東京料金所

日本の神奈川県川崎市にある東名高速道路の本線料金所

東京料金所(とうきょうりょうきんじょ)は、神奈川県川崎市宮前区に所在する東名高速道路本線料金所である。構内には向ヶ丘バスストップ(むかいがおかバスストップ)が併設されている。同停留所についても本項で記す。

東京料金所
航空写真。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成 地図
所属路線 E1 東名高速道路
料金所番号 01-102(上り線)
01-101(下り線)
起点からの距離 6.7 km(東京IC起点)
東京IC (6.7 km)
(0.9 km) 東名川崎IC
供用開始日 1968年4月25日
通行台数 125,439台/日
所在地 216-0024
神奈川県川崎市宮前区南平台
北緯35度35分39.75秒 東経139度34分24.4秒 / 北緯35.5943750度 東経139.573444度 / 35.5943750; 139.573444座標: 北緯35度35分39.75秒 東経139度34分24.4秒 / 北緯35.5943750度 東経139.573444度 / 35.5943750; 139.573444
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概要 編集

東京インターチェンジ (IC) 付近にある「用賀料金所」(TB首都高速3号渋谷線)とは全く別の物である。東名高速から首都高速道路を利用して都心方面に向かう場合は、当料金所でこれまでの料金を支払い、用賀TBでは現金車のみ首都高速の料金を支払う(ETC車は入口通信[1]を行う)。

帰省ラッシュなどで混雑することが多いが、近年ではETCの普及に伴い減少している。下り方向(静岡名古屋方面)約1 km先に次の東名川崎ICがあり、当料金所出口付近に東名川崎ICの出口予告標識がある。

構内には向ヶ丘バスストップの他、神奈川県警察高速道路交通警察隊本部及びNEXCO中日本東京支社の川崎道路管制センター、コミュニケーション・プラザ川崎が置かれている。

高速道路ナンバリング標識が2017年平成29年)3月1日に神奈川県で初めて導入された[2]

尚、当TBの名称には「東京」が付いているが、実際の所在地は神奈川県である。

道路 編集

料金所 編集

ブース数:16

東京(世田谷)方面 編集

  • ブース数:9

静岡・名古屋方面 編集

  • ブース数:7
    • ETC専用:4
    • 一般:2
    • 閉鎖:1

静岡方面では通行券を受け取り、首都高速道路方面ではこれまでの料金を支払う。(ETCはノンストップで通行可能)

向ヶ丘バスストップ 編集

料金所の名古屋寄りに設置されたバスストップ。バス事業者では東名向ヶ丘(とうめいむかいがおか)という名称で案内している。

「向ヶ丘」の名は、当停留所が設置された当時の地名が大字向ヶ丘(むかいがおか)であったことによる。だが、1927年2002年に存在していた遊園地「向ヶ丘遊園」(むこうがおかゆうえん)および、その最寄り駅だった小田急小田原線向ヶ丘遊園駅の影響もあり、現在は後者の読み方がより定着しており、「むかいがおか」の読み方は一部で使われるのみとなっている。詳しくは向ヶ丘 (川崎市)#地名の由来を参照。

上下線とも小規模ながらトイレが設置されている。

停車路線 編集

周辺の一般路線停留所 編集

  • 北側:川崎市バス東急バス「東名向丘入口」(とうめいむかいがおかいりぐち)停留所(徒歩約3分、バス停に案内図あり)[3]
  • 南側:東急バス「グリーンハイツ西」停留所(徒歩約5分)

0時待ち問題 編集

2008年以降、ETCによる時間帯別割引が開始されてから、東京料金所直前の上りのBS付近に割引時間開始待ちの車両が不法駐車するケースが目立っており、路線バスがBSに入れない状況などが出てきている。この為、東名においては本料金所限定で深夜割引適用開始時間(ゲート通過時間)を通常の午前0時から1時間繰り上げるなどの措置が取られていたが、2014年4月1日以降は深夜割引制度の見直し等により再び午前0時以降の適用となっている。近年トラックの運送ドライバーがこの割引を受けるために時間調整をする点で、それにより主に港北PA海老名SAが時間調整するクルマで混雑して、特に大型車の駐車マス不足が全国で顕在化、溢れたクルマが本線上などで滞留することになるなど、「割引により逆にドライバーの負担となる不経済が生じているため、割引を見直すべき」といった意見が部会で出されている。問題の解決策として国土交通省道路局は案を打ち出している[4]

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E1 東名高速道路
(1) 東京IC - 東京TB/向ヶ丘BS - (3) 東名川崎IC

脚注 編集

  1. ^ 厳密な入口判定(料金計算基点)は用賀TB手前のフリーフローアンテナ通過時に行われる。
  2. ^ お知らせ-神奈川県内初の高速道路ナンバリング標識を設置します(東名高速 東京料金所)(NEXCO中日本)(2017年2月23日閲覧)
  3. ^ バス停マップ 東名向ヶ丘”. ジェイアールバス関東. 2022年11月27日閲覧。
  4. ^ 高速道路「深夜割引」見直しへ 割引目的で深夜0時前に溢れるトラック「逆に不経済」(乗りものニュース)(2021年9月17日閲覧)

関連項目 編集