白山神社 (土佐清水市)

高知県土佐清水市にある神社

白山神社(はくさんじんじゃ)は、高知県土佐清水市足摺岬に鎮座する神社四国八十八箇所第三十八番札所金剛福寺の奥の院である白皇権現(しらおうごんげん)を合祀する。

白山神社

拝殿
所在地 高知県土佐清水市足摺岬1351-3
位置 北緯32度43分29.7秒 東経133度0分54秒 / 北緯32.724917度 東経133.01500度 / 32.724917; 133.01500 (白山神社)座標: 北緯32度43分29.7秒 東経133度0分54秒 / 北緯32.724917度 東経133.01500度 / 32.724917; 133.01500 (白山神社)
主祭神 伊邪那岐命、伊邪那美命
社格 旧郷社
創建 伝・弘仁13年(822年
本殿の様式 一間社流造瓦葺
例祭 6月18日
地図
白山神社の位置(高知県内)
白山神社
白山神社
白山神社 (高知県)
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祭神 編集

伊邪那岐命伊邪那美命を祀る。

由緒 編集

白山権現と称し、加賀国白山比咩神社を勧進し白山洞門の頂上に祀られていた。金剛福寺の守護神の一つで、土佐藩山内氏が崇敬し、藩主が社殿の修復に関わったとの記述が金剛福寺の棟札に伝わっている。

大正5年(1916年)に白皇山上にあった白皇権現(後述)と合祀され現在地に遷座した。以後、足摺岬集落の氏神となっている。

白山本宮 編集

現在も旧鎮座地に白山本宮として祠が祀られる。旧地への参道の上部は岩場となっており、手摺や鎖場が設けられていないために遊歩道脇にある鳥居より遙拝するよう呼びかけられている。

白皇権現 編集

元来は金剛福寺が創建されたとされる平安時代初期の弘仁13年(822年)に、白皇山真言修験寺として創建された。現在地の北方にある白皇山(標高433m)の山上にあって、白皇権現を本尊として祀っていた。明治初期の神仏分離令により廃寺となり、佐田山神社と称した。

文化財 編集

(件名後の括弧内は指定の種別と年月日)

  • 木像狛犬(土佐清水市有形文化財(彫刻)、昭和39年7月15日)[1]
  • 船金庫(土佐清水市有形文化財(考古資料)、昭和39年7月15日)[2]

脚注 編集

参考文献 編集

  • 高知県高等学校教育研究会歴史部会 編 『高知県の歴史散歩』 山川出版社/刊 2006年 272ページ
  • 宮崎建樹 著 『四国遍路ひとり歩き同行二人』地図編 へんろみち保存協力会/刊 2010年(第9版)
  • 同 解説編 2007年(第7版)
  • 現地説明板