)を出発する当別駅南口行「あいの里金沢線」

主な事業内容 編集

バス事業 編集

大型バスやマイクロバスなどを保有。路線バス車両は2017年(平成29年)3月31日現在で11台登録されている[4]貸切バスは9台登録されており、札幌運輸支局管内発着を営業区域とする[5]

なおバス停留所は「シモダンモータース」、車両表記は「シモダンバス」と片仮名書きになっている。

路線 編集

コミュニティバス 編集

月形当別線 編集

愛称は「とべ〜る号[8][9]。1日9往復。

北海道旅客鉄道(JR北海道)札沼線(学園都市線)の北海道医療大学駅 - 新十津川駅間が2020年5月7日に廃止されることを受け、その廃止代替バスとして同年4月1日より、石狩当別駅 - 北海道医療大学駅 - 石狩月形駅間で下段モータースにより運行開始された[8]

月形当別線の専用車両は、日野・ポンチョトヨタ・ハイエースの2台を使用する[9]

石狩月形駅 - 浦臼駅代替路線は別路線となる(美唄自動車学校が「月形浦臼線」として運行)が、乗継割引が適用される[10]。浦臼駅 - 新十津川方面は当初は北海道中央バスの既存路線が廃止代替となっていた(滝川浦臼線)ものの、2022年10月1日に浦臼町が運行する「浦臼町営バス」へ転換された。

なお、当路線の回数券は月形浦臼線でも利用できる[11]。当路線を当別ふれあいバスの回数券・応援券(定期券)・無料チケットで利用することはできない[8]

当江線(一般路線、廃止) 編集

 
当江線の車両
日野・レインボーRB江別駅前にて)

石狩川を挟んだ当別町側は、1936年(昭和11年)に廃止された江当軌道にほぼ沿う。

かつては北海道中央バスの路線で、1993年(平成5年)から札幌第一観光バスへの委託路線(21条バス)となった。平日6往復、土曜・休日4往復が設定されていたが、札幌第一観光バスが撤退の意向を示し、2005年(平成17年)4月1日より下段モータースが運行を受託、平日のみ4往復運行となった。2006年(平成18年)10月の道路交通法改正以降は、下段モータースが自主運行する一般路線バスとなり、自治体等が補助金供出などで路線維持に協力する形へ変更された。

乗客数減少などから自治体と協議の結果、2016年(平成28年)4月1日付で廃止された[12][13]

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ かつて当別ふれあいバスの「お買い物ふれバ」にて設定されていた「ラルズ前」停留所が指す店舗と同一の店舗である(お買い物ふれバの運行当時は「ラルズストア」を称していたものの、月形当別線の開設時点では「スーパーアークス」に改装・改称されていた[6])。

出典 編集

  1. ^ a b 有限会社下段モータースの情報 国税庁法人番号公表サイト、2023年9月9日閲覧。
  2. ^ a b c d e 会社概要 有限会社下段モータース、2023年9月9日閲覧。
  3. ^ a b 業務案内 有限会社下段モータース、2023年9月9日閲覧。
  4. ^ 全国乗合バス事業者の移動円滑化基準適合車両導入状況” (PDF). 国土交通省. 2018年3月17日閲覧。
  5. ^ 貸切バス会社一覧” (PDF). 北海道バス協会. 2011年12月13日閲覧。
  6. ^ 田園地帯に「スーパーアークス当別店」オープン、地域コミュニティの拠点”. 北海道リアルエコノミー (2019年7月20日). 2021年5月26日閲覧。
  7. ^ 月形当別線 バス路線図”. 当別町公式ホームページ. 2020年4月4日閲覧。
  8. ^ a b c JR札沼線代替バス(月形当別線)について”. 当別町公式ホームページ (2020年3月13日). 2020年4月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月4日閲覧。
  9. ^ a b 月形当別線(月形⇔当別)”. 月形町. 2020年4月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月4日閲覧。
  10. ^ JR札沼線代替バスの乗り方”. 月形町. 2020年4月4日閲覧。
  11. ^ 月形浦臼線(月形⇔浦臼)”. 月形町. 2020年4月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月4日閲覧。
  12. ^ 路線バス「当江線」の廃止について”. 当別町 (2016年3月2日). 2016年6月30日閲覧。
  13. ^ 広報とうべつ 2016年3月号”. 当別町. 2016年7月1日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集