晴れのち四季部

日本のボーイズラブ漫画。

晴れのち四季部(はれのちしきぶ)は、ひのたによる日本ボーイズラブ漫画。日本の四季をその季節ごとの行事を体験して楽しむ「四季部」を通じて、主人公の二人がカップルとしても成長していくライトなボーイズラブ作品である。刊行される漫画は全編カラー漫画となっている。

晴れのち四季部
ジャンル ボーイズラブ学園漫画
漫画
作者 ひのた
出版社 KADOKAWA
レーベル MFCジーンピクシブシリーズ
巻数 既刊3巻(2022年2月現在)
話数 15話(2022年2月現在)
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

概要 編集

2017年平成29年)4月3日、COMICフルールのツイッター公式アカウントにて連載が開始され[* 1]10月27日に第1巻が発売された[* 2]

2020年令和2年)1月17日、同年4月18日19日東京芸術センターの天空劇場に於いて朗読劇を開催することが発表された[* 3][注釈 1]。しかし3月13日新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、朗読劇の中止が決定された[* 4]

2022年(令和4年)12月9日からボイスコミックで配信が始まった[* 5]

2023年(令和5年)4月9日、2020年時に決まっていたキャストを一新し、朗読劇が京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンターにてようやく開催された[* 6]

あらすじ 編集

野原日乃は、高校入学すぐ、校門横の桜を見て涙する男子生徒を見かけるが、その男子生徒は、少し遅れて同じクラスに入学してきた一瀬大和であった。後ろの席になったことで日乃は大和と関わるようになるが、大和は自己紹介で「四季部」と黒板に書いて勧誘を行い、部活紹介で許可なく登壇するなど突飛な行動をとり、日乃は早々にツッコミ役となっていった。そんな中で四季部創設の危機を知った日乃は、創設に「付き合ってやる!」と豪語する。大和は、これを交際の提案と受け取り、日乃と大和の「四季部」の活動と「恋人」としての学生生活が始まっていく。

登場人物 編集

声の項はボイスコミック / 朗読劇の順。

主要人物 編集

野原日乃(のはら はるの)
声:下野紘[* 5] / 土田玲央[* 6]
高校一年生。四季部副部長。
桜和さくらわ中学校サッカー部ミッドフィルダー出身[1]。怪我のため引退。姉・兄がいる。
一瀬大和(ひとせ やまと)
声:古川慎[* 5] / 中島ヨシキ[* 6]
高校一年生。四季部部長。
帰国子女。母を病気で亡くして帰国した。
鳴子雷(なるこ あずま)
声:峯田大夢[* 5][* 6](ボイスコミック・朗読劇共通)
高校二年生。
中学時代のサッカー部の日乃の先輩で[2]、家も近所[3]。好きな季節は夏[4]
嵐谷千秋(あらしだに ちあき)
声:深町寿成[* 6](朗読劇のみ)
高校二年生。
日乃が憧れるサッカー部員。和菓子屋を営む家の息子[1]

友人たち 編集

小野寺(おのでら)
高校サッカー部。雷・千秋の友人。センター分け。
清水(しみず)
高校サッカー部。雷・千秋の友人。眼鏡を掛けている。

教師たち 編集

校長先生
声:前田雄[注釈 2]
活動で何かしたいとき、校内放送で許可を出すなど、四季部の活動に協力的。
担任
声:前田雄
日乃・大和のクラスの担任。教科は古文を担当している。スキンヘッド。

主要人物の家族 編集

日乃の姉
声:相坂優歌[注釈 3]
日乃のことを「はるちゃん」と呼んでいる。
大和の母
声:生田善子[注釈 4]
物語開始時、故人。高校一年生のとき見た校門横の桜の記憶を大和に語っている。

書誌情報 編集

  • ひのた『晴れのち四季部』KADOKAWA〈MFCジーンピクシブシリーズ〉、既刊3巻
    1. 2017年10月27日発売[* 2]ISBN 978-4-04-069309-5
    2. 2019年2月27日発売[* 7]ISBN 978-4-04-065357-0
    3. 2022年2月28日発売[* 8]ISBN 978-4-04-680982-7

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 野原日乃役を菊池勇成河西健吾、一瀬大和役を逢坂良太市川太一のWキャストで務め、鳴子雷役を仲村宗悟が務める予定であった[* 3]
  2. ^ 「ボイスコミック収録レポート」, p. 7。担任・そのほか先生・男子生徒役も務める。
  3. ^ 「ボイスコミック収録レポート」, p. 6。女子生徒役も務める。
  4. ^ 「ボイスコミック収録レポート」, p. 6。女子生徒役も務める。

出典 編集

  1. ^ a b 『晴れのち四季部』2巻, p. 28, 第7話〈先輩〉「自己紹介」.
  2. ^ 『晴れのち四季部』1巻, p. 44, 第3話〈梅雨〉「先輩」.
  3. ^ 『晴れのち四季部』3巻, p. 67, 第14話〈ツリー〉「旬のもの」.
  4. ^ 『晴れのち四季部』1巻, p. 48, 第3話〈梅雨〉「ロックオン再び」.

ウェブ出典 編集

  1. ^ COMICフルール [@MFfluercomic] (2017年4月5日). "【カラーで読めるBL4コマ】". 2023年9月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。X(旧Twitter)より2023年9月4日閲覧
  2. ^ a b 晴れのち四季部”. コミック新刊チェック. 漫画・コミック検索. 2023年9月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月4日閲覧。
  3. ^ a b “勘違いから始まる、青春ラブストーリー。新進気鋭のイラストレーター・ひのたが手掛ける、フルカラー4コマ漫画『晴れのち四季部』をWキャスト朗読劇化!”. PRTIMES. (2020年1月17日). オリジナルの2020年1月17日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200117152910/https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000006715.000007006.html 
  4. ^ 【READPIA】 [@roudoku_geki] (2020年3月13日). "【朗読劇晴れのち四季部公演中止のお知らせ】". 2023年9月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。X(旧Twitter)より2023年9月4日閲覧
  5. ^ a b c d “下野紘さん・古川慎さん・峯田大夢さんのキャストインタビューあり! BLボイスコミック『晴れのち四季部』配信情報!”. PRTIMES. (2022年12月2日). オリジナルの2022年12月2日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20221202064752/https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000011683.000007006.html 
  6. ^ a b c d e “大人気フルカラー4コマ『晴れのち四季部』朗読劇が、中島ヨシキ、土田玲央の出演で開催決定!!”. PRTIMES. (20023-02-20). オリジナルの2023年2月22日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20230222031404/https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000012168.000007006.html 
  7. ^ 晴れのち四季部 2”. コミック新刊チェック. 漫画・コミック検索. 2023年9月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月4日閲覧。
  8. ^ 晴れのち四季部 3”. コミック新刊チェック. 漫画・コミック検索. 2023年9月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月4日閲覧。

参考文献 編集

本編 編集

  • ひのた『晴れのち四季部』第1巻、KADOKAWA〈MFCジーンピクシブシリーズ〉、2017年。ISBN 978-4-04-069309-5 
  • ひのた『晴れのち四季部』第2巻、KADOKAWA〈MFCジーンピクシブシリーズ〉、2019年。ISBN 978-4-04-065357-0 
  • ひのた『晴れのち四季部』第3巻、KADOKAWA〈MFCジーンピクシブシリーズ〉、2022年。ISBN 978-4-04-680982-7 

付録 編集

外部リンク 編集