山本務
日本の陸軍軍人
山本 務（やまもと つとむ、1890年（明治23年）11月28日[1] - 1953年（昭和28年）9月8日[1]）は、日本の陸軍軍人。最終階級は陸軍中将。
経歴 編集
大分県出身[1][2]。1912年（明治45年）5月、陸軍士官学校（24期）を卒業[1][3]。同年12月、砲兵少尉に任官し野砲兵第11連隊付となる[3][4]。1920年（大正9年）11月、陸軍大学校（32期）を卒業した[1][2][5]。
1932年（昭和7年）8月、砲兵中佐に昇進[6]。1935年（昭和10年）12月、野砲兵第24連隊長に就任し、1936年（昭和11年）8月、砲兵大佐に進級した[2]。1939年（昭和14年）3月、陸軍少将に昇進し関東軍兵器部長に転じた[1][2]。同年11月、野戦重砲兵第3旅団長に就任し、1940年（昭和15年）9月、関東軍砲兵司令官に転じ、1941年（昭和16年）10月、陸軍中将に進んだ[1][2]。
1942年（昭和17年）5月、第5師団長に親補され、太平洋戦争に出征[1][2]。インドネシア、カイ諸島の守備を担当した[1]。1944年（昭和19年）10月、参謀本部付となり、同年12月、予備役に編入された[1][2]。
1945年（昭和20年）1月、召集を受けて留守第57師団長に就任[1][2]。同年7月、第138師団長に就任して満州に赴任[1][2]。撫順で終戦を迎えた[1]。
栄典 編集
脚注 編集
参考文献 編集
- 秦郁彦編『日本陸海軍総合事典』第2版、東京大学出版会、2005年。
- 福川秀樹『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。
- 外山操編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。