仁同張氏

朝鮮の氏族の一つ

仁同張氏(インドンジャンし、じんどうちょうし、朝鮮語: 인동장씨)は、朝鮮氏族の一つ。本貫慶尚北道亀尾市である。2015年の調査では666,652人[1]玉山張氏(2015年の調査では15,173人)とは同系であり、朝鮮末期に「玉山張氏」から「仁同張氏」に改称したが、現在でも一部の家系が「玉山張氏」を名乗り続ける[2]

仁同張氏
玉山張氏
氏族
朝鮮
領地 亀尾市
家祖 張金用(上将軍系)
張桂(直提学系)
著名な人物 上将軍系:張志淵張勉張沢相張都暎張泰玩張世東張勲ハジュン・チャン
系不明:禧嬪張氏チャン・ドンゴン
인동장씨대종회

始祖は知られる限りで中国から渡来した張金用または張桂であり、張桂を始祖とする直提学系と張金用を始祖とする上将軍系の2つの系列がある[2]。ただし、始祖が本当に張金用・張桂かどうかは不明である[3]

人口分布 編集

2015年統計によると、多くの自治体の総人口に占める比例が1%〜2%であり、慶尚北道中部、全羅南道南西部、忠清北道北東部など2%を超える地域もある。全国で総人口に占める比例が最も高い地域は京畿道加平郡(1,597人、総人口の2.88%)である[4]

脚注 編集

  1. ^ KOSIS”. kosis.kr. 2022年11月24日閲覧。
  2. ^ a b 인동장씨 - 디지털구미문화대전”. gumi.grandculture.net. 2023年8月15日閲覧。
  3. ^ 金相勲, 稲田奈津子[訳] , 三上喜孝[解説]「韓国人の起源に関する中高生の意識と『国史』教科書との関係」『山形大学歴史・地理・人類学論集』第13号、山形大学歴史・地理・人類学研究会、2012年3月、46頁、ISSN 13455435CRID 1050282677551302272 
  4. ^ 본관분포”. sgis.kostat.go.kr. 2023年2月24日閲覧。

参考文献 編集

関連項目 編集