楠木 正具(くすのき まさとも)は戦国時代の武将。楠木正忠の子。嫡孫に正盛(盛信)。

 
楠木正具
『太平記英雄伝』より『楠七郎左衛門正具』、歌川芳幾
時代 戦国時代
生誕 永正13年(1516年
死没 天正4年(1576年
墓所 大円山正覚寺(三重県四日市市楠町本郷319)
主君 北畠具教顕如
氏族 楠木氏
父母 父:楠木正忠
女(早逝)、女(村田盛邦正室)
養子:楠木正盛(血筋上の孫)
特記
事項
伝承では橘正実、楠一角正治らが正具の落胤
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北畠具教家臣。伊勢国治田城主。

伊勢侵略をもくろむ織田信長に激しく抗戦するが、その後形勢不利となった主君の具教は信長と和議を結んだ。

正具は伊勢を脱出し、顕如の元へと赴き、再び信長に戦いを挑んだ。本願寺内では武勇を買われ指導者を任されたと言われている。信長勢との長き戦いの末、1576年石山合戦のさなかに討死を遂げた。

関連作品 編集

小説
  • 智本光隆『神剣の守護者』学研パブリッシング 2013年