必殺仕掛人

必殺シリーズの第1作。テレビドラマ。

必殺仕掛人』(ひっさつしかけにん)は1972年9月2日から1973年4月14日まで毎週土曜日22:00 - 22:56[1]朝日放送松竹(京都映画撮影所、現・松竹撮影所)が共同製作、TBSテレビ系(現在とネットワーク編成が異なる)で放送された時代劇。全33話。主演は林与一緒形拳

必殺仕掛人
ジャンル 時代劇
原作 池波正太郎
仕掛人・藤枝梅安』より
出演者 林与一
緒形拳
山村聡
ナレーター 睦五郎
オープニング 作曲:平尾昌晃「仕掛けて仕損じなし」
製作
プロデューサー 山内久司(朝日放送)
仲川利久(朝日放送)
櫻井洋三(松竹
制作 朝日放送
放送
音声形式モノラル放送
放送国・地域日本の旗 日本
第1 - 5話
エンディング作曲:平尾昌晃「必殺!
放送期間1972年9月2日 - 9月30日
放送時間土曜日22:00 - 22:56
放送枠TBS土曜10時枠の連続ドラマ
放送分56分
回数5
第6 - 33(最終)回
エンディング山下雄三「荒野の果てに」
放送期間1972年10月7日 - 1973年4月14日
放送時間土曜日22:00 - 22:55
放送枠TBS土曜10時枠の連続ドラマ
放送分55分
回数28

特記事項:
放送回数:全33回
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必殺シリーズの第1作である。

概要 編集

人足口入稼業の音羽屋半右衛門を元締に浪人の西村左内、医者の藤枝梅安の仕掛人(殺し屋)グループが依頼者から金銭を貰い、悪人を抹殺して晴らせぬ恨みを晴らす。

池波正太郎の連作小説『仕掛人・藤枝梅安』とその基になった短編『殺しの掟』[2]を原作としている。『仕掛人』放送当時は連載が始まったばかりで、放送と並行して原作が書かれるという一種のメディアミックスの様相を呈していた。そのため、本作は『仕掛人』とは異なる部分が多く、原作の主要人物である彦次郎と小杉十五郎は登場せず、『掟』の登場人物の西村左内、音羽屋半右衛門、岬の千蔵に藤枝梅安という布陣になっている。ドラマの人気を受けて、音羽屋半右衛門が『仕掛人』にレギュラー登場するという逆転現象が起きた。

当時のテレビ時代劇『木枯し紋次郎』(フジテレビ)に対抗する為に、それまでにない新しい時代劇を意図して制作、金を貰って悪人を抹殺する者たちを主人公とした。これらの取り組みは視聴者に受け入れられ、以後は『必殺シリーズ』として継続した。

製作背景 編集

本作の放送前は『木枯し紋次郎』が躍進しており、朝日放送は対抗策として、人気時代劇『鬼平犯科帳』の原作者の池波正太郎作品を原作とする番組企画を立てた[3]。これは池波の短編『殺しの掟』『おんなごろし』を基に闇の殺し屋たちを主役とした時代劇ドラマであった。

当時のテレビ時代劇は勧善懲悪が基本であり、金を貰って人を殺す殺し屋が主人公という設定は異例であった。原作は、この時点ではパイロット版に近く、作品としての『仕掛人・藤枝梅安』は確固としたものでは無かった。このため、原作は『仕掛人・藤枝梅安』としつつも登場人物は『殺しの掟』がベースとなっており、『掟』の登場人物である西村左内、音羽屋半右衛門、岬の千蔵に、連載が始まったばかりの『仕掛人』から主人公の藤枝梅安を加えた構成となっている。このため、藤枝梅安を演じた緒形拳ではなく、西村左内を演じた林与一が主演として扱われた。

制作会社を決めるにあたっては、当時の時代劇製作の主導的立場にあり、朝日放送とも縁の深かった東映と現代劇やホームドラマを数多く製作、時代劇の経験が皆無に等しい松竹に企画書を送り、コンペが開かれた。実際のプレゼンテーションでは手馴れていた東映に対して、松竹はテレビ部の一名しか来ないという有様であったが、山内は松竹を推して、最終的に松竹に任せることが決まった[4]。山内は型に嵌った時代劇になるのを嫌って、現代劇やホームドラマの要素を取り入れた新しい時代劇を構想しており、松竹に最初から任せるつもりでいた。コンペ前日に山内は松竹のスタッフと会談して、制作意図を予め伝えていた[4]。制作会議では「今までの時代劇と違う、現代的な感覚の作風とそれに合う音楽」「映画風の重みのある作劇」を『木枯らし紋次郎』への対坑策として打ち出すことが決まった[5]

