明石 英之(あかし ひでゆき)は、日本の漫画家[1]2023年より『週刊ヤングマガジン』(講談社)にて、清水海斗の原作による『ナリキンフットボール』を連載している[2]

あかし ひでゆき
明石 英之
職業 漫画家
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来歴 編集

明石は持ち込み当時、『週刊ヤングマガジン』(講談社)だけを読んでいたことから、同誌に持ち込みを行う[3]。そこで月間賞に応募し、担当編集者がついた[3]。その後、ちばてつや賞に出そうという流れになった[3]

『週刊ヤングマガジン』で2008年30号から2009年1号にかけて『きんぼし』を連載[4][5]。明石は自身がデビューをした年齢が遅いと考え、焦りを感じていた[3]。睡眠時間を削り、漫画を執筆していたため、初連載が終了した際には体を壊したという[3]。初連載は打ち切りであったが、読者からのファンレターが嬉しかったため、宝物となっている[3]

2010年から同誌にてボクシング漫画『二瘤駱駝』を2011年32号まで連載[6][7]。2011年12月より『ヤングキング』(少年画報社)にて暗殺コメディの『フラワー』を連載[8]。2020年より『週刊漫画ゴラク』(日本文芸社)にて短期集中連載の『クローバー・シンデレラ』を連載[9]。2021年から『月刊少年チャンピオン』(秋田書店)にて忍者を描いた『プロジェクトN』を連載[10]。同年12月より『週刊ヤングマガジン』にて安童夕馬の原作による電脳アクション『code:ノストラ』を連載[11]。2023年からは清水海斗の原作による『ナリキンフットボール』を連載開始[2]

人物 編集

趣味は映画鑑賞[12]。特に好きな映画に『プライド 栄光への絆』、『16歳の合衆国』、『ガタカ』を挙げている[12]

憧れの人物は松本大洋[3]。面白い漫画から絵や表現を参考にしている[3]

読み切りを制作する際は、「構想段階では、あまり大きな話にしない」ことと、「冒頭部分は読者を巻き込めるような作り」にすること、全体的にメリハリをつけるよう意識している[3]。物語では登場人物が「冒頭と終わりで、状況や心境などちゃんと変化・成長している」という基本的な点に気をつけて制作している[3]

作品リスト 編集

連載 編集

  • きんぼし(『週刊ヤングマガジン』2008年30号[4] - 2009年1号[5]、全3巻)
  • 二瘤駱駝(原作:雨宮恭、『週刊ヤングマガジン』2010年37号[6] - 2011年32号[7]、全4巻)
  • フラワー(『ヤングキング』2012年2号[8] - 、全2巻)
  • クローバー・シンデレラ(『週刊漫画ゴラク』2020年11月20日号[9] - 、全1巻[13]) - 短期集中連載[9]
  • プロジェクトN(『月刊少年チャンピオン』2021年6月号[10] - 2021年9月号、全1巻)
  • code:ノストラ(原作:安童夕馬、『週刊ヤングマガジン』2022年4・5合併号[11] - →『ヤンマガWeb』[14]2022年7月18日[15] - 2022年12月19日[16]、全4巻)
  • ナリキンフットボール(原作:清水海斗、『週刊ヤングマガジン』2023年47号[2] - 、既刊2巻)

読み切り 編集

  • キラーアンドキラー(『ヤングキング』2013年19号[17]、2023年20号[18]) - 前後編[17][18]
  • ジョーカー(『ヤングキングGIRI』、2013年[19]
  • バウンティ・コミック(『ヤングキングBULL』創刊号[20]
  • リベンジデート(『ヤングキングBULL』2019年1月号[21]、2019年2月号[22]) - 前後編[21]

