伝統と創造の会
伝統と創造の会(でんとうとそうぞうのかい)は、2005年の第44回衆議院議員総選挙で初当選した自民党議員で構成する「83会」の保守系メンバーが2006年に設立した勉強会。
目的
薗浦健太郎は自身のホームページで「『変えるべきことは変え、守るべきことは守る』ということです。小泉総理の改革はどんどん前に進めていくべきだと思います。その一方で、わが国には世界に誇るべき伝統や文化、そして道義国家としての姿があります。明治維新など、先人たちがそうしてきたように、守るべきものは守りながら、新しい日本を創造していこうという会です」と述べている[1]。
メンバー
- 会長 - 稲田朋美
- 副会長 - 北村茂男・小川友一
- 幹事長 - 初代高鳥修一 → 二代目薗浦健太郎[2]
- 副幹事長 - 木原誠二・林潤
- 事務局長 - 赤池誠章
- 事務局次長 - 松本洋平
- その他の会員 - 木原稔・鍵田忠兵衛・永岡桂子・石原宏高・平将明・坂井学・西本勝子・鈴木馨祐、山本朋広
沿革
- 2006年2月11日 - 設立。設立時の人数は34人。
- 2006年4月28日 - 占領解除(サンフランシスコ講和条約発効)54周年にあたり、会として初の靖国神社参拝を行なった。
- 2007年11月6日 - 福田康夫内閣が推進する人権擁護法案に反対の態度を示した。
- 第45回衆議院議員総選挙で大半のメンバーが落選。再選を果たしたメンバーは稲田、小里泰弘、永岡のわずか3人に留まった。
映画『靖国 YASUKUNI』助成金問題
詳細は「靖国 YASUKUNI」を参照
2008年3月12日、アルゴ・ピクチャーズ配給の映画『靖国 YASUKUNI』(監督:李纓)の、全議員を対象とした試写会が催された。12月に行われたマスコミ向け試写会後、「週刊新潮」の「客観性を欠く」「反日映画だ」などという報道をきっかけにして、自民党「平和を願い、真の国益を考え靖国参拝を支持する若手国会議員の会」と本会所属議員合同向けの試写会を要請していた。この映画には文化庁の指導する芸術振興基金が助成されており、その条件として政治的な訴えや偏向があるものは禁止されていた。
新聞の取材に対し稲田は、「客観性が問題となっている。議員として見るのは、一つの国政調査権」「表現の自由や上映を制限する意図はまったくない。でも、助成金の支払われ方がおかしいと取り上げられている問題を議員として検証することはできる」としている。4月、右翼団体による抗議電話や行動が相次いだとされることについては、「我々が問題にしたのは助成の妥当性であり、映画の上映の是非を問題にしたことは一度もない。いかなる内容の映画であれ、それを政治家が批判し、上映をやめさせるようなことが許されてはならない」とコメントしている。