第1、2話の監督は山内の意向で、後に『仁義なき戦い』のヒットで有名となるも当時は社内で冷遇されていた東映の深作欣二が起用された。深作は妻で女優の中原早苗が、山内がプロデューサーを務めた『お荷物小荷物』に出演した縁で彼と交流があった。本作では後に深作作品の代名詞となった手持ちカメラの多用などの撮影手法が見られる。深作は撮影開始前にカメラ テストを行い、撮影対象全体に光が当たるものと陰影を際立たせたものの二通りのライティングを提示して比較したが石原興カメラマンの「闇が撮りたい」との意見が決め手となって、陰影を強調した撮影手法を採用したという。

当時のテレビ時代劇は東映の得意とする所で京都映画はそれに及ばず、全体に光を当てるとセットやメイク技術の甘さという弱点を露呈してしまうことになるため、影を利用して奥行きを出すという苦肉の策を採らざるを得なかったともされる[6]。結果的に、陰影を強調した撮影が功を奏して、後の必殺シリーズに引き継がれ、代名詞となった。

音楽は『紋次郎』のフォークに対して、歌謡曲の平尾昌晃を起用した[5]。平尾はギター、カスタネット、ブラス等による劇伴を製作、マカロニ・ウェスタン調の主題歌『荒野の果てに』を書いた。

キャスティングは前述の理由から、当時のホームドラマで活躍していた俳優が検討された。当初案では西村左内はホームドラマで活躍していた竹脇無我、藤枝梅安は新国劇で活躍、当時の映画、テレビドラマに多数出演して人気の高い緒形拳[8]、音羽屋半右衛門はホームドラマの父親役で人気が高かった山村聡であった。左内は竹脇が断ったために剣戟俳優の林与一が起用された。これらの草案(竹脇、緒形、山村)はコンペの前から、山内と松竹で既に決められていた。

『紋次郎』の中村敦夫が撮影中の事故で一時離脱したタイミングを見計らい、放送時間は『紋次郎』の30分前の22時開始にするなどの策が練られた[5]。第1話の完成後に当時のキー局のTBSテレビが放送反対を表明するなどの問題に見舞われるが、放送開始にこぎつけた。

革新的な作風の『必殺仕掛人』は当初の予想に反し、大きな支持を得て高視聴率を記録した。当時のTBSテレビ系列は『8時だョ!全員集合』『キイハンター』と土曜夜のゴールデンタイムが人気を得ていたが土曜22時の本作で、それを確固たるものとした。先述の様に『紋次郎』の中村のアクシデントも追い風となった結果、視聴率は上回り、2クールの放送予定が2か月延長され、好評のうちに終了した。2月終わりが4月終わりに延長したことに伴い、最終回で本来予定していた雪が降る中のラストシーンが撮れなくなったという[9]。 

本作は『必殺シリーズ』の魁となり、放送終了後には映画が3本作られ、2作目の『必殺仕掛人 梅安蟻地獄』は小杉十五郎が登場、林与一が演じている(詳しくは必殺仕掛人 (映画)を参照)。

