広川 あけみ(ひろかわ あけみ)は日本歌手声優広川太一郎の実妹、作曲家藤森崇多の実母[1]

ひろかわ あけみ
広川 あけみ
プロフィール
職業 歌手、声優
著名な家族 広川太一郎(兄)
藤森崇多(息子)
活動
活動期間 1960年代 - 不明
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概要 編集

来歴・人物 編集

  • 1960年代中期に、フォークデュオ「タフィーズ」を経てソロとしてレコードデビュー。デビュー・シングルは「5×7=35」。
  • その後、メリー・ホプキンの「悲しき天使」のカヴァーを森山良子と競作でリリースしたりした。また、唯一のソロ・アルバム『悲しき天使/広川あけみ 世界のヒットを歌う』がある。
  • 彼女の明るく飾らないトークが好感をもって受け止められ、ニッポン放送の『バイタリス・フォークビレッジ』やラジオ関東(現・RFラジオ日本)の『ミュージック・フラッシュ』などの若者向け音楽番組でDJを務めた。
  • その後、『海のトリトン』のピピや『モンシェリCoCo』のココ役など声優としても活動するが、結婚を機に引退した。
  • 現在は主婦業の傍らThe West Hill Singersのミュージカルディレクターとしても活動している。

エピソード 編集

  • 1967-70年頃、NETテレビ(現・テレビ朝日)の『奈良和モーニングショー』に準レギュラーで出演していたが、ある時、当該番組の看板コーナー「人間蒸発」で父親を捜す幼い少女の訴えに胸が詰まって歌えなくなり、途中でCMに切り替わったことがある。後日、同番組で彼女自身が「ご家族のことを思い、胸がいっぱいになりました。歌えなくてごめんなさい」と謝罪した。

活動 編集

下記レコードの元資料は、東芝音楽工業株式会社発行のレコード月報(各月)、及び日本コロムビア番号順総目録(学芸・洋楽の1980年度版)。

レコード(シングル) 編集

  1. 5×7=35(それからそれへと)/ガラスの恋(EXPRESS:EP-1117:1968年8月1日発売)
  2. 悲しき天使/ヘイ・ジュード(EXPRESS:EP-1131:1968年12月20日発売)A面はメリー・ホプキンのカバー、B面はビートルズのカバー
  3. グッドバイ/ふたりだけの夜明け(EXPRESS:EP-1150:1969年6月1日発売)A面はメリー・ホプキンのカバー、B面は同名のヘラルド映画主題歌。
  4. 夢のゆくえ/輝く世界(EXPRESS:EP-1196:1970年1月10日発売)
  5. 海のトリトン/ピピのうた(COLUMBIA:SCS-392:1977年12月10日発売)B面が広川あけみの歌唱。A面はヒデ夕樹と杉並児童合唱団による。

レコード(オリジナル・アルバム) 編集

  1. 悲しき天使/広川あけみ 世界のヒットを歌う(EXPRESS:EP-7712:1969年3月10日発売)
    A 悲しき天使/サウンド・オブ・サイレンス/風/廃墟の鳩/フール・オン・ザ・ヒル/我が心のアランフェス
    B ヘイ・ジュード/青い鳥/小さな日記/戦争は知らない/おはなし/愛のソナタ

レコード(オムニバス・アルバム) 編集

  1. カレッジ・ポップス・ベスト(EXPRESS:EP-7702:1968年8月10日発売)「5×7=35(それからそれへと)」収録
  2. リクエスト・ベスト14(TOSHIBA:TP-7294:1969年2月1日発売)「悲しき天使」収録
  3. 若者の唄! カレッジ・ポップス(EXPRESS:EP-7708:1969年2月10日発売)「悲しき天使 」「ヘイ・ジュード」収録
  4. ヤング・ポップス・フラッシュ(EXPRESS:EP-7709:1969年3月1日発売)「悲しき天使」「 ヘイ・ジュード」収録
  5. 若者のこころ! カレッジ・ポップス(EXPRESS:EP-7719:1969年7月10日発売)「戦争は知らない」「時には母のない子のように」(カルメン・マキのカバー)収録
  6. ヤング・ポップス・ベスト(EXPRESS:EP-7721:1969年8月10日発売)「時には母のない子のように」収録
  7. ベスト・フォーク・イン・カレッジ・ポップス(EXPRESS:EP-7736:1970年1月10日発売)「青春の光と影」収録(ジュディ・コリンズのカバー)
  8. カレッジ・ポップス '70(EXPRESS:EP-7737:1970年1月10日発売)「時には母のない子のように」収録
  9. 1969年度日本レコード大賞・作詞賞受賞記念・山上路夫作品集(EXPRESS:EP-7738:1970年2月5日発売)「世界は二人のために」(佐良直美のカバー)「廃虚の鳩」(ザ・タイガースのカバー)収録
  10. カレッジ・ポップス出初式(EXPRESS:EP-7742:1970年3月5日発売)「青春の光と影」収録

テレビアニメ 編集

ラジオ 編集

脚注 編集

出典 編集

  1. ^ @SotaFujimori (2010年12月21日). "この声優、僕の母だったりします。1:17〜 ピピという人魚役です。現在はこんな声してません(笑)". X(旧Twitter)より2022年1月10日閲覧

外部リンク 編集