中国地域県リーグ決勝大会

中国5県のリーグ代表チームによる男子社会人サッカー大会

中国地域県サッカーリーグ決勝大会(ちゅうごくちいきけんサッカーリーグけっしょうたいかい、)は、中国地方で行われる日本サッカーの大会のひとつで中国サッカーリーグへの昇格決定戦である。

中国地域県リーグ決勝大会
開始年 1977年
参加チーム数 8
加盟国 日本の旗 日本中国地方
前回優勝 バンメル鳥取
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出場資格 編集

中国各県の県社会人1部リーグ(鳥取島根岡山広島山口)の1位と、開催県および前年度大会で中国リーグに昇格しなかった県のうち成績上位2県の2位の計8チームが出場する。

2011年までは中国各県の県社会人1部リーグの1位と2位(計10チーム)が出場していた。

大会方式 編集

参加8チームでトーナメントを行い、優勝チームが中国リーグに自動昇格、準優勝チームが中国リーグ9位と入替戦を行う。入替戦は試合時間90分、勝敗が決しない場合は20分間の延長戦を行い、なお未決の場合はPK戦を行い中国リーグ参加チームを決定する[1]

2006年までは優勝チームが中国リーグ8位と、準優勝チームが中国リーグ7位とそれぞれホーム&アウェイの入替戦を行っていた。2007年以降は中国リーグの所属チーム数拡大に伴い、上位2チームが自動昇格となった。2011年から2022年までは2ブロック制で行われた。

歴代結果 編集

年度 優勝 準優勝 決勝開催地
25 2001 石見FC(島根1位) NKK福山サッカー部(広島1位) 浜田市陸上競技場
26 2002 NKK福山サッカー部(広島) 鳥取キッカーズFC(鳥取1位)
27 2003 佐川急便中国サッカー部(広島1位) 日立製作所笠戸サッカー部(山口1位) 米子市営東山陸上競技場
28 2004 山口県サッカー教員団(山口1位) ファジアーノ岡山FC(岡山1位) 広島広域公園第一球技場
29 2005 FCセントラル中国(島根1位) 新日本石油精製水島サッカー部(岡山1位) 山口県きららスポーツ交流公園サッカー・ラグビー場
30 2006 マツダSC(広島1位) NTN岡山サッカー部(岡山1位) 浜山公園補助陸上競技場
31 2007 NTN岡山サッカー部(岡山1位) FC宇部ヤーマン(山口1位) 倉敷市水島緑地福田公園
32 2008 新日本石油精製水島サッカー部(岡山1位) 元気SC(鳥取1位) 浜山公園球技場
33 2009 ファジアーノ岡山ネクスト(岡山1位) ヴォラドール松江(島根1位) 山口県立おのだサッカー交流公園
34 2010 富士ゼロックス広島SC(広島1位) 三菱自動車水島FC(岡山1位) 広島ビッグアーチ
年度 Aブロック勝者 Bブロック勝者 昇格決定戦開催地
35 2011 SC鳥取ドリームス(鳥取1位) 日立製作所笠戸サッカー部(山口2位) コカ・コーラウエストスポーツパーク陸上競技場
36 2012 SRC広島(広島1位) 佐川急便中国サッカー部(広島2位) kankoスタジアム補助競技場
37 2013 日立製作所笠戸サッカー部(山口2位) FC宇部ヤーマン(山口1位) コカ・コーラウエストスポーツパーク球技場
38 2014 環太平洋大学フェンサーズ(岡山1位) SC松江(島根1位) コカ・コーラウエスト広島スタジアム
39 2015 SC鳥取ドリームス(鳥取1位) 廿日市FC(広島1位) 山口県立おのだサッカー交流公園
40 2016 パナソニック岡山サッカー部(岡山3位)[注 1] Yonago Genki SC(鳥取1位) 浜山公園補助陸上競技場
41 2017 原田鋼業FC(広島2位) 富士ゼロックス広島SC(広島1位) 鳥取県フットボールセンター大山 夕陽の丘神田
42 2018 FCバレイン下関(山口1位) 浜田FCコスモス(島根1位) 神崎山陸上競技場
43 2019 デッツォーラ島根E.C(島根1位) Yonago Genki SC(鳥取1位) コカ・コーラウエスト広島スタジアム
44 2020[注 2] 福山シティFC(広島2位) パナソニック岡山サッカー部(岡山2位) 山口県立おのだサッカー交流公園
45 2021 SC松江(島根2位) 福山シティFC(広島1位) 浜山公園球技場
46 2022 ヴァジュラ岡山(岡山2位) 廿日市FC(広島1位) どらドラパーク米子陸上競技場
年度 優勝 準優勝 決勝開催地
47 2023 バンメル鳥取(鳥取1位) インディゴF.C山口(山口1位) 岡山県美作ラグビー・サッカー場第2補助競技場

中国リーグ・県リーグ入替戦 編集

枠は勝利チーム(=中国リーグ所属)。年度表示は上記決勝大会に準ずる。

年度 中国リーグ スコア 県リーグ 第1戦 第2戦
2001 山口県サッカー教員団 1 - 1 NKK福山 1 - 0 0 - 1
2002 日新製鋼呉 0 - 4 NKK福山 0 - 0 0 - 4
広島教員 2 - 3 鳥取キッカーズFC 1 - 2 1 - 1
2003 マツダSC 2 - 3 日立製作所笠戸 1 - 3 1 - 0
山口県サッカー教員団 0 - 3 佐川急便中国 0 - 0 0 - 3
2004 広島FC 1 - 3 山口県サッカー教員団 0 - 1 1 - 2
鳥取キッカーズFC 1 - 4 ファジアーノ岡山FC 1 - 2 0 - 2
2005 山口県サッカー教員団 5 - 5 新日本石油精製水島 3 - 3 2 - 2
2006 日立製作所笠戸 6 - 1 NTN岡山 3 - 1 3 - 0
石見FC 3 - 7 マツダSC 2 - 3 1 - 4
2007-2022年は昇格枠が2となったため入替戦は実施されず
2023 NTN岡山 2 - 0 (延長) インディゴF.C山口 (1回戦制)

脚注 編集

  1. ^ 2位のオール山陽が大会出場を辞退したため繰り上げ出場
  2. ^ この年は新型コロナウィルスの影響により各ブロック勝者2チームの中国リーグ昇格は行わず、翌年の全国社会人サッカー選手権大会中国予選の出場権を獲得[2]

出典 編集

  1. ^ 中国リーグ・県リーグ入替戦について”. CSL 中国サッカーリーグ 公式. 2023年11月30日閲覧。
  2. ^ 【リリース】2020年度 広島県社会人1部リーグ開幕と詳細について”. 福山シティFC (2020年6月18日). 2020年11月15日閲覧。

外部リンク 編集