師匠 編集

脚注 編集

  1. ^ 明石 英之(漫画家)”. マンガペディア. 2023年10月25日閲覧。
  2. ^ a b c “目指すは世界一“稼ぐ”フットボーラー、ヤンマガ新連載「ナリキンフットボール」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2023年10月23日). https://natalie.mu/comic/news/546163 2023年10月25日閲覧。 
  3. ^ a b c d e f g h i j 「ヤンマガ新人ニュース」『週刊ヤングマガジン』2023年50号、集英社、2023年11月13日、431頁、ASIN B0CLYVR6BQ 
  4. ^ a b 『きんぼし(1)』明石 英之”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2023年11月14日閲覧。
  5. ^ a b 『きんぼし(3)』明石 英之”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2023年11月14日閲覧。
  6. ^ a b “「きんぼし」明石英之の新連載、ド不良ボクサーが大暴れ”. コミックナタリー (ナターシャ). (2010年8月16日). https://natalie.mu/comic/news/36229 2023年10月23日閲覧。 
  7. ^ a b 『二瘤駱駝(4)』明石 英之”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2023年11月14日閲覧。
  8. ^ a b “明石英之がヤンキンで新連載、新人殺し屋が主役のコメディ”. コミックナタリー (ナターシャ). (2011年12月26日). https://natalie.mu/comic/news/61898 2023年10月25日閲覧。 
  9. ^ a b c ““日本一ツイてない男”が謎の美女と出会う、明石英之の短期集中連載がゴラクで”. コミックナタリー (ナターシャ). (2020年11月6日). https://natalie.mu/comic/news/403688 2023年10月25日閲覧。 
  10. ^ a b “逮捕歴のある底辺男が忍者になる新連載が月チャンで、烈海王×えなこグラビアも”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年5月6日). https://natalie.mu/comic/news/427189 2023年10月25日閲覧。 
  11. ^ a b ““先が読めない男”が移植手術である能力を手に入れる、ヤンマガ新連載「code:ノストラ」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年12月27日). https://natalie.mu/comic/news/459604 2023年10月25日閲覧。 
  12. ^ a b 「ヤンマガ新人ニュース」『週刊ヤングマガジン』2023年50号、集英社、2023年11月13日、430頁、ASIN B0CLYVR6BQ 
  13. ^ “日本一ツイてない男の元に幸運の女神が、明石英之「クローバー・シンデレラ」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年3月18日). https://natalie.mu/comic/news/420580 2023年10月25日閲覧。 
  14. ^ 『週刊ヤングマガジン』2021年30号、講談社、2022年6月27日、ASIN B0B3FR4441 目次より。
  15. ^ 【大量無料話増大】「原作者・樹林伸」作品特集!『code:ノストラ』移籍&『ギフテッド』連載開始記念!”. ヤンマガWeb. 講談社 (2022年7月18日). 2022年7月24日閲覧。
  16. ^ code:ノストラ”. ヤンマガWeb. 講談社. 2023年10月25日閲覧。
  17. ^ a b “「ハナムラさんじゅっさい」のリメイクがヤンキンで始動”. コミックナタリー (ナターシャ). (2013年9月9日). https://natalie.mu/comic/news/99042 2023年10月25日閲覧。 
  18. ^ a b 『ヤングキング』2023年20号、少年画報社、2013年9月23日。 表紙より。
  19. ^ “ヤンキン増刊にシマウマ、SHIBUYA狂争曲の外伝など9作品”. コミックナタリー (ナターシャ). (2013年11月18日). https://natalie.mu/comic/news/103811 2023年10月25日閲覧。 
  20. ^ “ヤングキングBULL本日創刊!高橋ツトム、柳内大樹、塩崎雄二ら誌面飾る”. コミックナタリー (ナターシャ). (2018年8月4日). https://natalie.mu/comic/news/294058 2023年10月25日閲覧。 
  21. ^ a b “幼少期を児童養護施設で過ごした永田晃一が、自身の半生を綴る自伝エッセイ”. コミックナタリー (ナターシャ). (2018年12月4日). https://natalie.mu/comic/news/310683 2023年10月25日閲覧。 
  22. ^ ヤングキングBULL 2019年2月号”. 少年画報社. 2023年10月25日閲覧。

外部リンク 編集