殺人鬼を飼う女』(さつじんきをかうおんな)は大石圭小説2010年11月25日角川ホラー文庫から発売された。2019年中田秀夫監督により映画化された[1]

殺人鬼を飼う女
著者 大石圭
発行日 2010年11月25日
発行元 KADOKAWA
ジャンル サスペンス
ホラー
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 文庫判
ページ数 400
公式サイト www.kadokawa.co.jp
コード ISBN 978-4-04-357222-9
ウィキポータル 文学
[ ウィキデータ項目を編集 ]
テンプレートを表示

あらすじ 編集

京子は美しきギャルソン、幼い頃義父から性的虐待を受け続けた過去により、複数の人格が潜んでいた。隣人が憧れの小説家と知り、恋心を抱き始める…。

映画 編集

殺人鬼を飼う女
監督 中田秀夫
脚本 吉田香織
原作 大石圭
製作 小林剛
永田芳弘
原公男
出演者 飛鳥凛
大島正華
松山愛里
中谷仁美
水橋研二
音楽 坂本秀一
制作会社 ツインズジャパン
製作会社 KADOKAWA
ハピネット
配給 KADOKAWA
公開 2019年4月12日
上映時間 82分
製作国   日本
言語 日本語
興行収入 300万円[2]
テンプレートを表示

2019年4月12日に公開。監督は中田秀夫R18+指定

KADOKAWAハピネットによる共同企画「ハイテンション・ムービー・プロジェクト」の第一弾として制作。キョウコを含む直美、ゆかり、ハルという別人格を別の女優が演じ、同一場面に登場し議論を交わす[1]など、原作を壊さず映像化に挑んだ意欲作。監督の中田は「エロス(恋愛)+サスペンス」をテーマに設定した[3]

キャスト 編集

キョウコ
演 ‐ 飛鳥凛
ビストロで働くギャルソン・櫻木京子の主人格。気が小さく人がいいが、母のいいなりとなっている。
直美
演 ‐ 大島正華
櫻木京子の人格のひとり。レズビアン。
ゆかり
演 ‐ 松山愛里
櫻木京子の人格のひとり。自由奔放なビッチで主人公に無断で切り替わる癖がある。
ハル
演 ‐ 中谷仁美
櫻木京子の人格のひとり。小学生の心を持ちぬいぐるみを抱く。
田島冬樹
演 ‐ 水橋研二
京子の隣人の小説家。虐待をテーマにした小説『私の中の私』を書いた。京子の人格の奇妙さに気づく。また、第五の人格も察知した。
櫻木友香里 
演 ‐ 根岸季衣
京子の実母。
店長
演 ‐ 浜田信也
京子の勤務先の店長。
峰岸亮太
演 ‐ 吉岡睦雄
実母のヒモ。通称:りょうちゃん。

スタッフ 編集

  • 監督:中田秀夫
  • 原作:大石圭『殺人鬼を飼う女』(角川ホラー文庫
  • 脚本:吉田香織
  • 音楽:坂本秀一
  • 製作:堀内大示、松井智
  • 企画:栗橋三木也、金井隆治
  • プロデューサー:小林剛、永田芳弘、原公男
  • ラインプロデューサー:及川義幸
  • 撮影:月永雄太
  • 照明:藤井勇
  • 録音:岩丸恒
  • 装飾:西渕浩祐
  • 編集:青野直子
  • 音響効果:柴崎憲治
  • VFXスーパーバイザー:立石勝
  • 音楽プロデューサー:菊地智敦
  • 助監督:佐伯竜一
  • 制作担当:馬渕敦史

脚注 編集

  1. ^ a b INC, SANKEI DIGITAL (2019年4月5日). “【シネマプレビュー】殺人鬼を飼う女”. 産経ニュース. 2019年10月20日閲覧。
  2. ^ 『キネマ旬報』2020年3月下旬特別号 59頁。
  3. ^ Inc, Natasha. “中田秀夫の最新作「殺人鬼を飼う女」4月公開、“ジャンル映画”生む新企画発足(コメントあり)”. 映画ナタリー. 2019年10月20日閲覧。

外部リンク 編集