県犬養 大麻呂(あがたいぬかい の おおまろ、生没年不詳)は、奈良時代の貴族。名は大万呂とも記される[1]。姓は連のち宿禰。遣耽羅大使・県犬養手繦の孫とする系図がある[2]。官位は大初位下・隠岐目。
聖武朝の神亀4年(727年)県犬養橘三千代の朝廷への申請により、大麻呂は一族の五百依・安麻呂・小山守らとともに連から宿禰に改姓する。天平5年(733年)大初位下・隠岐目の官位にあった(天平四年度隠岐国正税帳の継目裏書)。
注記のないものは『続日本紀』による。