小野石雄
小野 石雄(おの の いわお)は、平安時代初期の貴族。位階は従五位上。
時代 | 平安時代初期 |
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生誕 | 不明 |
死没 | 不明 |
官位 | 従五位上 |
主君 | 嵯峨天皇→淳和天皇 |
氏族 | 小野氏 |
子 | 春枝、春風 |
経歴 編集
弘仁4年(813年)に起きた蝦夷の吉弥侯部止波須可牟多知の乱において、文室綿麻呂を征夷大将軍とした征夷軍[1]に従軍する。この時、羊革の鎧と牛革の鎧を着用して、敵を討ち平らげた。なお、この鎧は陸奥国に保管されたが、貞観12年(870年)になって、新羅の入寇への対応を行うべく対馬守に任ぜられた子・小野春風が、この鎧を着用して九州の警備に当たり、無事に帰京して改めてこの鎧を返納したい旨上奏する。この願いは許されて、羊革の鎧が春風に与えられ、牛革の鎧は兄の陸奥権守・小野春枝に与えられている[2]。
官歴 編集
『日本後紀』による。