北浜晴子

日本の女性声優 (1938-2023)

北浜 晴子(きたはま はるこ、1938年[10]7月1日[2][4][5] - 2023年11月2日)は、日本女性声優ナレーター[7]東京府(現:東京都)出身[2][4][5]

きたはま はるこ
北浜 晴子
プロフィール
本名 塩谷 晴子
(しおたに はるこ)[1][2]
愛称 お晴[3]
性別 女性
出身地 日本の旗 日本東京府[2][4][5]
生年月日 (1938-07-01) 1938年7月1日
没年月日 (2023-11-02) 2023年11月2日(85歳没)
血液型 A型[6]
職業 声優ナレーター[7]
事務所 青二プロダクション(最終所属)[4]
公式サイト 北浜 晴子|株式会社青二プロダクション
公称サイズ(時期不明)[9]
身長 / 体重 153[8] cm / 39 kg
活動
活動期間 1960年代 - 2023年
声優テンプレート | プロジェクト | カテゴリ

来歴 編集

小さい頃は「これになりたい」というように、特別に考えていなかったが、その後はそういうことはだんだん考えるようになってきた[11]。その時は「生きるんだ」といいう確かな実感が持てる職につきたかったという[11]

自分の人生だけでなく、色々な人生を生きることができることから声優を志す[11]

1958年TBS放送劇団に入団[2]。その後、劇団薔薇座[12]青二プロダクションぷろだくしょんバオバブ[6]大沢事務所[1][13]を経て再び青二プロダクション所属。

2023年11月2日、慢性肺疾患のため死去。訃報は11月10日に青二プロダクションより公表された[14]

人物 編集

声種は知的でクールなアルト[11][15]。声優としては、アニメ、洋画、ゲームに出演、テレビのナレーション、ラジオのDJも務めている[7]。声優としての活動を始めた当初は6歳、10歳ぐらいの男子役の吹き替えが多かったが、『ローハイド』で初めて女性役の吹き替えを務めて『すてきなケティ』のケティ役で初レギュラー[12]。『奥さまは魔女』のサマンサ・スティーブンス役で知られる[13]。アニメでは、サマンサのような包容力のある役柄、まったく逆に迫力のある悪女といった役柄が多い[13]

大竹宏は北浜を「プライドが高い」と評している。『マジンガーZ』のあしゅら男爵は柴田秀勝と互いに張り合って台詞を喋るため、口パクが合わず、大竹が「柴田が先に声を出して、それに追従するようにお晴がしゃべったらどうか」とアドバイスしたという[3]

ぷろだくしょんバオバブ所属時はバオバブシンガーズとしても活動していた。

趣味は読書、観劇[4]

出演 編集

太字はメインキャラクター。

テレビアニメ 編集

1963年
1965年
1966年
1967年
1968年
1969年
1970年
1971年
1972年
1973年
1974年
1975年
1976年
1977年
1978年
1979年
1980年
1981年
1983年
1984年
1985年
2003年
2009年

劇場アニメ 編集

OVA 編集

吹き替え 編集

担当女優 編集

アーレン・マーテル英語版
エヴァ・マリー・セイント
エリザベス・モンゴメリー
エレン・バースティン
サリー・ケラーマン
マーサ・ハイヤー

映画 編集

1967年

1968年

1969年

1970年

1971年

1972年

1973年

1974年

1975年

1976年

1978年

1979年

1980年

1981年

1984年

1985年

1991年

1993年

2004年

2005年

ドラマ 編集

1963年

1966年

1967年

1968年

1969年

1970年

1971年

1977年

1988年

アニメ 編集

放送日不明 編集

ゲーム 編集

特撮 編集

ラジオドラマ 編集

テレビ番組 編集

ボイスオーバー 編集

CM 編集

その他コンテンツ 編集

脚注 編集

注釈 編集

シリーズ一覧

  1. ^ 』(1996年)、『F』(1997年)、『F完結編』(1998年)、『α』(2000年)、『α外伝』『α for Dreamcast』(2001年)、『IMPACT』(2002年)、『Scramble Commander』(2003年)、『GC』(2004年)、『XO』(2006年)、『DD』(2019年)

