四逆湯(しぎゃくとう)とは、漢方方剤の一種。出典は「傷寒論」。 四逆散と名前が似ているので、混同されやすいが全く違う漢方薬である。

適応症 編集

虚弱な人や体力を消耗した人で、手足が冷えた人に用いる。

効能・効果 編集

風邪胃腸型の風邪、急性・慢性胃腸炎肺炎下痢吐き気

組成・処方量 編集

甘草(かんぞう)3.0、乾姜(かんきょう)2.0、附子(ぶし)0.5〜1.0

煎じ薬のみで、粉薬丸薬、エキス剤はない

編集

その他 編集

関連項目 編集

  • 四逆散 - 名前が似ているので、漢方薬に精通している人でも間違えるが四逆湯とは別
  • 甘草乾姜湯 - 四逆湯から附子を引いた漢方薬。四逆湯よりエネルギーの失い方が少ない人に向いている。