登場人物 編集

仕掛人 編集

藤枝梅安
演 - 緒形拳
表向きは腕のいい医者として、裏では仕掛人として有名な男。音羽屋以外の元締の依頼を受けて仕掛けを行っている。西村夫妻からは「梅安殿」と呼ばれる。
仕掛人・藤枝梅安』の主人公で基本的な設定は踏襲されているが、原作よりも欲望に忠実で明朗快活な人物として描かれる。社会の構造を熟知しており、義憤にかられ、物事の全貌を見誤りやすい左内に忠告をすることが多い。
仕掛人としての腕は一流で、プライドが高い。自分の鍼で相手を仕留めることにこだわりを持ち、他の得物を使うことを嫌う。
西村左内
演 - 林与一[10][11]
妻子持ちの浪人。辻斬りで生計を立てていたが第1話で音羽屋に剣の腕を買われ、仕掛人となる。
真面目な性格で、家族を第一に考えている。気負ったところがなく、普段は音羽屋の誘いで始めた釣りをしていることが多い。元々は横暴な上役を斬ったことが脱藩した理由であり、自分の生き方に悩むことが多く、情に厚い。それが例え標的であっても理想に燃える人物には感化されてしまう。
仕掛人稼業で得た報酬は必要な分を除き、音羽屋の妻のおくらに全て預けている。妻子には剣術道場の師範代をしていると偽っている。
『殺しの掟』の登場人物で、原作では50代で半右衛門とは14年近い付き合いではあるがそれを除けば、オリジナル通りのキャラクターである。
岬の千蔵
演 - 津坂匡章[12]
半右衛門の配下で、仕掛人の密偵。
お調子者で、女好きの男。梅安とは馬が合い、行動を共にすることが多い。かつては盗賊だったらしく、密偵としてはとても優秀で屋根裏に忍び込んだり、伝馬町の牢破りを行う。ただし血を見るのが嫌いな為、仕掛人にはならず、殺しは行わない。一度、拷問に掛けられて命を落としたが梅安の鍼によって蘇生した。
『殺しの掟』の登場人物だが、ほぼオリジナル通りのキャラクターである。
演じた津坂は以後も「おひろめの半次」「油紙の利吉」として、同じような役柄を演じた。
櫓の万吉
演 - 太田博之[13]
半右衛門の配下で、仕掛人の密偵。
真面目な性格の青年で、左内への連絡係として登場することが多い。千蔵の弟分として様々な任務をこなす。行動派ではあるものの失敗することが稀にある。
音羽屋半右衛門
演 - 山村聡[14]
表稼業は口入屋[15] 、裏稼業は仕掛人の元締をしている男。
人当たりのいい初老の人物で面倒見が良く、様々な人々から信頼されている。かつては自身も仕掛人であったが失敗により、遠島にされた過去がある。裏稼業の元締として「世のため人のためにならない奴だけを殺す」という強い信念を持ち、梅安と左内から信頼されている。
相手が大物でも自分の信念は曲げず、大胆不敵な行動を取ることがある。裏の仕事で得た多額の報酬は社会の役に立つ人々に寄付している為、手元には殆ど残らない。
基本的に殺しは行わないが、かつては仕掛人だったこともあり、仕込み竿を持っている。第1話など、稀に殺しを行うこともあり、腕っ節は強い。
原作では、『殺しの掟』などに登場する香具師の元締で、「音羽の半右衛門[16]」として登場する。元々『仕掛人・藤枝梅安』の登場人物では無く、何人かいる元締の一人としての登場であったが後に本作の人気を受けて、レギュラーとなった。

仕掛人の関係者 編集

おくら
演 - 中村玉緒[17]
半右衛門の妻。
半右衛門と同様、島帰りの身で裏稼業に直接関わることは少ないが仕掛人のことは知っている。原作でも「音羽の半右衛門」の妻として登場し、音羽で料理茶屋を営んでいる。
原作では体が大きい太めの女性で気が強く、半右衛門を抱えるほどの力があるが本編では美女として描かれている為、与力に手篭めにされた過去を持つ。
西村美代
演 - 松本留美[18]
左内の妻。
良妻で、半右衛門 夫妻や梅安とも付き合いがある。
最終話で、左内が実際には道場の師範代をしていないことに気付いていたことを明かす。その際に左内の裏稼業を知らされるが夫と共に江戸を旅立つ。
西村彦次郎
演 - 岡本健[19]
左内の息子。
おぎん
演 - 野川由美子[20]
第1話の標的 辰巳屋の妾。梅安は仕掛けの為に彼女に近づくが仕掛けた後も関係を持ち続ける。
辰巳屋亡き後は小料理屋で芸者として働く。
第24話で仕掛人の存在を知り、一儲けするために自称 仕掛人となる。しかし梅安が仕掛人であることを知ったため、梅安の鍼で記憶を消される。以後は登場しない。
ナレーション
オープニング、エンディング(第2、33話) - 睦五郎
作 - 早坂暁
ナレーションのセリフはオープニング、エンディング共通。第9話は冒頭の口調が異なる別テイクを使用した。

