滑稽列伝(こっけいれつでん)は、『史記』の列伝の一つで、為政者を巧みな弁舌で諌めた3人、威王代の淳于髠(じゅんうこん)、荘王代の優孟(ゆうもう)、始皇帝代の優旃(ゆうせん)の伝記を含む。

太史公は、「世俗に流されず、威勢や利得を争わず、上にも下にも拘泥することなく、それで人も害を受けない。よって、その道が広く行き渡った。そのゆえに『滑稽列伝第六十六』を作った」と述べている。

現行本の『史記』には、褚小孫による付記として、武帝代の郭舎人東方朔、再び淳于髠、漢の武帝代の王先生、文侯代の西門豹の伝が続いている。

関連項目 編集

現代語訳 編集

参考文献 編集