人妻椿』(ひとづまつばき)は、小島政二郎小説作品、及びそれを原作とした映画ドラマ化作品である。

概要 編集

1935年から37年に『主婦之友』に連載された。戦後の私小説『甘肌』で小島は、編集者の言うがまま、顔を赤らめつつ書いた通俗小説だと言っている。

あらすじ 編集

矢野昭は孤児だったのを拾って営業部長にまでしてくれた有村社長の殺人罪容疑を、身代わりになって行方を眩ます。有村社長は矢野の妻子の面倒を見ると約束しながら急死してしまう。社長の息子・恒也は、本当は社長が犯人と訴えても取り合わず、残された妻・嘉子は、息子・準一を抱えて世間の荒波に翻弄されるのだった。

映画 編集

1936年版 編集

1936年10月4日に前篇、同年10月29日に後篇が公開。松竹キネマ配給。

キャスト 編集

スタッフ 編集

主題歌 編集

1956年版 編集

1956年5月25日公開。松竹配給。

キャスト 編集

スタッフ 編集

1967年版 編集

1967年6月10日公開。松竹配給。

キャスト 編集

スタッフ 編集

TVドラマ 編集

1966年版 編集

1966年6月13日12月2日近畿地方は同年7月25日1967年1月20日)にABCテレビ映画」枠にて放送された。

キャスト 編集

スタッフ 編集

主題歌 編集

  • 『人妻椿』
    • 作詞:高橋掬太郎 / 作曲:竹岡信幸 / 歌:三島敏夫
    • 1936年版映画主題歌のカバー。
朝日放送制作・TBS系列 テレビ映画
前番組 番組名 次番組
人妻椿(1966年版)

1971年版 編集

1971年8月30日10月29日TBS花王 愛の劇場」枠にて放送された。

キャスト 編集

スタッフ 編集

TBS 花王 愛の劇場
前番組 番組名 次番組
夏の嵐
(1971.7.19 - 1971.8.27)
人妻椿(1971年版)
(1971.8.30 - 1971.10.29)
真実一路
(1971.11.1 - 1971.12.31)