ゲスト 編集

第1話 「仕掛けて仕損じなし」
第2話 「暗闘仕掛人殺し」
第3話 「仕掛られた仕掛人」
第4話 「殺しの掟」
第5話 「女の恨みはらします」
第6話 「消す顔消される顔」
第7話 「ひとでなし消します」
第8話 「過去に追われる仕掛人」
第9話 「地獄極楽紙ひとえ」
第10話 「命売りますもらいます」
第11話 「大奥女中殺し」
第12話 「秋風二人旅」
第13話 「汚れた二人の顔役」
第14話 「掟を破った仕掛人」
第15話 「人殺し人助け」
第16話 「命かけて訴えます」
第17話 「花の吉原地獄の手形」
第18話 「夢を買います恨みも買います」
第19話 「理想に仕掛けろ」
第20話 「ゆすりたかり殺される」
第21話 「地獄花」
  • 神谷しず - 金井由美
  • 越後屋伝七 - 浮田左武郎
  • 永井監物 - 外山高士
  • 大滝伝八郎 - 波田久夫
  • 岡っ引き文造 - 重久剛 
  • 長屋の女 - 木下サヨ子
  • 長屋の女 - 太田優子 
  • 番頭 - 戸板幸男 
  • 役人 - 三木昭八郎 
  • 仁助 - 小泉一郎
  • 神谷兵十郎 - 田村高廣
第22話 「大荷物小荷物仕掛の手伝い」
第23話 「おんな殺し」
第24話 「士農工商大仕掛け」
第25話 「仇討ちます討たせます」
第26話 「沙汰なしに沙汰あり」
第27話 「横をむいた仕掛人」
第28話 「地獄へ送れ狂った血」
第29話 「罠に仕掛ける」
第30話 「仕掛けに来た死んだ男」
第31話 「嘘の仕掛けに仕掛けの誠」
第32話 「正義にからまれた仕掛人」
第33話 「仕掛人掟に挑戦!」

殺し技 編集

西村左内
剣の達人で、悪人を大刀で斬り倒す。仕掛ける前は精神を落ち着かせるために笹笛を吹き、「仕掛人 西村左内」と名乗りを自ら上げる。
第17話では刀が使えず、三味線の撥で悪人の首筋を斬った。これは後に『暗闇仕留人』の糸井貢を始め、幾人もの登場人物の殺し技として定着した。
第19話では火箸で、悪人の喉を突き刺している。
藤枝梅安
施術用のよりも大きな針で、悪人の首筋や眉間を刺す。
第15話では鍼道具一式を奪われ、夜店で買った風車の心棒で相手を倒した。
第5話では千蔵と協力して濡らした紙を顔面に貼り付けて窒息死させた。第19話では浪人に変装して、左内から預かった大刀を使用した。第24話では悪人との揉み合いで針を刺せず奪った刀で倒した。また針の代わりとして、簪を使っている。
時には鍼で相手の記憶を消したり(第24話)、悪人に責め殺された仲間を蘇生させている(第30話)。
音羽屋半右衛門
自分で直接、手を下すことは少ないが仕掛人時代の武器の短刀、針を仕込んだ煙管(第14話)、釣竿の柄の仕込み匕首(第5、14話)、護身用の短筒(第33話)を使用して、仕掛を行った。

スタッフ 編集

  • 制作 - 山内久司、仲川利久(朝日放送)、櫻井洋三(松竹)
  • 脚本 - 放送日程参照
  • 音楽 - 平尾昌晃、渡辺音楽出版(第1話)
  • 監督 - 放送日程参照
  • 制作協力 - 京都映画撮影所(現・松竹撮影所)、劇団新国劇(第6話)
  • 制作 - 朝日放送、松竹

主題歌 編集

  • 山下雄三「荒野の果てに」(ミノルフォンレコード(現・徳間ジャパンコミュニケーションズ[22]))
    作詞:山口あかり、作曲:平尾昌晃、編曲:竜崎孝路
    第1 - 5話まではインストゥルメンタルが用いられており、山下の歌が入ったのは6話以降である。このインストゥルメンタル版の他に、トランペットのファンファーレで始まる版がある。このファンファーレは「必殺!」として、以後のシリーズで何度も用いられ、シリーズ全体のテーマとして扱われている(詳しくは当該項目を参照)。
    本作でも「必殺!」以外にもアレンジされたBGMがいくつか用いられている[23]。先に「仕掛人梅安」と「必殺!」が製作され、この2曲を元に「荒野の果てに」が製作された。

