多治比 歳主(たじひ の としぬし)は、奈良時代の貴族。名は年主とも記される。姓は真人。官位は従五位上・出雲守。
宝亀3年(772年)従五位下に叙爵し、中務員外少輔に任ぜられる。その後、光仁朝において摂津亮・木工頭を歴任する。
桓武朝に入り、天応元年(781年)従五位上に叙せられ、翌天応2年(782年)右大舎人頭次いで大蔵大輔に任ぜられる。延暦4年(785年)出雲守として地方官に転じた。
『続日本紀』による。