出典 編集

  1. ^ a b 掛尾良夫 編「女性篇」『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年3月30日、389頁。ISBN 4-87376-160-3 
  2. ^ a b c d e f 『読売新聞』1966年8月2日付朝刊、10面、ラジオ・テレビ欄。
  3. ^ a b 赤星政尚ほか「CHAPTER.1 ロボットアニメの故郷 栄光の東映動画 大竹宏インタビュー」『不滅のスーパーロボット大全 マジンガーZからトランスフォーマー、ガンダムWまで徹底大研究』二見書房]、1998年9月25日、51頁。ISBN 4-576-98138-2 
  4. ^ a b c d e 北浜晴子”. 青二プロダクション. 2017年5月3日閲覧。
  5. ^ a b c 北浜晴子”. 日本タレント名鑑. VIPタイムズ社. 2021年11月22日閲覧。
  6. ^ a b 『声優名鑑 アニメーションから洋画まで…』近代映画社、1985年、52頁。 
  7. ^ a b c 北浜 晴子”. タレントデータバンク. 2020年2月3日閲覧。
  8. ^ 青二プロダクション 北浜 晴子 - ウェイバックマシン(2016年4月4日アーカイブ分)
  9. ^ 北浜 晴子” (PDF). 青二プロダクション公式サイト. 青二プロダクション. 2011年7月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月3日閲覧。
  10. ^ アニメソフト完全カタログ 1994(月刊ニュータイプ ビデオでーた共同編集 角川書店 1994年)616頁
  11. ^ a b c d 『アニメーション大百科』東京三世社、1981年、244頁。 
  12. ^ a b 「北浜晴子インタビュー」『TV洋画の人気者 声のスターのすべて』阿部邦雄 編著、近代映画社、1979年、138-140頁。全国書誌番号:79023322 
  13. ^ a b c 小川びい『こだわり声優事典'97』徳間書店〈ロマンアルバム〉、1997年3月10日、45頁。ISBN 4-19-720012-9 
  14. ^ “声優の北浜晴子さん死去 86歳 『みなしごハッチ』『ジャングル大帝』などに出演”. (2023年11月10日). https://www.oricon.co.jp/news/2302083/full/ 2023年11月10日閲覧。 
  15. ^ 『声優の世界-アニメーションから外国映画まで』朝日ソノラマファンタスティックコレクション別冊〉、1979年10月30日、79頁。 
  16. ^ オバケのQ太郎”. トムス・エンタテインメント 公式サイト. トムス・エンタテインメント. 2024年4月20日閲覧。
  17. ^ おそ松くん(第1作) : 作品情報”. アニメハック. 2020年12月4日閲覧。
  18. ^ ジャングル大帝 進めレオ!”. 手塚治虫公式サイト. 2016年6月8日閲覧。
  19. ^ ウメ星デンカ”. トムス・エンタテインメント 公式サイト. トムス・エンタテインメント. 2024年4月20日閲覧。
  20. ^ a b “どろろ”. 手塚治虫公式サイト. https://tezukaosamu.net/jp/anime/37.html 2016年5月6日閲覧。 
  21. ^ 作品データベース いなかっぺ大将”. タツノコプロ. 2022年12月17日閲覧。
  22. ^ 尾形英夫 編「声のヒーロー37人総登場」『ロマンアルバム(4) テレビランド増刊号 デビルマン』徳間書店、1978年2月25日、74頁。 
  23. ^ キャラクター/キャスト”. 東映アニメーションラインナップ. マジンガーZ. 東映アニメーション. 2020年12月28日閲覧。
  24. ^ キューティーハニー”. 東映アニメーション. 2016年5月23日閲覧。
  25. ^ グレートマジンガー”. 東映アニメーション. 2016年6月1日閲覧。
  26. ^ マグネロボ ガ・キーン|キャラクター/キャスト”. 東映アニメーション. 2023年1月9日閲覧。
  27. ^ 宇宙海賊キャプテンハーロック”. 東映アニメーション. 2021年3月18日閲覧。
  28. ^ ガラスの仮面”. エイケン オフィシャルサイト. 2016年6月11日閲覧。
  29. ^ 魔犬ライナー0011変身せよ!|キャラクター/キャスト”. 東映アニメーション. 2024年2月24日閲覧。
  30. ^ 児童劇映画 1.「宇宙からの侵入者」イギリス・アミカスプロ1967年制作 2.人形劇映画「ミダス王ものがたり」”. 2024年2月19日閲覧。
  31. ^ “劇映画 「結婚一年生」 ~アメリカ・ユニバーサルテレビ制作~”. https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/detail/?crnid=A197401131430001300100 2023年12月11日閲覧。 
  32. ^ “劇映画 「さようなら,おんぼろアン」 ~アメリカCBS制作~”. https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/detail/?crnid=A197509132000001300100 2023年12月11日閲覧。 

外部リンク 編集