寺田駅 (富山県)

日本の富山県中新川郡立山町浦田にある富山地方鉄道の駅

寺田駅(てらだえき)は、富山県中新川郡立山町浦田にある富山地方鉄道である。駅番号はT08

寺田駅
駅舎(2018年6月)
てらだ
Terada
地図
所在地 富山県中新川郡立山町浦田257
北緯36度41分55.76秒 東経137度19分7.12秒 / 北緯36.6988222度 東経137.3186444度 / 36.6988222; 137.3186444座標: 北緯36度41分55.76秒 東経137度19分7.12秒 / 北緯36.6988222度 東経137.3186444度 / 36.6988222; 137.3186444
駅番号 T08
所属事業者 富山地方鉄道
駅構造 地上駅
ホーム 3面4線
乗降人員
-統計年度-
360人/日
-2019年-
開業年月日 1931年昭和6年)8月15日
乗入路線 2 路線
所属路線 本線
キロ程 9.8 km(電鉄富山起点)
T07 越中舟橋 (1.3 km)
(0.7 km) 越中泉 T09
所属路線 立山線
キロ程 0.0 km(寺田起点)
(1.4 km) 稚子塚 T44
備考 直営駅
テンプレートを表示

利用可能な鉄道路線 編集

歴史 編集

駅構造 編集

駅の北寄りに本線、南寄りに立山線のそれぞれ2面2線のホームを持つが、1番線と3番線の間に待合室が設置されており、2面のホームが一つにつながってコの字型になっている3面4線の地上駅である。ホームは駅舎側から順に4番、3番、1番、2番と変則的な付番になっており、寺田駅構内の立山線電車の離合は右側通行になっている。

駅舎は開業時より使用されている木造駅舎であり、駅名の表札が「驛田寺」と未だに「」かつ右書きで表記されている数少ない駅である。長年に渡りほとんど改修されずに使用されていたが、老朽化のため2016年に外壁の張り替えや窓のサッシ化など大規模なリフォームを行った。リフォーム後も出札窓口や待合室などはリフォーム前とほぼ変わっていないが、ICカード専用改札機が設置されている。

1番線と3番線の間の待合室内には売店・案内所があったほか中央のスペースには旧信号扱所が残されている。またこの待合室は現在は立ち入り禁止になっており、軒下のベンチと飲料水の自販機のみ利用できる。

両線は電鉄富山方で分岐する。旧・立山鉄道線(新宮川駅 - 旧・上市駅 - 五百石駅間)廃止の代替として、開業当初よりデルタ線の設置が予定され、駅東側に上市方面と五百石方面とを連絡する短絡線が敷かれる予定だった。路盤のみ完成していたが線路が敷かれることはなく、未成に終わっている[2]。このため立山 - 宇奈月温泉間の直通運転を行う「アルペン特急」は、立山発宇奈月温泉行の場合まず立山線からの上り3番線で降車扱いを行い、電鉄富山方本線上に停車して方向転換し、本線下り2番線に入り乗車扱いを行う。宇奈月温泉発立山行の場合はこの逆である。

のりば 編集

のりば 路線 方向 行先 備考
4 立山線 下り 立山方面
3 本線 上り 電鉄富山方面 立山方面からの列車
1 宇奈月温泉方面からの列車
2 下り 電鉄黒部宇奈月温泉方面

配線図 編集

寺田駅 鉄道配線略図

電鉄富山
 
宇奈月温泉
↓ 立山
凡例
出典:[3]


ギャラリー 編集

利用状況 編集

「富山県統計年鑑」と「統計たてやま」によると、2019年度の1日平均乗降人員360人である。

近年の乗降人員推移は以下の通り。

年度 1日平均
乗降人員
1995年 490
1996年 490
1997年 449
1998年 412
1999年 384
2000年 371
2001年 352
2002年 357
2003年 355
2004年 343
2005年 351
2006年 348
2007年 357
2008年 351
2009年 336
2010年 338
2011年 331
2012年 350
2013年 320
2014年 347
2015年 350
2016年 353
2017年 368
2018年 382
2019年 360

駅周辺 編集

隣の駅 編集

富山地方鉄道
本線
アルペン特急(立山行きのみ運転)
(立山線) ← 寺田駅 (T08)上市駅 (T12)
急行(上りのみ運転、当駅から越中舟橋方の各駅に停車)
越中舟橋駅 (T07) ← 寺田駅 (T08) ← 上市駅 (T12)
普通
越中舟橋駅 (T07) - 寺田駅 (T08) - 越中泉駅 (T09)
立山線
アルペン特急(立山行きのみ運転)
(本線上市方面) → 寺田駅 (T08)立山駅 (T56)
特急・快速急行(下りのみ運転)
電鉄富山駅 (T01) - 寺田駅 (T08) - 五百石駅 (T46)
普通
越中舟橋駅 (T07) - 寺田駅 (T08) - 稚子塚駅 (T44)

脚注 編集

  1. ^ 『富山地方鉄道70年史 -この20年のあゆみ-』(2000年9月、富山地方鉄道株式会社発行)98頁。
  2. ^ 今尾恵介 (2021年1月13日). “鉄道王国の歩み 公文書と地形図でたどる私鉄史 第12回 富山地方鉄道(6)”. 白水社. 2021年7月17日閲覧。
  3. ^ 川島令三、『中部ライン 全線・全駅・全配線 第7巻 富山・糸魚川・黒部エリア』、p.32, 講談社、2010年10月、ISBN 978-4062700672

関連項目 編集

外部リンク 編集