放送日程 編集

  • 第2、3、4、12、23、28話は原作付きエピソード[24]
  • 第1話は冒頭のシーンのみ、原作からの引用。
話数 放送日 サブタイトル 脚本 監督
第1話 1972年9月2日 仕掛けて仕損じなし 池上金男 深作欣二
第2話 1972年9月9日 暗闘仕掛人殺し 國弘威雄
第3話 1972年9月16日 仕掛られた仕掛人 安倍徹郎 三隅研次
第4話 1972年9月23日 殺しの掟 池上金男
第5話 1972年9月30日 女の恨みはらします 大熊邦也
第6話 1972年10月7日 消す顔消される顔 山田隆之 松本明
第7話 1972年10月14日 ひとでなし消します
第8話 1972年10月21日 過去に追われる仕掛人 安倍徹郎 大熊邦也
第9話 1972年10月28日 地獄極楽紙ひとえ 山田隆之 三隅研次
第10話 1972年11月4日 命売りますもらいます 國弘威雄 松野宏軌
第11話 1972年11月11日 大奥女中殺し
第12話 1972年11月18日 秋風二人旅 安倍徹郎 三隅研次
第13話 1972年11月25日 汚れた二人の顔役 山田隆之 松野宏軌
第14話 1972年12月2日 掟を破った仕掛人 石堂淑朗 大熊邦也
第15話 1972年12月9日 人殺し人助け 山田隆之 松本明
第16話 1972年12月16日 命かけて訴えます 早坂暁 大熊邦也
第17話 1972年12月23日 花の吉原地獄の手形 松田司[25] 松野宏軌
第18話 1972年12月30日 夢を買います恨みも買います 國弘威雄 長谷和夫
第19話 1973年1月6日 理想に仕掛けろ 山田隆之 松本明
第20話 1973年1月13日 ゆすりたかり殺される 安倍徹郎
山崎かず子
松野宏軌
第21話 1973年1月20日 地獄花 安倍徹郎 三隅研次
第22話 1973年1月27日 大荷物小荷物仕掛の手伝い 本田英郎 長谷和夫
第23話 1973年2月3日 おんな殺し 山田隆之 松本明
第24話 1973年2月10日 士農工商大仕掛け 池田雄一 深作欣二
第25話 1973年2月17日 仇討ちます討たせます 國弘威雄
鈴木安
松野宏軌
第26話 1973年2月24日 沙汰なしに沙汰あり 本田英郎 長谷和夫
第27話 1973年3月3日 横をむいた仕掛人 石堂淑朗 大熊邦也
第28話 1973年3月10日 地獄へ送れ狂った血 安倍徹郎 松野宏軌
第29話 1973年3月17日 罠に仕掛ける 津田幸夫 長谷和夫
第30話 1973年3月24日 仕掛けに来た死んだ男 早坂暁 大熊邦也
第31話 1973年3月31日 嘘の仕掛けに仕掛けの誠 國弘威雄
鈴木安
長谷和夫
第32話 1973年4月7日 正義にからまれた仕掛人 山田隆之 松本明
第33話 1973年4月14日 仕掛人掟に挑戦! 國弘威雄 三隅研次

