勝興寺 (新宿区)

東京都新宿区にある曹洞宗の寺院

勝興寺(しょうこうじ)は、東京都新宿区にある曹洞宗寺院

勝興寺
所在地 東京都新宿区須賀町8-7
位置 北緯35度41分04.5秒 東経139度43分22.0秒 / 北緯35.684583度 東経139.722778度 / 35.684583; 139.722778座標: 北緯35度41分04.5秒 東経139度43分22.0秒 / 北緯35.684583度 東経139.722778度 / 35.684583; 139.722778
山号 法輪山
宗派 曹洞宗
創建年 天正10年(1582年
開山 雪庭春積
法人番号 4011105000599 ウィキデータを編集
勝興寺 (新宿区)の位置(東京都区部内)
勝興寺 (新宿区)
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歴史 編集

1582年天正10年)、雪庭春積によって開山された。元々は現在の千代田区麹町に位置していたが、江戸城拡張工事のため、1634年寛永11年)に現在地へ移転している[1]

かつては、「清岩院」「谷田院」の塔頭を擁していたが、明治廃仏毀釈時に吸収合併したといわれている[1]

墓地には、江戸時代死刑執行人6代山田浅右衛門吉昌、映画監督の島津保次郎の墓がある。

山田浅右衛門の箪笥 編集

明治になり、斬首刑が廃止となったため、山田浅右衛門の「首切り業」は御役御免となった。収入源を失った山田家は家計が苦しくなり、家財道具を売って生計の足しとした。その中に箪笥があった。古道具屋から箪笥を購入した某家では、気を病む家族が出たり、箪笥が変に動くという怪奇現象が起きた。原因を探ると山田家から放出された物と判明したため、箪笥は山田家に送り返された。その後結局、当寺が預かることになったが、戒行寺坂でどういうわけか動かなくなったので、読経して何とか寺内に入れたという。寺では箪笥にお経を入れたところ、怪奇現象は起こらなくなったという。この箪笥は、1945年昭和20年)の空襲で焼失し、現存していない[1]

交通アクセス 編集

脚注 編集

  1. ^ a b c 新宿区立図書館 編『四谷南寺町界隈(新宿区立図書館資料室紀要5)』新宿区立図書館、1971年、p33-34

参考文献 編集

  • 新宿区立図書館 編『四谷南寺町界隈(新宿区立図書館資料室紀要5)』新宿区立図書館、1971年

関連項目 編集