京都レコード(きょうとレコード)は1970年代から1980年代にかけ関西を中心に活動した、音楽制作会社のレーベル名及び通称である。2002年に撤退した。

現在、京都市山科区に同名の会社が存在するが全くの別会社である。

社名の変遷 編集

社名は以下のように変遷している。

  • ペップミュージックサービス→京都レコード→KYOTO RECORD→インタースペースキョートレコード(ISKR)

解説 編集

ペップミュージックサービス(中川秀雄代表)は、1970年代から河島英五をはじめとするアーティストを抱えていた(詳細は後述)。

数多のレコード会社にレーベルを設立、ワーナー・パイオニアKYOTO RECORD東芝EMI平安京レコードと名乗る事もあった。

SMSレコード渡辺プロダクションが新設したレコード会社)からも堀口ノアや花環敬子らが発売、また河島英五の個人レーベルとしてガリーバーレコードを設立。この他大手レコード会社を通さず、現在で言うインディーズのような形で発売される作品もあった。

京都音楽祭(1990年代のものとは別物)の主催も行い、関西近辺のアーティストの発掘に力を注いでいた。

東京にも拠点を構えたが、1980年代後半には所属アーティストの独立等もあり勢力が衰えていった。

2000年代に入っても音楽出版社として存続したが、2002年、TBS系列の音楽出版会社日音に版権を売却、音楽事業から撤退。

主な所属アーティスト 編集

他多数

復刻・その他 編集

河島英五あのねのねを中心にCD化され、片山知子、タンポポも一部CD化されているが、エレックレコードURCレコードの様な大規模な復刻はされていない。

2006年7月13日に東京江古田マーキーで、堀口ノアあらい舞のジョイントライブが27年振りに開催された。京都レコード消滅後元所属アーティスト同士のジョイントライブはこれまで皆無であった。

脚注 編集