柳田・横手第二工業団地

日本の秋田県横手市にある工業団地

柳田工業団地(やなぎだこうぎょうだんち)および横手第二工業団地(よこてだいにこうぎょうだんち)とは、秋田県横手市柳田に整備された工業団地。両工業団地は高架道路を挟んで隣接している。

工業団地の位置図

概要 編集

秋田自動車道湯沢横手道路東北中央自動車道)の接点である横手インターチェンジに近接する場所に整備されている。両工業団地はインターの南側に立地しており、約200メートル東側に国道13号が通っている。総面積は約66.2ヘクタール[1]。柳田は市が、横手第二は県が事業主体となって整備している。

造成・分譲を先に開始したのは柳田の方で、1992年(平成4年)に最初の企業が誘致された。2022年(令和4年)にはすべての区画が埋まり、第二もほぼすべての区画が埋まっているため、市は団地の拡張に着手している[2]。横手第二は、1997年(平成9年)12月に分譲を開始した[1]。しかし、不景気などが相まってなかなか分譲は進まず、最初の分譲が決まったのは2004年(平成16年)のことである[3]。その後は県や市の補助金制度の拡充などを行い、2014年(平成26年)までに6社を誘致した。2016年(平成28年)には自動車部品関連会社やコールセンターの誘致が進み、分譲率は50%を超えた[3]2023年(令和5年)1月時点での分譲率は95.5%となっている[4]

自動車関連企業の進出が目立っており、代表的な例としてはトヨタ自動車の関連会社である大橋鉄工や東海理化などが挙げられる[5][6]

立地企業・工場 編集

立地企業などについて一覧にする[1]

周辺 編集

アクセス 編集

  • E46 秋田自動車道 / E13 湯沢横手道路東北中央自動車道横手ICから南に2.5km、車で4分(経路案内
    • 横手IC方面から横手第二に直結するクリーンプラザよこてを通る道路があるが、それは施設内道路であり公道ではない上利用者以外の通り抜けは禁じられている[7]ため注意が必要。(該当区間
  •   奥羽本線 柳田駅から西に800m、徒歩で10分(経路案内

その他 編集

  • 「横手第二工業団地」に対して「横手工業団地」と呼ばれる工業団地が市内にある。横手工業団地は市街地北部に位置しており、日立Astemoの秋田工場などが立地する[8]

脚注 編集

  1. ^ a b c 工業団地パンフレット”. 横手市 (2022年10月18日). 2022年12月25日閲覧。
  2. ^ 柳田工業団地拡張へ 横手市、新たな企業立地に備え”. 秋田魁新報 (2022年1月29日). 2022年12月25日閲覧。ウェブアーカイブ
  3. ^ a b 社説:横手第2工業団地 企業誘致さらに加速を”. 秋田魁新報 (2019年6月12日). 2022年12月25日閲覧。
  4. ^ 市報よこて No.383”. 横手市 (2023年1月1日). 2023年1月1日閲覧。
  5. ^ 社会減と向き合う:大橋鉄工秋田 トヨタ役員が後押し”. 秋田魁新報 (2020年3月31日). 2022年12月25日閲覧。
  6. ^ 東海理化、秋田県横手市に新工場 25年生産開始”. 日本経済新聞 (2022年9月2日). 2022年12月25日閲覧。
  7. ^ 施設へのアクセス”. よこてEサービス. 2022年12月25日閲覧。
  8. ^ 横手工業団地”. 横手市 (2021年9月28日). 2022年12月25日閲覧。

外部リンク 編集

座標: 北緯39度16分25秒 東経140度32分44秒 / 北緯39.273606度 東経140.545433度 / 39.273606; 140.545433