エキスパートExpert )は、かつて日産車体が製造、日産自動車が販売した、4ナンバーサイズ(小型貨物自動車登録)のライトバンである。

日産・エキスパート
フロント(2002年8月改良型)
リア(2002年8月改良型)
概要
販売期間 1999年6月 - 2008年12月
ボディ
乗車定員 2/5名
ボディタイプ 5ドアライトバン
駆動方式 前輪駆動
四輪駆動
パワートレイン
エンジン QG18DE 直列4気筒DOHC 1.8L
YD22DD 直列4気筒直噴ディーゼル 2.2L
最高出力 1.8L 125ps
2.2L 79ps
変速機 4速AT
5速MT
前:ストラット
後:トーションビーム(FF)
後:マルチリンク(4WD)
前:ストラット
後:トーションビーム(FF)
後:マルチリンク(4WD)
車両寸法
ホイールベース 2,620 mm
全長 4,650 mm
全幅 1,695 mm
全高 1,470 mm
最大積載量 500/300kg(FF)
400/250kg(4WD)
系譜
先代 日産・アベニールカーゴ
日産・セドリックバン(Y30)
日産・グロリアバン(Y30)
後継 日産・ADエキスパート
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歴史 編集

1999年6月
VW11型登場。「アベニールカーゴ」(W10型)のモデルチェンジ版であるとともに、販売台数の低迷と商用車の排ガス規制強化に伴い生産を終了したセドリックバングロリアバン(VY30型)の後継車としての意味合いも兼ねている。W10型同様、基本設計はアベニールと同一。最大積載量は500kg(4WD車の最大積載量は400kg)。トランスミッションは、2WD、4WDそれぞれに4速ATが組合わされる。5速MTはディーゼルの2WDのみ。
2001年3月
日産車体京都工場での生産を終了。生産を日産車体湘南工場に移管。
2002年8月
マイナーチェンジ。車名ロゴをNE-01書体に変更。グリルの意匠やインパネイルミ色等を一部変更。
2004年12月
ディーゼル車廃止。
2005年11月
姉妹車のアベニールが販売終了。ただし、エキスパートは継続生産。
2005年11月
一部改良。ヘッドライトにマニュアルレベライザー機能とフロントフェンダーにターンシグナルランプを設定し、灯火器保安基準に適合させた。
2008年12月[1]
ADバンへの統合により販売終了。これにより、日本国内から最大積載量500kgのライトバンが消滅した。

車名の由来 編集

エキスパート」は、英語で「熟練者」、「達人」を意味する。

脚注 編集

  1. ^ エキスパート(日産)のカタログ”. リクルート株式会社 (2020年1月18日). 2020年1月17日閲覧。

関連項目 編集