徐 建昌ソ・ゴンチャン、서건창、1989年8月22日 - )は、大韓民国光州広域市出身のプロ野球選手内野手)。

徐 建昌(ソ・ゴンチャン)
Seo Geon-Chang
起亜タイガース #58
2012年5月29日の徐建昌(ネクセン・ヒーローズ時代
基本情報
国籍 大韓民国の旗 大韓民国
出身地 全羅南道和順郡
生年月日 (1989-08-22) 1989年8月22日(34歳)
身長
体重
176 cm
84 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 二塁手指名打者
プロ入り 2008年 申告選手
初出場 2008年7月23日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム 大韓民国の旗大韓民国
WBC 2017年

経歴 編集

第一次LG時代 編集

2008年にドラフト外でLGツインズに入団。7月に正式登録されるが、1打席しか出場できなかった。

2009年は一軍出場がなく、同年オフに解雇された。

ネクセン・キウム 時代 編集

放出後はすぐに兵役に就き、除隊後にネクセン・ヒーローズの入団テストを受けてネクセンに入団した。

2012年、当時の二塁手レギュラーだった金旼成の故障によりレギュラーに抜擢された。新人王と二塁手ゴールデングラブ賞を受賞する。

2014年にはオールスターに初出場。10月13日、李鍾範の記録を抜いて韓国プロ野球のシーズン安打数の新記録(197)を達成し、10月17日、韓国プロ野球史上初にして唯一(2023年シーズン終了時点)のシーズン200安打を記録した(最終的に201安打)だけでなく、三塁打のシーズン新記録(17)も更新した。また打率.370で初の首位打者だけでなく2014年シーズンMVPも受賞した。

2015年は4月の試合中に負傷したため長期間離脱し、前年ほどの成績は残せなかった。

2016年はネクセンの主力選手として活躍し、自身3度目となるゴールデングラブ賞の二塁手部門を受賞した。

2017年3月ワールドベースボールクラシックに参加した。初戦のイスラエル戦では同点タイムリーを放った。

2017年4月7日、斗山ベアーズ戦で韓国プロ野球史上20人目にして22回目のサイクルヒットを達成した。

第二次LG時代 編集

2021年7月27日、鄭粲憲とのトレードを介して12年ぶりにLGに復帰した[1]

同年シーズン後、自身初のFAを取得したが申請を放棄し残留した。

2022年以降出場機会が減少、2023年はLGが21年ぶりに出場し29年ぶりに優勝した韓国シリーズに出場できなかった。シーズン終了後、宋恩範李天雄らとともに自由契約となった。

起亜時代 編集

2024年1月15日、出身高校の光州第一高等学校がある光州広域市の起亜タイガースと契約した[2]

詳細情報 編集

年度別打撃成績 編集

年度 チーム 打率 試合 打数 得点 安打 2塁打 3塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 盗塁死 四球 死球 三振 併殺 失策
2008 LG 0.000 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0
2012 ネクセン 0.266 127 433 70 115 21 10 1 159 40 39 12 45 7 43 4 7
2013 0.266 86 316 53 84 13 2 0 101 18 26 7 33 11 29 3 4
2014 0.370 128 543 135 201 41 17 7 297 67 48 17 59 8 47 1 7
2015 0.298 85 312 52 93 24 4 3 134 37 9 2 42 1 24 7 11
2016 0.325 140 560 111 182 30 7 7 247 63 26 13 69 10 58 6 15
2017 0.332 139 539 87 179 28 3 6 231 76 15 6 67 1 68 11 12
2018 0.340 37 141 28 48 12 0 0 60 15 2 0 12 3 19 1 0
2019 キウム 0.300 113 426 67 128 23 3 2 163 41 17 3 49 3 50 5 6
2020 0.277 135 484 79 134 28 5 5 187 52 24 10 91 5 58 8 3
2021 LG 0.253 144 513 78 130 24 2 6 176 52 12 4 69 9 78 14 8
2022 0.224 77 219 39 49 10 1 2 67 18 8 3 20 4 44 5 4
2023 0.200 44 110 14 22 5 2 0 31 12 3 3 10 0 14 5 9
通算 13シーズン 0.297 1256 4597 813 1365 259 56 39 1853 491 229 80 566 62 533 70 86

太字はリーグ最高、赤字はKBOにおける歴代最高

背番号 編集

  • 68 (2008年 - 2009年)
  • 14 (2012年 - 2023年)
  • 58 (2024年 - )

タイトル 編集

表彰 編集

脚注 編集

外部リンク 編集