山本さゆり

日本のラジオDJ

山本 さゆり(やまもと・さゆり、1953年7月3日[1][2] - )は、日本のラジオDJ音楽評論家。アイドルのベイ・シティ・ローラーズの大ファンとしても知られる[3]

来歴 編集

東京都江戸川区小岩生まれ[2][4]。父の山本主計(かずえ)は貿易会社勤務で、のち翻訳家[5]1967年から1973年までアメリカ合衆国ニューヨーク在住。ニューヨーク市ジョン・ボウン・ハイスクールからニューヨーク市立大学ヨーク校を経て、上智大学国際学部(当時は夜間部)に編入するも中退した[2][6]

帰国後、ラジオ関東(後のRFラジオ日本)で放送されていた「アメリカントップ40」の番組を聴いて感銘を受け、当時日本版のディスクジョッキーをしていた音楽評論家の湯川れい子に投書をしたことをきっかけに師事し、同番組アシスタントとなった。この頃から「チャッピー」のあだ名で知られるようになる。

その後、NHK-FM放送の番組「軽音楽をあなたに…[7][8]」など、洋楽・軽音楽番組の司会のほか、洋楽の訳詞や通訳などを手がける。シカゴのヒット曲、「素直になれなくて」の邦題をつけたのは山本である。渋谷陽一との「ニューウェイブ産業ロック」対談も、今では伝説となっている。音楽の好みとしては、ベイ・シティ・ローラーズなどのアイドルによるポップ・ロック、フォリナーボストンジャーニースティクストトなどの、産業ロックを特に愛好している。また、サザン・ロックも山本さゆりの好みの音楽である。しかし、自身が担当するラジオ番組では、それ以外のロックやソウル、ブルースなどをオンエアすることもある。

出演番組 編集

現在(2020年)の放送時間、毎週土曜日20時~21時 放送局はラジオ日本で変わらず
  • アメリカンポップスクラブ(FM横浜)[1]

脚注 編集

  1. ^ a b c d 『DJ名鑑 1987』三才ブックス、1987年2月15日、161頁。NDLJP:12276264/81 
  2. ^ a b c 『カルチャー・ギャップ: 帰国子女体験リポート』30ページ
  3. ^ https://ameblo.jp/owntheday73/entry-12240852987.html
  4. ^ 『第三文明』1984年1月号「座談会 シンガーは、アメリカをめざす─歌手として、人間として」
  5. ^ https://ameblo.jp/owntheday73/image-12284822928-13963440923.html
  6. ^ 『第三文明』1985年2月号「カラーグラビア素顔「音楽地図」のしなやかな案内人 山本さゆり」
  7. ^ この夏、「軽音楽をあなたに」が蘇る! NHK-FM 開局50年を記念して「3人娘」が競演”. 株式会社共同通信社 | 株式会社共同通信社の情報ポータルサイト. 2020年5月21日閲覧。
  8. ^ 『軽音楽をあなたに』 NHK-FM開局50年記念で5日間限定復活、初代DJ3名が当時と同じ401スタジオに集結”. amass. 2020年5月21日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集