海隣寺

千葉県佐倉市海隣寺町にある時宗の寺院

海隣寺(かいりんじ)は、千葉県佐倉市海隣寺町にある時宗寺院

海隣寺
所在地 千葉県佐倉市海隣寺町78番地
位置 北緯35度43分21.8秒 東経140度13分28.8秒 / 北緯35.722722度 東経140.224667度 / 35.722722; 140.224667座標: 北緯35度43分21.8秒 東経140度13分28.8秒 / 北緯35.722722度 東経140.224667度 / 35.722722; 140.224667
山号 千葉山
院号 深広院
宗旨 時宗
宗派 時宗当麻派
本尊 阿弥陀如来
開基 千葉勝胤
法人番号 8040005007277 ウィキデータを編集
海隣寺の位置(千葉県内)
海隣寺
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沿革 編集

千葉常胤が家臣を連れ、治承3年7月26日に海辺で月をみていたところ、海上に光り輝くものがあったので、網を打ってすくわせると、金色に輝く阿弥陀如来像が引き上げられた。この仏像を「海上月越如来」と名付け、文治3年、馬加(千葉市花見川区幕張町)に寺を建立し、本尊として安置した[1]

その後、千葉家の内紛に伴い、寺は馬加から酒々井を経て、千葉親胤によって現在地の佐倉に移された。当麻無量光寺の有力な末寺であり、当寺住職から無量光寺の他阿上人になる例もあった[2]

また寺から取ってこの地の地名は海隣寺町となっている。

中世石塔群 編集

千葉一族の保護が厚かったため、境内に墓所が設けられた[3]現在は隣接する佐倉市役所の一角になっている。市指定史跡

境内 編集

  • 熊野権現 - 一遍が信仰したため、全国の時宗寺院に見られる。本寺の無量光寺境内にもある

交通アクセス 編集

京成電鉄京成本線京成佐倉駅より徒歩約10分、または東日本旅客鉄道総武本線成田線佐倉駅より徒歩約20分

脚注 編集

  1. ^ 佐倉市の文化財―寺院
  2. ^ 座間美都治『当麻山の歴史』当麻山無量光寺、1974年
  3. ^ 佐倉市の文化財―史跡(2)
  4. ^ 『神奈川県史』資料編3古代・中世〔3下〕

外部リンク 編集