天之常立神(あめのとこたちのかみ)は、日本神話に登場する別天津神のうちの一柱である。

天之常立神

別天津神 第5代
先代 宇摩志阿斯訶備比古遅神
次代神世七代
国之常立神

神祇 天津神
全名 天之常立神(アメノトコタチノカミ)
別名 天之常立尊
神階 なし
神格 天の永久性
なし
神社 出雲大社駒形神社金持神社
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概要 編集

天地開闢の際、別天津神五柱の最後に現れた神である。独神であり、現れてすぐに身を隠した。『日本書紀』正伝には現れず、『古事記』および『日本書紀』の異伝(一書)にのみ登場する。神代紀第一段第六の一書では天常立尊と表記され、可美葦牙彦舅尊(うましあしかびひこぢ)・国之常立神(くにのとこたちのかみ)に先立って最初に登場する。

天の永久性を象徴する神とされる。

先代旧事本紀』によれば、天之御中主神と同一神である。

出雲大社出雲市)に客座神として祀られているほか、駒形神社岩手県奥州市)・金持神社鳥取県日野郡日野町)などに祀られている。

関連項目 編集