無動無言症(むどうむごんしょう、: akinetic mutism)は、遅延性意識障害の一種である。睡眠覚醒があり、外見的には意識があるようにみえるが、自発的な運動や発語がなく、知的活動がない状態である。痛覚刺激に対して手足を引っ込める、刺激を取り除こうとするような動きをする、口に食べ物を入れると嚥下する[1]頭部外傷などで、橋や中脳、視床の上行性網様体賦活系の部分的な障害で生じる[1]

無動無言症
概要
診療科 神経学
分類および外部参照情報
ICD-10 R41.8

脚注 編集

注釈 編集

出典 編集

  1. ^ a b 標準言語聴覚障害学 失語症学 第3版 藤田郁代監修 藤田郁代ら編集 「失語症の症状」 小野久里子 医学書院 (2021)

関連項目 編集

参考文献 編集

  • 標準言語聴覚障害学 失語症学 第3版 藤田郁代監修 藤田郁代ら編集 医学書院 (2021)

外部リンク 編集