国道485号

日本の島根県を通る一般国道

国道485号(こくどう485ごう)は、島根県隠岐郡隠岐の島町から島後島前西ノ島を経由し、松江市に至る一般国道である。

一般国道
国道485号標識
国道485号
地図
地図
総延長 160.8 km
実延長 045.8 km
現道 045.8 km
陸上区間 063.2 km
海上区間 097.6 km
制定年 1993年平成5年)
起点 島根県隠岐郡隠岐の島町北緯36度17分37.34秒 東経133度21分23.19秒 / 北緯36.2937056度 東経133.3564417度 / 36.2937056; 133.3564417
主な
経由都市
隠岐郡西ノ島町
終点 島根県松江市
矢田IC北緯35度26分38.33秒 東経133度6分4.62秒 / 北緯35.4439806度 東経133.1012833度 / 35.4439806; 133.1012833 (矢田インターチェンジ)
接続する
主な道路
記法
国道431号
国道9号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
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概要 編集

島根県の日本海沖に浮かぶ隠岐諸島島後の隠岐の島町から島前・西ノ島と海上区間を経て、島根半島七類港より松江市の中心市街とを結ぶ、延長約166 kmの一般国道で、主な通過地は西ノ島町である。1993年(平成5年)に政令で追加指定された海上国道3路線のうちのひとつでもある。島根半島では、七類港からの単独区間(実延長区間)が約2 kmほどで終わり、松江市美保関町森山 - 下東川津町間は国道431号と重用する。終点付近で松江道路(山陰自動車道)と連絡する松江だんだん道路は、国道485号の自動車専用道路である。

路線データ 編集

一般国道の路線を指定する政令[1][注釈 1]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。

歴史 編集

路線状況 編集

バイパス 編集

  • 郡バイパス(隠岐郡隠岐の島町伊後 - 同町山田)
  • 西ノ島バイパス(隠岐郡西ノ島町大字美田 - 同町大字浦郷)

重複区間 編集

  • 国道431号(松江市美保関町森山・松江市下東川津町(松江だんだん道路川津IC)間)
  • E9 山陰自動車道国道9号松江道路)(松江市東津田町(松江JCT)・松江市矢田町(矢田IC)間)

海上区間 編集

島根県の隠岐諸島(島前・島後)と本州の松江市七類港との間に海上区間が2区間があり、海上区間97.6 kmは総延長の6割弱を占める。海上区間の延長は、国道58号国道390号に続いて3番目の長さを有する[5]。海上区間に相当する島後西郷港 - 島前(西ノ島)別府港 - 松江市七類港の航路には、隠岐汽船によるフェリー高速船の路線が就航する。かつて、西ノ島浦郷港 - 七類港間のフェリー航路も就航していたが[5]、西ノ島バイパス開通を機に2007年をもって終了している。また、一般的な海上国道は、起点・終点の端点が他の一般国道の路線と交わるが、国道485号では、起点孤立の端点となっている数少ない路線のひとつでもある[注釈 5]

  • 島根県隠岐の島町西郷港 - 西ノ島町別府港
  • 島根県西ノ島町浦郷港 - 松江市七類港

道路施設 編集

トンネル 編集

起点から

  • 山光久見トンネル(隠岐郡隠岐の島町久見 - 同町山田)※郡バイパス
  • 五箇トンネル(隠岐郡隠岐の島町小路 - 同町原田)
  • 和久羅トンネル(松江市上東川津町 - 同市西尾町)※松江だんだん道路

地理 編集

通過する自治体 編集

交差する道路 編集

  • 国道431号(松江市美保関町森山、松江市下東川津町・松江だんだん道路川津IC)
  • 国道9号(松江市・松江だんだん道路津田IC
  • E9 山陰自動車道(国道9号松江道路)(松江市東津田町(松江JCT)、松江市矢田町(矢田IC))

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 一般国道の路線を指定する政令の最終改正日である2004年3月19日の政令(平成16年3月19日政令第50号)に基づく表記。
  2. ^ a b 2004年10月1日、隠岐郡五箇村・隠岐郡西郷町・隠岐郡都万村・隠岐郡布施村が合併して、隠岐郡隠岐の島町発足。
  3. ^ 2005年3月31日、松江市八束郡鹿島町八束郡宍道町八束郡島根町八束郡玉湯町八束郡美保関町八束郡八雲村八束郡八束町が合併して、新松江市発足。
  4. ^ a b c d e f g h 2022年3月31日現在
  5. ^ 国道485号のように端点が孤立する海上国道は、他に国道382号国道384号国道390号の計4路線だけである[5]

出典 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集