ネット局 編集

系列は放送当時のもの。
放送対象地域 放送局 系列 備考
近畿広域圏 朝日放送(ABC) TBS系列 制作局
関東広域圏 東京放送(TBS) [26]
北海道 北海道放送(HBC)
青森県 青森テレビ(ATV) NET系列
TBS系列
[27]
岩手県 岩手放送(IBC) TBS系列
宮城県 東北放送(TBC)
秋田県 秋田放送(ABS) 日本テレビ系列
山形県 山形放送(YBC)
福島県 福島テレビ(FTV) TBS系列
フジテレビ系列
山梨県 テレビ山梨(UTY) TBS系列
新潟県 新潟放送(BSN)
長野県 信越放送(SBC)
静岡県 静岡放送(SBS)
富山県 富山テレビ(T34) フジテレビ系列
石川県 北陸放送(MRO) TBS系列
福井県 福井テレビ(FTB) フジテレビ系列
中京広域圏 中部日本放送(CBC) TBS系列
島根県
→島根県・鳥取県
山陰放送(BSS) 第3話までの放送免許エリアは島根県のみ
岡山県 山陽放送(RSK) 当時放送免許エリアは岡山県のみ[28]
広島県 中国放送(RCC) [29]
山口県 テレビ山口(TYS) TBS系列
フジテレビ系列
NET系列
徳島県 四国放送(JRT) 日本テレビ系列
愛媛県 南海放送(RNB)
高知県 テレビ高知(KUTV) TBS系列
福岡県 RKB毎日放送(RKB)
長崎県 長崎放送(NBC)
熊本県 熊本放送(RKK)
大分県 大分放送(OBS)
宮崎県 宮崎放送(MRT)
鹿児島県 南日本放送(MBC)
沖縄県 琉球放送(RBC)

脚注 編集

  1. ^ 第6話以降は、22:00 - 22:55。
  2. ^ 短編集『殺しの掟』に収録
  3. ^ 当時はまだ、池波作品のテレビドラマ化は少なかった。
  4. ^ a b 『必殺を斬る〜必殺シリーズをめぐる13の物語〜』
  5. ^ a b c 山田誠二『必殺シリーズ完全百科』p21
  6. ^ 山田誠二『必殺シリーズ完全百科』p43-44
  7. ^ 山田誠二『必殺シリーズ完全百科』
  8. ^ 最初期の案では天知茂であったという[7]
  9. ^ 山田誠二『必殺シリーズ完全百科』p80
  10. ^ 第1 - 20、22、25、26、29、33話
  11. ^ エンディングにおける林と緒形のクレジットと背景の映像は通常は林が先だが、緒形が先になることがある。林が出演しない回は映像は緒形が先で、林の映像にゲストの名前がクレジットされる。
  12. ^ 第1、2、4 - 11、14 - 18、20 - 24、27、30話
  13. ^ 第1 - 3、9 - 11、13 - 15、17、18、25 - 31、33話
  14. ^ 第1 - 9、11、13 - 18、20 - 24、26、27、29、30、32、33話
  15. ^ 現在でいう日雇い派遣業
  16. ^ 現在の小石川から雑司が谷一帯を取り纏めていたことから、「音羽の」のあだ名が付いていた。
  17. ^ 第1、2、4、5、7、14、15、22、30、33話。第6話にも登場しているがクレジットされていない。
  18. ^ 第1 - 5、7、8、10、14、18、20、25、33話
  19. ^ 第1 - 5、7、8、10、13、14、18、20、25、33話
  20. ^ 第1、2、10、18、24話
  21. ^ エンドクレジットでは「森田学哉」と表記
  22. ^ 第6話のみテイチクレコードと表記
  23. ^ 「仕掛針」「仕掛人梅安」など、タイトルはいずれも、後に発売されたサントラから
  24. ^ 第3話と第4話は、短編「殺しの掟」に収録のエピソード、それ以外は「仕掛人・藤枝梅安」。
  25. ^ プロデューサーの山内久司のペンネーム
  26. ^ ネットチェンジ後は日本教育テレビ → テレビ朝日で再放送された。劇場版は『ゴールデンワイド劇場』で、全国放送した。
  27. ^ 1975年3月までは、JNNには番販で加盟していた。
  28. ^ 香川県でも視聴可能だった。
  29. ^ ネットチェンジ後は広島ホームテレビで再放送された。

前後番組 編集

朝日放送制作・TBS 土曜22時枠
【当番組より、必殺シリーズ
前番組 番組名 次番組
君たちは魚だ
(1972年4月22日 - 1972年8月19日)
必殺仕掛人
(1972年9月2日 - 1973年4月14日)
必殺仕置人
(1973年4月21日 - 1973年10月13日)
TBSテレビ 土曜22:55 - 22:56枠
【当番組まで、ABC制作枠&全国ネット】
君たちは魚だ
(22:00 - 22:56)
必殺仕掛人
(1972年9月内)
【1分縮小して継続】
いでゆアラカルト
(22:55 - 23:00)
【ここからTBSテレビ制作枠
および関東ローカル

外部リンク 編集